「東ひがし氏し津波つなみ古殿ふるとの内ない」の版はん間あいだの差分さぶん

*二に世せいの東風平こちひら親方おやかた政せい供きょうは、元祖がんそ政せい真しんの長男ちょうなん。父ちちの跡目あとめを継ついで東風平こちひら間あいだ切きりの総そう地頭じとう職しょくに任にんぜられ、紫むらさき冠かんむりに叙じょせられる。後のちに[[尚なお清王せいおう]]代だいの[[三さん司つかさ官かん]]（宰相さいしょう）に任にんぜられる。屋良やら座ざ森もり城じょうの碑いしぶみに「東風平こちひらの大おおやくもい真ま牛うし」とあり、真ま牛うしは童わらわ名めいである。

*三さん世せいの屋宜やぎ親方おやかた政長まさながは、二に世せい政せい供きょうの長男ちょうなん。[[尚なお寧やすし王おう]]代だいに中城なかしろ間あいだ切きり屋宜やぎ地頭じとう職しょくに任にんぜられ、座敷ざしきに叙じょせられる。後のちに謝しゃ国富こくふ勢ぜい頭あたま（警備けいび・編成へんせい隊長たいちょう）に任にんぜられ、公務こうむのために大島おおしま（[[奄美あまみ大島おおしま]]）へ赴おもむく。帰国きこくして紫むらさき冠かんむりに叙じょせられる。

*五ご世せいの与那覇よなは親おや雲上うんじょう政せい周しゅうは、四よん世せい政知まさともの長男ちょうなん。世子せいし佐敷さしき王子おうじ尚文なおふみ（朝ちょう益えき、[[尚なお豊ゆたか王おう]]次男じなん）の与力よりき（従者じゅうしゃ）に任にんぜられ、筑登之の座敷ざしき（従したがえ九きゅう品ひん）に叙じょせられる。1634年ねん、冊さつ封ふう完了かんりょうの御札おさつ使者ししゃとして尚文なおふみが京都きょうとへ上うえ国こくする時とき、与力よりき（従者じゅうしゃ）や御ご近習きんじゅ役やく（世話せわ役やく）に任にんぜられる。1638年ねん、向むかい氏し島尻しまじり中城なかしろ親方おやかた朝あさ寿ことぶきが薩摩さつまへ赴おもむく時とき、政せい周しゅうは付づけ衆しゅ（文筆ぶんぴつできる従者じゅうしゃ）に任にんぜられる。その後ご、御ご手て判ばん書役かきやく（辞令じれい書しょ・手て印しるし）をつとめる。後のちに黄き冠かんむりに叙じょせられる。[[三さん司つかさ官かん]]向むかい氏し国頭くにがみ親方おやかた朝あさ季きの与力よりき（従者じゅうしゃ）に任にんぜられる。その後ごは再ふたたび、御ご手て判ばん書役かきやく（辞令じれい書しょ・手て印しるし）をつとめる。尚なお氏し摩文仁まぶに王子おうじ朝ちょう元もと（尚弘なおひろ仁ひとし、[[尚なお質しつ王おう]]三男さんなん）の儀ぎ者しゃ大屋おおや子こ（秘書官ひしょかん長ちょう）に任にんぜられる。南風原はえばる間あいだ切きり与那覇よなは地頭じとう職しょくに任にんぜられ、座敷ざしき（従したがえ四よん品ひん）に叙じょせられる。後のちに尚なお質しつ王おう姫宮ひめみや平ひら公主こうしゅ（宮平みやだいら翁おきな主ぬし、[[尚なお質しつ王おう]]五ご女じょ）大だい親おや（家令かれい）に任にんぜられる。

*六ろく世せいの与那覇よなは親おや雲上うんじょう政せい房ぼうは、五ご世せい政せい周しゅうの長男ちょうなん。[[摂政せっしょう]]尚しょう氏し羽わ地ち王子おうじ朝ちょう秀しゅう（[[羽はね地ち朝あさ秀しゅう]]）の与力よりき（従者じゅうしゃ）に任にんぜられ、筑登之の座敷ざしき（従したがえ九きゅう品ひん）に叙じょせられる。御ご評定ひょうじょう所しょ筆者ひっしゃ（書記しょき）をつとめる。後のちに黄き冠かんむりに叙じょせられる。年頭ねんとう使し毛もう氏し座喜味ざきみ親方おやかた盛もり員いんの与力よりき（従者じゅうしゃ）に任にんぜられる。その後ごは再ふたたび、御ご評定ひょうじょう所しょ筆者ひっしゃ（書記しょき）をつとめ、西原にしはら間あいだ切石きりいし嶺みね地頭じとう職しょくに任にんぜられる。摂政せっしょう尚しょう氏し大里おおさと王子おうじ朝ちょう亮あきららによる系図けいず改正かいせいの時とき、景けい輝てる（政せい房ぼう）は御ご評定ひょうじょう所しょ筆者ひっしゃ（書記しょき）と系図けいず筆者ひっしゃ（家いえ譜ふの書記しょき）をつとめる。後のちに御ご右筆ゆうひつ役やく（文書ぶんしょの浄書じょうしょ）をつとめ、座敷ざしき（従したがえ四よん品ひん）に叙じょせられる。父ちちの跡目あとめを継ついで南風原はえばる間あいだ切きり与那覇よなは地頭じとう職しょくに任にんぜられる。山やま奉行ぶぎょう（林政りんせい長官ちょうかん）に任にんぜられ、六ろく十じゅう二に歳さいの時ときに申さる口座こうざ（従したがえ三さん品ひん）に叙じょせられる。後のちに算用さんよう奉行ぶぎょう職しょく（諸しょ座ざ勘定かんじょう長官ちょうかん）に任にんぜられる。