この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "裴度" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2020年1月) |
裴度は風貌俊爽とし雄弁であり名臣として異国にもその名が聞こえ、周辺民族の君主・族長は唐の使者が来ると裴度の年齢と容貌を問うたという。「四朝に歴事し、全徳を以て終始した」と史書で評される。
王夫之は『読通鑑論』で、裴度が憲宗に願って宰相が私邸で説客と談論することを許可されるようにしたことについて、情報や良策を集める善い方法であったが元稹や白居易のような文人の言論が国益にかなうことは少なかったのではないか、として危ぶみ、さらに裴度は重く用いられたが皇帝に深く信任されず宦官の跋扈を許し、裴度に推挙された士は彼を旗頭として党を組んで姦臣と争うことにより、朋党の禍を招いたことを惜しんでいる。
裴度は文章にも一家言あり、当時韓愈が唱えていた「古文」への復帰に対し、「文の善し悪しは気品の高下、思いの深浅によって異なるのであり、章句の技巧とは関わりない」という意見を残している(『寄李翺書』)。
溪居
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門徑俯淸溪
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門徑は淸溪に俯す
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茆檐古木齊
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茆檐は古木にひとし
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紅塵飛不到
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紅塵飛び到らず
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時有水禽啼
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時に水禽の啼くあり
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