「山やまは自己じこ責任せきにん！！」山中さんちゅうで見みつけた貼はり紙がみ　強つよい口調くちょうでこう書かかれていた

廃はい道どうを中心ちゅうしんに全国ぜんこくを冒険ぼうけんしており、『日本にっぽんの道路どうろ１２０万まんキロ』などの本ほんを出版しゅっぱんしている平沼ひらぬま義之よしゆき（@yokkiren）さん。

秩父ちちぶのとある山中さんちゅうを探索たんさくしていると、木きにくくりつけられた１枚まいの貼はり紙がみを目めにしました。

「山やまは自己じこ責任せきにん！！！！！」強つよい口調くちょうで書かかれた貼はり紙がみ

貼はり紙がみにつづられていたのは、登山とざんについての注意ちゅうい喚起かんき。

「文句もんくがある奴やつは山やまに登のぼるな！」「山やまに登のぼる資格しかくなし」といった強つよい口調くちょうで書かかれていますが、これは「遭難そうなん者しゃを出だしたくない」という思おもいやりからでしょう。

こういった理由りゆうで、遭難そうなんしてしまう人ひとは多おおくいます。特とくに、大型おおがた連休れんきゅうは山岳さんがく遭難そうなんが多おおいため、警察けいさつも毎回まいかい注意ちゅういを呼よびかけています。

もちろん観光かんこう客きゃくだけではなく、登山とざんに慣なれている人ひとですら遭難そうなんする可能かのう性せいがあります。山やまでは何なにが起おこるか分わからないのですから。

警視庁けいしちょうの『平成へいせい２７年ねんにおける山岳さんがく遭難そうなんの概況がいきょう』によると、２０１６年ねんの山岳さんがく遭難そうなん者しゃは３０４３人にん。発生はっせい件数けんすうや遭難そうなん者しゃ、死者ししゃ・行方ゆくえ不明ふめい者しゃは、統計とうけいの残のこる昭和しょうわ３６年ねん以降いこうで最もっとも高たかい数値すうちとなったそうです。

ここ数すう年ねんの『登山とざんブーム』で、登山とざん者しゃは年々ねんねん増ふえています。ですが、山やまは素敵すてきな場所ばしょであると同時どうじに、危険きけんな場所ばしょでもあることを忘わすれてはなりません。

もしあなたが山やまに登のぼる際さいは、この貼はり紙がみに書かかれた言葉ことばを受うけ止とめ、しっかりと準備じゅんびをしてください。

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[文ぶん・構成こうせい／grape編集へんしゅう部ぶ]