3人にんに1人ひとりが『仕事しごとと不ふ妊にん治療ちりょうの両立りょうりつ』に悩なやみ…約やく2割わりが『不ふ妊にん退職たいしょく』も 提供ていきょう:メルクバイオファーマ株式会社かぶしきがいしゃ By - grape編集へんしゅう部ぶ 公開こうかい:2020-11-18 更新こうしん:2020-12-02 夫婦ふうふ妊娠にんしん結婚けっこん Share Post LINE はてな ※写真しゃしんはイメージ 日本にっぽんで起おこる深刻しんこくな社会しゃかい問題もんだいの1ひとつである、『少子化しょうしか』。 そこには、仕事しごとと子育こそだてを両立りょうりつできる環境かんきょう整備せいびの遅おくれや高学歴こうがくれき化か、結婚けっこん・出産しゅっさんに対たいする価値かち観かんの変化へんか、子育こそだてに対たいする負担ふたん感かんおよび経済けいざい的てき不安定ふあんていの増大ぞうだいなど、さまざまな要因よういんが絡からみ合あっています。(※1) その一方いっぽうで、少子化しょうしか対策たいさくの担にない手てとなる20~40代だいの日本人にっぽんじん男女だんじょの半数はんすうが「いつかは子供こどもを授さずかりたい」と考かんがえているという一いち面めんも。(※2) 図ず:将来しょうらい、子供こどもを授さずかりたいか? 製薬せいやく会社かいしゃのメルクバイオファーマは、『第だい4回かい 妊にん活かつ®および不ふ妊にん治療ちりょうに関かんする意識いしきと実態じったい調査ちょうさ』(※2)を実施じっし。 全国ぜんこくの20~40代だいの男女だんじょ3万まん人にんを対象たいしょうにした事前じぜん調査ちょうさで、将来しょうらい子供こどもを希望きぼうする人ひとに、子供こどもを授さずかるのに理想りそう的てきな年齢ねんれいを聞きくと、約やく3人にんに2人ふたりが「25~29歳さい」と回答かいとうする一方いっぽうで、 実際じっさいの初産しょさんは30代だい以降いこうが約やく4割わりと、理想りそうと現実げんじつにギャップがあることが分わかりました。 さらに、不ふ妊にんに悩なやんだ経験けいけんを聞きくと、全体ぜんたいの5人にんに1人ひとりが不ふ妊にんに悩なやんだ経験けいけんがあることが分わかりました。 不ふ妊にんの悩なやみは、男性だんせい(19.4%)より女性じょせい(26.1%)に多おおく、女性じょせいの約やく4人にんに1人にんは不ふ妊にんで悩なやんだ経験けいけんがあります。 また、 年代ねんだい別べつに見みると、男女だんじょともに30代だいが高たかく、30代だい女性じょせいでは約やく3人にんに1人にん(32.9%)、30代だい男性だんせいでは約やく4人にんに1人にん(23.1%)が不ふ妊にんの悩なやみを経験けいけんしています。 WHO(世界せかい保健ほけん機関きかん)によれば、不ふ妊にんの約やく半数はんすうは男性だんせいに原因げんいんがあるとされており、検査けんさをしても原因げんいんが分わからないこともあります。(※3) 経済けいざい的てきにも負担ふたんが大おおきい不ふ妊にん治療ちりょう 本ほん項目こうもくは全すべて(※2)より引用いんよう さらに、自身じしんやパートナーが不ふ妊にん治療ちりょうを経験けいけんした、または経験けいけんしている20~40代だいの男女だんじょ300人にんを対象たいしょうに、不ふ妊にん治療ちりょうに関かかわる経済けいざい的てきな負担ふたんに関かんする本ほん調査ちょうさを実施じっし。 まず、不ふ妊にん治療ちりょうに関かんする経済けいざい的てき負担ふたんについて聞きくと、全体ぜんたいの89%がなんらかの経済けいざい的てき負担ふたんを感かんじていることが分わかりました。 図ず:不ふ妊にん治療ちりょうに関かんして経済けいざい的てき負担ふたんとなるもの(複数ふくすう回答かいとう) 不ふ妊にん治療ちりょうに関かんして経済けいざい的てきな負担ふたんとなるものを聞きくと、全ぜん12項目こうもくのうち1位いが「治療ちりょう費ひ」(74.3%)、次ついで「薬剤やくざい費ひ」(49.3%)、「通院つういんのための交通こうつう費ひ・ガソリン費ひ」(29%)、「サプリメント」(22%)や「漢方かんぽう」(17.7%)と続つづきます。 現在げんざい、不ふ妊にん治療ちりょうでかかる費用ひようの多おおくが保険ほけん適用てきよう外がいです。患者かんじゃはいつ妊娠にんしんできるかゴールが見みえないまま、治療ちりょう費ひを支払しはらい続つづけなければなりません。 ※写真しゃしんはイメージ 不ふ妊にん治療ちりょうでかかった治療ちりょう費ひの金額きんがくについて聞きくと、平均へいきんで総額そうがく約やく130万まん円えんにのぼります。また、そのほか不妊ふにん治療ちりょうのためにかかった二に次じ的てき出費しゅっぴは総額そうがく約やく236万まん円えん*、交通こうつう費ひ・ガソリン費ひは月々つきづき約やく2.2万まん円えんかかる人ひとも。妊娠にんしんできるまで時間じかんがかかれば、さらに金額きんがくも膨ふくれ上あがります。*調査ちょうさで、「二に次じ的てき出費しゅっぴについて負担ふたんと感かんじる」と回答かいとうした人ひとたちが回答かいとうした平均へいきん金額きんがく そのため、6割わり強きょうの人ひとが経済けいざい的てきな理由りゆうで治療ちりょうを諦あきらめたり、一時いちじやめたり遅おくらせたり、迷まよったりした経験けいけんがあると答こたえました。 さらに、約やく3人にんに1人にんは「仕事しごととの両立りょうりつ」(35%)に悩なやんでいるという結果けっかに。不ふ妊にん治療ちりょう経験けいけん者しゃの約やく4人にんに1人にんは、通院つういんのために週しゅう1日にち以上いじょう、有給ゆうきゅう休暇きゅうかを使つかって不ふ妊にん治療ちりょうをしていることも分わかりました。 また、厚労省こうろうしょうの調査ちょうさでは、不ふ妊にん治療ちりょうをしている(または、予定よていしている)人にんのうち、「職場しょくばへは一切いっさい伝つたえていない(または、伝つたえない予定よてい)」とした人ひとがもっとも多おおく、「職場しょくばではオープンにしている(または、オープンにする予定よてい)」とした人ひとは、その8分ぶんの1程度ていどにとどまっています。 職場しょくばでオープンにしていない理由りゆうとして、「伝つたえなくても支障ししょうがないから」とした人ひともいたものの、職場しょくばで不ふ妊にん治療ちりょうしていることを受うけ入いれられる風土ふうどが十分じゅうぶんに醸成じょうせいされていないことが示唆しさされ、職場しょくば内ないでの不ふ妊にん治療ちりょうに対たいする理解りかいや休暇きゅうか制度せいどを活用かつようしやすい環境かんきょうづくりが望のぞまれます。(※4) ※写真しゃしんはイメージ 仕事しごとを休やすむだけでなく、不ふ妊にん治療ちりょうのために退職たいしょくしたり、仕事しごと内容ないようを変かえたりするケースもあります。 不ふ妊にん治療ちりょう中ちゅうに働はたらいていた人ひとに、不ふ妊にん治療ちりょうのために自身じしんやパートナーが退職たいしょくや異動いどうをしたことはあるかと聞きくと、17.9%が「退職たいしょくして専業せんぎょう主婦しゅふ・主夫しゅふになった」と回答かいとう。「転職てんしょく」や「異動いどう」を加くわえると、不ふ妊にん治療ちりょうのために約やく3割わりの人ひとが仕事しごとを変かえています。 さらに、残業ざんぎょうができない、欠勤けっきん扱あつかいになる、通院つういんしやすい部署ぶしょ異動いどうや転職てんしょくなどによる収入しゅうにゅう減げんがあったと答こたえた人ひとにその総額そうがくを聞きくと、平均へいきんで約やく108万まん円えんという結果けっかになりました。 男女だんじょともに加か齢よわいによる影響えいきょうを受うけますが、特とくに女性じょせいは高こう年齢ねんれいになるほど妊娠にんしんしにくくなり、不ふ妊にん治療ちりょうを必要ひつようとする夫婦ふうふも増ふえます。 日本にっぽんが一刻いっこくも早はやく『少子化しょうしか』を食くい止とめるためには、出産しゅっさん・子育こそだて支援しえん施策しさくだけではなく、不ふ妊にんや妊にん活かつについて、年齢ねんれい、性別せいべつを問とわずより多おおくの人ひとが理解りかいを深ふかめ、早はやくに行動こうどうを起おこせるよう、企業きぎょうを含ふくめた社会しゃかい全体ぜんたいのサポートの輪わを広ひろげていくことが必要ひつようなのかもしれません。 YELLOW SPHERE PROJECT (※1)少子化しょうしか対策たいさく白書はくしょ(内閣ないかく府ふ) (※2)『第だい4回かい 妊にん活かつ®および不ふ妊にん治療ちりょうに関かんする意識いしきと実態じったい調査ちょうさ』 調査ちょうさ方法ほうほう:インターネット調査ちょうさ 調査ちょうさ期間きかん:①事前じぜん調査ちょうさ 2020年ねん4月がつ10日にち(金きむ)~4月がつ11日にち(土ど)/②本ほん調査ちょうさ 2020年ねん4月がつ11日にち(土ど)~4月がつ13日にち(月つき) 調査ちょうさ対象たいしょう:①事前じぜん調査ちょうさ 全国ぜんこくの20~40代だい男女だんじょ3万まん人にん/②本ほん調査ちょうさ 不ふ妊にん治療ちりょう経験けいけん者しゃ300人にん(自身じしんまたはパートナーが過去かこに不ふ妊にん治療ちりょうを受うけた、または現在げんざい不妊ふにん治療ちりょうを受うけている人ひと) ※本ほん調査ちょうさに記載きさいの数値すうちは、小数点しょうすうてん第だい2位い以下いかを四捨五入ししゃごにゅうしているため、合計ごうけいが100%にならない場合ばあいがあります。 (※3)不妊症ふにんしょうの原因げんいん男女だんじょ比ひ,1996(WHO) (※4)事業じぎょう主ぬし・人事じんじ部門ぶもん向むけ 不ふ妊にん治療ちりょうを受うけながら働はたらき続つづけられる職場しょくばづくりのためのマニュアル(厚労省こうろうしょう) [文ぶん・構成こうせい/grape編集へんしゅう部ぶ] Share Post LINE はてな
そこには、仕事 と子育 てを両立 できる環境 整備 の遅 れや高学歴 化 、結婚 ・出産 に対 する価値 観 の変化 、子育 てに対 する負担 感 および経済 的 不安定 の増大 など、さまざまな要因 が絡 み合 っています。(※1)
その一方 で、少子化 対策 の担 い手 となる20~40代 の日本人 男女 の半数 が「いつかは子供 を授 かりたい」と考 えているという一 面 も。(※2)
さらに、不 妊 に悩 んだ経験 を聞 くと、全体 の5人 に1人 が不 妊 に悩 んだ経験 があることが分 かりました。 不 妊 の悩 みは、男性 (19.4%)より女性 (26.1%)に多 く、女性 の約 4人 に1人 は不 妊 で悩 んだ経験 があります。
また、年代 別 に見 ると、男女 ともに30代 が高 く、30代 女性 では約 3人 に1人 (32.9%)、30代 男性 では約 4人 に1人 (23.1%)が不 妊 の悩 みを経験 しています。
WHO(世界 保健 機関 )によれば、不 妊 の約 半数 は男性 に原因 があるとされており、検査 をしても原因 が分 からないこともあります。(※3)
さらに、自身 やパートナーが不 妊 治療 を経験 した、または経験 している20~40代 の男女 300人 を対象 に、不 妊 治療 に関 わる経済 的 な負担 に関 する本 調査 を実施 。
まず、不 妊 治療 に関 する経済 的 負担 について聞 くと、全体 の89%がなんらかの経済 的 負担 を感 じていることが分 かりました。
※写真 はイメージ
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そのため、6割 強 の人 が経済 的 な理由 で治療 を諦 めたり、一時 やめたり遅 らせたり、迷 ったりした経験 があると答 えました。
さらに、約 3人 に1人 は「仕事 との両立 」(35%)に悩 んでいるという結果 に。不 妊 治療 経験 者 の約 4人 に1人 は、通院 のために週 1日 以上 、有給 休暇 を使 って不 妊 治療 をしていることも分 かりました。
また、厚労省 の調査 では、不 妊 治療 をしている(または、予定 している)人 のうち、「職場 へは一切 伝 えていない(または、伝 えない予定 )」とした人 がもっとも多 く、「職場 ではオープンにしている(または、オープンにする予定 )」とした人 は、その8分 の1程度 にとどまっています。
※写真 はイメージ
さらに、残業 ができない、欠勤 扱 いになる、通院 しやすい部署 異動 や転職 などによる収入 減 があったと答 えた人 にその総額 を聞 くと、平均 で約 108万 円 という結果 になりました。
YELLOW SPHERE PROJECT
(※1)少子化 対策 白書 (内閣 府 )
(※2)『第 4回 妊 活 ®および不 妊 治療 に関 する意識 と実態 調査 』
(※3)不妊症 の原因 男女 比 ,1996(WHO)
(※4)事業 主 ・人事 部門 向 け 不 妊 治療 を受 けながら働 き続 けられる職場 づくりのためのマニュアル(厚労省 )
[文 ・構成 /grape編集 部 ]