天池あまいけ (天山てんざん)

この天池あまいけ（てんち）は天山あまやま天池あまいけ（てんざんてんち）または新しん疆天池ち（しんきょうてんち）とも呼よばれ、中国ちゅうごくの天山あまやま山脈さんみゃくの東ひがし端はしにあるボゴダ山さんの北きた麓ふもとにある氷河ひょうが湖みずうみで、場所ばしょは新疆しんきょうウイグル自治じち区く昌吉しょうきち回かい族ぞく自治じち州しゅう阜康市しの中心ちゅうしん部ぶから南みなみへ30キロメートル、ウルムチ市し中心ちゅうしん部ぶからは直線ちょくせん距離きょりで東ひがし45キロメートルに位置いちし、特とくに有名ゆうめいな観光かんこう名所めいしょである。

天池あまいけ
天池あまいけからボゴダ山さんを望のぞむ
天池あまいけ 天池あまいけ
位置いち	新疆しんきょうウイグル自治じち区く阜康市し ボゴダ山さん (天山あまやま山脈さんみゃく)
座標ざひょう	北緯ほくい43度ど53分ふん9.7秒びょう 東経とうけい88度ど7分ふん56.6秒びょう
国くに	中国ちゅうごく
面積めんせき	4.9 km2 (1.9 sq mi)
最大さいだい水深すいしん	105 m (344 ft)
水面すいめん標高ひょうこう	1,907 m (6,257 ft)

概要がいよう

天池あまいけは湖みずうみの形状けいじょうが細長ほそながく、南北なんぼくに約やく3キロメートル、東西とうざいに1.5キロメートルで、総そう面積めんせき4.9平方へいほうキロメートル。標高ひょうこうは1928メートルにあり、湖みずうみの深ふかさは105メートルである。天池あまいけという名称めいしょうは、清朝せいちょうの乾いぬい隆たかし帝みかど時代じだいの1783年ねんに、政治せいじ家かで当時とうじウルムチ都と統みつるをしていた明あきら亮あきら （中国ちゅうごく語ご：明あきら亮あきら ）が名付なづけたといわれている。

天池あまいけはボゴダ山さんの中腹ちゅうふくにあり、ウルムチからは道路どうろ経路けいろで110キロメートル離はなれていて、半月はんつき型がたの自然しぜんの山岳さんがく湖みずうみである。天地てんち天地てんち風景ふうけい区くは天池あまいけを中心ちゅうしんとした4つの完全かんぜんな自然しぜん景観けいかん帯たいと雪ゆきに覆おおわれた山々やまやまと高山たかやま湖こを主おもな特徴とくちょうとして、古代こだいの「西王母せいおうぼ神話しんわ」や宗教しゅうきょう的てきでユニークな民族みんぞく民俗みんぞく・習慣しゅうかんは文化ぶんか的てき遺産いさんであり、森林しんりんと草原そうげんの自然しぜんを統合とうごうしたものになっている。雪ゆきをかぶった山々やまやまと人間にんげんの風景ふうけいは一体いったいで、景色けしきは絶妙ぜつみょうである。

1982年ねんに第だい一いち次じ「中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく国家こっか重点じゅうてん風景ふうけい名勝めいしょう区く」に、2007年ねんに中国ちゅうごくの5A級きゅう観光かんこう地ちに認定にんていされ、2013年ねんには世界せかい自然しぜん遺産いさん「新しん疆天山やま」名称めいしょうで登録とうろくされている。

天山あまやま天池あまいけの近影きんえい

見みどころ

観光かんこう地ちとしての見みどころは、天池あまいけ石門せきもん（石門せきもん一線いっせん）、五ご十じゅう盤ばん天てん、王おう母はは足湯あしゆ盆ぼん（西小にしお天池あまいけ、竜りゅう潭碧月がつとも）、西小にしお天池あまいけ滝たき、醴泉隠かくれ乳ちち（西小にしお天池あまいけ滝たきの源みなもと）、仙女せんにょ入浴にゅうよく池ち」（東ひがし小しょう天池あまいけ、黒くろ竜りゅう潭とも）などがある。

参照さんしょう項目こうもく

• 天池あまいけ (中ちゅう朝ちょう国境こっきょう)
• 天山あまやま山脈さんみゃく