シビックが並ならぶホンダのブースで「スポーツ」というDNAを感かんじる…オートモビルカウンシル2024

4月がつ12～14日にちの3日間にちかん、幕張まくはりメッセで開催かいさいされている『AUTOMOBILE COUNCIL 2024』（オートモビルカウンシル2024）。ホンダのブースには、懐なつかしの初代しょだいシビック、3代目だいめシビック、そしてプロトタイプの最新さいしんシビックの3台だいが並ならんでいた。

1975年ねんに登場とうじょうした初代しょだい『シビック』は、今回こんかい「RS」グレードを展示てんじ。ベースグレードより馬力ばりきをアップし、ミッションも5速そくが採用さいようされるなど、走はしりにこだわったRSの原点げんてんとも言いえるモデルだ。今回こんかいシビックの展示てんじにどのような思おもいがあるのか、商品しょうひんブランド部ぶ 宣伝せんでん・広報こうほう課かの田島たじま祐ゆう太朗たろう氏しにお話はなしをうかがった。

まずシビックの展示てんじについて聞きいてみたところ、シビックの展示てんじをしたかったということではなく、『スポーツの原点げんてん』、『ホンダの歴史れきしの流ながれ』といったフィロソフィーをブースのコンセプトとして考かんがえたとのこと。

「実際じっさいにスポーツと銘打めいうった冠かんむりが付ついたモデルではなくても、ベース車両しゃりょうの市販しはん車しゃがあって、市販しはん車しゃを改造かいぞうしてスポーツモデルになっているなど、「スポーツの意思いし」、「スポーツのDNA」が連つらなっている事ことをお見みせしたい。そして今後こんご登場とうじょう予定よていのシビックRS（プロトタイプ）まで繋つながる、スポーツをつねに受うけ継ついでいるというところを打うち出だしたいと考かんがえた」と語かたってくれた。

ホンダの得意とくい分野ぶんやとするスポーツ性能せいのうは、レースで培つちかわれたものも多おおく、今回こんかい展示てんじされている3代目だいめシビックもそのひとつ。1985年ねんには、全日本ぜんにほんツーリングカー選手権せんしゅけんの最小さいしょう排気はいき量りょうクラスで総合そうごう1位いを獲得かくとくする。これにより大衆たいしゅう車しゃでありながらスポーツ車しゃとしてのポテンシャルを持もっているといった印象いんしょうを広ひろく知しらしめた。

◆レーシングカーなど候補こうほもあったがお客様きゃくさまを第だい一いちに考かんがえた選択せんたく
シビック以外いがいの候補こうほ車しゃがあったかについて聞きいてみたところ、「やはり今回こんかいはスポーツといった部分ぶぶんをお見みせしたいというところもあり、もちろんF1だったり、『NSX』のレーシングカーなどで見みせるスポーツも考かんがえた。ですがF1に関かんしては別べつの場所ばしょに展示てんじされていることもありますし、我々われわれとしてはやはり、お客様きゃくさまにお届とどけできる車くるまでスポーツを感かんじていただくということを第だい一いちに考かんがえ、市販しはん車しゃをメインとしたスポーツの普及ふきゅうに取とり組くんでいこうと考かんがえ、シビックを選択せんたくした」とのことだった。

◆MTモデル発売はつばいの要望ようぼうは販売はんばい店てんではよく聞きかれる
シビックRS（プロトタイプ）はMTモデルが予定よていされているが、お客様きゃくさまからMTモデル発売はつばいの要望ようぼうが多おおいのか聞きいてみたところ、田島たじま氏しは販売はんばい店てんへ出向しゅっこうしていた時期じきがあり、その際さいにはやはり車くるま好すきの方ほうはMTモデル発売はつばいの要望ようぼうが多おおかったとのこと。今回こんかいのシビックRS（プロトタイプ）がお客様きゃくさまの要望ようぼうによって実現じつげんしているかはわからないとしながらも、ホンダがスポーツのDNAを引ひき継つぐにはやはりMTモデルは必須ひっすと考かんがえているのは間違まちがいないように思おもえた。