桃太郎ももたろうの桃ももは、誰だれが流ながした？　新しん解釈かいしゃくで描えがいた漫画まんがに「これは面白おもしろい！」「すべてのつじつまが合あうな…」

数かずある昔話むかしばなしの中なかでも、もっとも有名ゆうめいな作品さくひんといえば多おおくの人ひとが『桃太郎ももたろう』を思おもい浮うかべるでしょう。

老ろう夫婦ふうふに拾ひろわれた大おおきな桃ももから生うまれ『桃太郎ももたろう』と名付なづけられた少年しょうねんが、やがて犬いぬ・サル・キジを連つれて鬼おに退治たいじに向むかうという物語ものがたり。

知名度ちめいどの高たかさから、さまざまなもののモチーフになるなど、現代げんだいでも愛あいされ続つづけています。

『新説しんせつ・桃太郎ももたろう』

物語ものがたりとして長ながく語かたり継つがれている『桃太郎ももたろう』ですが、こんなことが気きになった人ひとはいないでしょうか。

そんな疑問ぎもんと向むき合あい、「実じつはこういう話はなしだったんじゃないか」と新説しんせつを唱となえたのは、漫画まんが家かの、おのでら（@onoderasan001）さん。

物語ものがたりの裏側うらがわを考かんがえ抜ぬいて制作せいさくした『新説しんせつ・桃太郎ももたろう』をX（Twitter）に投稿とうこうしました。

おじいさんは、山やまでひっそりと暮くらしていた女性じょせいの鬼おにと体からだの関係かんけいを持もち、やがて子供こどもが生うまれます。

「鬼おにと人間にんげんの間あいだにできた子こは、周囲しゅういに忌いみ嫌きらわれてしまう」と危惧きぐ（きぐ）した２人ふたりは、鬼おにの里さとに伝つたわるという大おおきな桃ももに子供こどもを入いれて、川かわに流ながすことにしました。

しかし、運命うんめいのいたずらか、おじいさんの考かんがえの至いたらなさからか、川かわに洗濯せんたくに行いったおばあさんが桃ももを持もち帰かえってしまったのです！

真実しんじつを隠かくしながら桃太郎ももたろうを育そだてたおじいさんは、「鬼ヶ島おにがしまに旅立たびだつ」という我わが子この言葉ことばに、安堵あんどと罪悪ざいあく感かんを抱いだきます。

鬼おにの力ちからで動物どうぶつとも意思いし疎通そつうができる桃太郎ももたろうは、きびだんごと引ひき換かえに、犬いぬ・サル・キジをお伴ともにし、鬼ヶ島おにがしまへ向むかうのですが…。