利用りよう者しゃの少すくないロろーカル線かるせん　目めにした貼はり紙がみに「朝あさから泣ないた」「素敵すてきすぎる」

卒業そつぎょうは、これまでの努力どりょくをたたえると同時どうじに、新あらたな人生じんせいの旅立たびだちに向むけて、心しんを新あらたにする大おおきなイベント。

人ひとによっては、親したしい人ひとたちと別わかれ、まったく異ことなる地ちで新しん生活せいかつを送おくらなくてはなりません。卒業そつぎょうを前まえにして、期待きたいだけでなく不安ふあんを抱だいている人ひとも、少すくなくないはずです。

卒業そつぎょうシーズンに、駅員えきいんが掲かかげた『応援おうえんメッセージ』

２０２４年ねん２月がつ２１日にち、mumin papa（@OxcH2OsSotFyC1l）さんは、心しんをぐっとつかまれた光景こうけいをX（Twitter）に投稿とうこうしました。

撮影さつえい場所ばしょは、島根しまね県けんと広島ひろしま県けん北部ほくぶを結むすぶ、JR西日本にしにほんの木次きすき（きすき）線せんの、木次きすき駅えき。

長ながい歴史れきしを誇ほこる木次線きすきせんですが、利用りよう者しゃの減少げんしょうや車両しゃりょうの老朽ろうきゅう化かなどによって、廃はい線せんの噂うわさが絶たえません。しかし、投稿とうこう者しゃさんはこの日ひ、強つよく「この路線ろせんはなくなってほしくない」と思おもったといいます。

投稿とうこう者しゃさんが木次きすき駅えきで目めにしたのは、人ひとの温あたたかさが詰つまった貼はり紙がみでした。

自虐じぎゃくやユーモアを交まじえながら、『明あかるい未来みらい』への案内あんないをつづった、木次きすき駅えきの駅員えきいん。

貼はり紙がみに手書てがきでつづられたのは、これから人生じんせいの大おおきな分岐ぶんき点てんにいたる、卒業生そつぎょうせいへのメッセージでした。

前述ぜんじゅつしたように木次線きすきせんは、利用りよう者しゃが減少げんしょうしていることで知しられています。しかし、少すくない乗客じょうきゃくの中なかには木次線きすきせんを利用りようし、数すう年ねんもの間あいだ、学校がっこうに通かよっていた人ひともいるはずです。

そういった人ひとたちに向むけて、駅員えきいんは感謝かんしゃの気持きもちを送おくりたかったのでしょう。手書てがきのメッセージからは、深ふかい感謝かんしゃと応援おうえんの気持きもちが伝つたわってきます。

その温あたたかさに、多おおくの人ひとが称賛しょうさんの声こえを送おくりました。

桜さくらが咲さき始はじめる中なか、新あらたな『列車れっしゃ』に乗のり、未来みらいに向むけて出発しゅっぱつした卒業生そつぎょうせいたち。

向むかう先さきは、木次線きすきせんの駅員えきいんがいうように、光ひかりに満みちた温あたたかなものであることでしょう！

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[文ぶん・構成こうせい／grape編集へんしゅう部ぶ]