『2020年ねん末まつの純資産じゅんしさん総額そうがくは過去かこ最高さいこう水準すいじゅん』　～12月がつの資金しきん流りゅう出入でいり状じょう況きょうから～

2020年ねん12月の投資とうし信託しんたくの概況がいきょうが投資とうし信託しんたく協会きょうかいから発表はっぴょうされました。
公募こうぼ株式かぶしき投信とうしん（ＥＴＦ除のぞく）の設定せってい額がくから解約かいやく額がくと償還しょうかん額がくを差さし引ひいた資金しきん増ぞう減額げんがくは、3,953億おく円えん増ぞうとなりました。

2020年ねん12月の解約かいやく額がくと償還しょうかん額がくの合計ごうけいは、2兆ちょう2,751億おく円えんと11月に続つづき高水準こうすいじゅんでしたが、設定せってい額がくが2兆ちょう6,704億おく円えんと大幅おおはばに増加ぞうかしたことにより、3,953億おく円えんの資金しきん流入りゅうにゅうとなりました。

純資産じゅんしさん総額そうがくは、資金しきん流入りゅうにゅう額がく3,953億おく円えんと運用うんようによる資産しさん増ぞう価額かがく1兆ちょう6,451億おく円えんを合あわせた額がくから分配ぶんぱい金きん（2,474億おく円えん）を差さし引ひいた、1兆ちょう7,929億おく円えん増加ぞうかしました。

純資産じゅんしさん総額そうがくは、2015年ねん5月がつ以来いらいの70兆ちょう円えん台だいである70兆ちょう3,539億おく円えんで、過去かこ最高さいこう水準すいじゅんとなっています。

年間ねんかんでは1兆ちょう9,000億おく円えんの資金しきん流入りゅうにゅう

2019年ねんは、23ぶりの年間ねんかん資金しきん流出りゅうしゅつでしたが、2020年ねんは、年間ねんかん１兆ちょう9,031億おく円えんの資金しきん流入りゅうにゅうとなりました。

年とし前半ぜんはんには、世界せかい的てきなコロナ感染かんせん拡大かくだいを受うけ評価ひょうか額がくが大おおきくマイナスと月つきもありましたが、その後ごは持もち返がえし、年間ねんかんでは、資金しきん流入りゅうにゅうと運用うんよう評価ひょうか額がくの増加ぞうかにより、純資産じゅんしさん総額そうがくは３兆ちょう7,913億おく円えん増加ぞうかしています。

米国べいこくおよびグローバル株式かぶしき型がたのファンドが資金しきん流入りゅうにゅうの中心ちゅうしんであるのは、2018年ねんから継続けいぞくしているといえそうです。

2019年ねんには、レバレッジ型がたバランスファンドも健闘けんとうしましたが、2020年ねんは、より米国べいこくおよびグローバル型がたファンドへの資金しきん流入りゅうにゅうが顕著けんちょになっています。

2018年ねんは「モビリティ」「5G」「ロボティクス」「EV」などテーマ色しょくがより鮮明せんめいに打うち出だしたファンドが目立めだつのに対たいして、2020年ねんは「成長せいちょう株かぶ」というワードが目立めだつようになっています。

特定とくていのテーマに絞しぼったファンドは、成長せいちょうをイメージしやすいため人気にんき化かする傾向けいこうがある一方いっぽうで、移うつり変かわりも激はげしく短命たんめいに終おわる可能かのう性せいがあります。「成長せいちょう株かぶファンド」なら、ポートフォリオがテーマや投資とうし環境かんきょうの変化へんかに応おうじ成長せいちょう力りょくを有ゆうする企業きぎょうに入いれ替かわっていくことが期待きたいでき、長期ちょうき投資とうしに向むいているともいえるでしょう。

2018年ねん　資金しきん流入りゅうにゅう額がく上位じょうい10ファンド

2019年ねん　資金しきん流入りゅうにゅう額がく上位じょうい10ファンド

2020年ねん　資金しきん流入りゅうにゅう額がく上位じょうい10ファンド

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