「送おくるのも受うけ取とるのも許ゆるせない」　ハムメディアが怒いかりの声こえ

最近さいきん、ハムスターをゆうパックや宅配たくはい便びんで送おくることが問題もんだい視しされています。

ハムスターを生いきたままパッケージングして、荷物にもつのように送おくるという行為こういは、決けっして許ゆるされることではありません。

本件ほんけんをいち早はやく指摘してきし、注意ちゅうい喚起かんきを行おこなっている保護ほご団体だんたい『一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん ハムメディア』（以下いか、ハムメディア）に話はなしをうかがいました。

ハムスターを荷物にもつとして送おくってはいけない

ハムメディアによると、「ハムスターを送おくる人ひとがもちろん悪わるいのですが、受うけ取とる人ひともよくありません」とのこと。

そもそも本件ほんけんは、ネット上じょうで「ハムスターをゆうパックで送おくります」という書かき込こみを見みつけたことで、「そういうことをする人ひとがいるのか」と気付きづいたそうです。

事態じたいに気付きづいたハムメディアは、このように指摘してきします。

以下いかがハムメディアの注意ちゅうい喚起かんきです。

ハムスターは繁殖はんしょく意欲いよくがおうせいな種しゅで、飼かっている人ひとが繁殖はんしょくさせないことを強つよく意識いしきしないと、想像そうぞうよりもたくさん増ふえてしまいます。

増ふえすぎて飼かえない場合ばあい、里親さとおやに出だすことになりますが、「命いのちを大事だいじにする」という点てんに留意りゅういしなければなりません。

生いきたままゆうパックで送おくるという手段しゅだんを取とると、荷物にもつとして扱あつかわれ、最悪さいあく、死しに至いたる可能かのう性せいもあるのです。

哺乳類ほにゅうるいはゆうパックで送おくれない

そもそもゆうパックで哺乳類ほにゅうるいを輸送ゆそうすることはNG。日本にっぽん郵便ゆうびん株式会社かぶしきがいしゃ（以下いか、日本にっぽん郵便ゆうびん）は「哺乳類ほにゅうるいはゆうパックで送おくることはできません」と明示めいじしています。

詳くわしい条件じょうけんについては、日本にっぽん郵便ゆうびんのウェブサイトを確認かくにんしてください。

また、ヤマトホームコンビニエンス株式会社かぶしきがいしゃ（通称つうしょう：クロネコヤマト）は、専門せんもん会社かいしゃとの提携ていけいサービスとして、犬いぬ・猫ねこなどのペットを輸送ゆそうしています。

つまり、ゆうパックや宅配たくはい便びんで生いきたハムスターを普通ふつうの荷物にもつに偽装ぎそうして輸送ゆそうすることはルール違反いはんなのです。

動物どうぶつを守まもるための法律ほうりつになるべき

ハムメディアは「法的ほうてきな規定きていがもっとペットを保護ほごする方向ほうこうになるべき」といいます。

日本にっぽんにも愛玩あいがん動物どうぶつを大事だいじにするための『動物どうぶつ愛護あいご管理かんり法ほう』があり、直近ちょっきんでは２０２２年ねんに改正かいせいされ、よりペットに優やさしい内容ないようになりました。

例たとえば、ペットショップで販売はんばいされる犬いぬや猫ねこのケージは『個々ここの動物どうぶつに適切てきせつな広ひろさや空間くうかんの確保かくほ』を行おこなうようにと規定きていしています。

環境省かんきょうしょうの規定きていによると、以下いかが広ひろさの基準きじゅんとなります。

しかし、これで十分じゅうぶんといえるかどうか、異論いろんがある人ひともいるかもしれません。

ハムメディアはこのような見解けんかいを述のべました。

例たとえば、ハムスターは本来ほんらいとても走はしり回まわる生物せいぶつ種しゅなのだとか。狭せまい空間くうかんに閉とじ込こめておくのは、ハムスターにとっていい生育せいいく環境かんきょうとはいえません。

犬いぬと猫ねこに限かぎらず、ペットが安心あんしんして人間にんげんとともに長ながく生いきられるよう、法律ほうりつの規定きていがより厳格げんかくになることを願ねがわずにいられません。

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[文ぶん／高橋たかはしモータース＠ｄｃｐ・構成こうせい／grape編集へんしゅう部ぶ]