三回忌を目前にして…
日本中が衝撃を受けたあの日から、まもなく丸2年が経とうとしている。
'20年9月27日未明、竹内結子さんは40歳の若さで自ら命を絶った。
紛れもなくトップ女優だった彼女は、夫である俳優・中林大樹氏(37歳)と当時まだ14歳だった長男、生後8ヵ月の次男と自宅で夕食を楽しんだ後、一人で寝室に行って死を選んだ。
三回忌を目前にして、家族は今何を想うのか。
埼玉県内のマンションに住む実父・Aさんを訪ねた。Aさんは竹内さんが設立した個人事務所の取締役を'07年から務めている。本誌はエントランスから現れたAさんに突然の取材を詫びながら、声をかけた。
ーーもうすぐ三回忌を迎えます。あらためてお話を伺えないでしょうか?
竹内さんに似た端正な顔立ちのAさんは驚いた様子もなく、無言のまま力のない目でこちらをじっと見つめる。
すると、Aさんは胸の前で静かに両手を合わせ、ゆっくりと頭を下げた。3秒後、こちらを見ることなく、歩き去った。
〈娘の死については何年経っても何も語らない〉
そんな強い意志を感じざるをえなかった。
竹内さんは遺書も残さず、遺体を発見した中林氏は四十九日や一周忌を終えても一切のコメントを発表していない。
「今年も『偲ぶ会』が開催される予定はありません。お墓についても、中林家での自宅供養が続いているそうです」(スポーツ紙芸能担当記者)