見知みしらぬ人ひとの家いえが燃もえている！　通とおりかかった男性だんせいがとった驚おどろきの行動こうどうとは？

アメリカで、火事かじになった家いえから見知みしらぬ人ひとがペットを救出きゅうしゅつする、という出来事できごとがありました。

カリフォルニア州しゅうの住宅じゅうたく街がいでジョギングをしていたポール・マーフィーさんは、通とおりかかった家いえから煙けむりが出でているのに気きが付つきました。

そう思おもったポールさんは、その家いえの玄関げんかんへ行いってドアベルを押おすと、「現在げんざい、応答おうとうできません」という自動じどう音声おんせいが流ながれます。

しかし次つぎの瞬間しゅんかん、その家いえに住すむコートニー・ポリートさんが「はい」と返事へんじをしたのです。

ポールさんは「あの、あなたの家いえの屋根やねから煙けむりが出でているのですが…」と伝つたえます。

コートニーさんはそれを聞きいてパニックに！しかしすぐに気きを取とり直なおして、彼かれにこういいます。

この時とき、コートニーさんと家族かぞくは全員ぜんいん不在ふざいでした。しかし、家いえの中なかには２匹ひきの犬いぬとウサギ、そして猫ねこがいたのです。

彼女かのじょはすぐにドアのロックを解除かいじょする暗証あんしょう番号ばんごうをポールさんに告つげて、ポールさんは家いえに入はいります。

そして彼かれは、ペットたち全員ぜんいんを無事ぶじに連つれ出だしたのです。

海外かいがいメディア『NBC BAY AREA』によると、ガレージから出火しゅっかし、火ひの手てが家いえに移うつる前まえに消防しょうぼう隊員たいいんによって消火しょうかされたといいます。

見みず知しらずの人ひとが大切たいせつなペットを救出きゅうしゅつしてくれたわけですから、コートニーさんはさぞかし感謝かんしゃしていたはず。

ところがポールさんは、コートニーさんたちが彼かれの名前なまえを聞きく前まえに、さっさと立たち去さってしまったのだとか！

この出来事できごとによって、ポールさんは『謙虚けんきょなヒーロー』として話題わだいになり、称賛しょうさんの声こえが上あがりました。

海外かいがいメディア『KSBW』によると、消防しょうぼう士しの到着とうちゃくがあと１０分ふん遅おくれていたら、家いえは全焼ぜんしょうしていたと思おもわれるそうです。

コートニーさんはポールさんの名前なまえが分わかる前まえ、『KSBW』の取材しゅざいに「彼かれに、私わたしたちがどれほど感謝かんしゃしているかを知しってもらいたいです。もしペットたちを失うしなっていたら、私わたしたち家族かぞくは悲かなしみに打うちひしがれていたことでしょう」と語かたっています。

知しらない人ひとの家いえから煙けむりが出でているのを見みて、わざわざ住人じゅうにんに知しらせようとしただけでなく、自みずからの命いのちの危険きけんをかえりみず、ためらうことなくペットを助たすけに行いくなんて、なかなかできることではないはずです。

誰だれもがポールさんのような行動こうどうができたら、この世界せかいはよりよい場所ばしょになるような気きがします。

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[文ぶん・構成こうせい／grape編集へんしゅう部ぶ]