民法みんぽう第だい827条じょう

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条文じょうぶん

（財産ざいさんの管理かんりにおける注意ちゅうい義務ぎむ）

第だい827条じょう

親権しんけんを行おこなう者ものは、自己じこのためにするのと同一どういつの注意ちゅういをもって、その管理かんり権けんを行おこなわなければならない。

解説かいせつ

親権しんけん者しゃの子この財産ざいさんの管理かんりに関かんしては、養育よういく義務ぎむの反射はんしゃ効こうとして管理かんり義務ぎむは緩和かんわされ善ぜん管かん注意ちゅうい義務ぎむまで求もとめられず「自己じこのためにするのと同一どういつの注意ちゅうい」で足たりる。明治めいじ民法みんぽう第だい889条じょうを継承けいしょう。

参考さんこう

明治めいじ民法みんぽうにおいて、本条ほんじょうには以下いかの規定きていがあった。趣旨しゅしは、民法みんぽう第だい779条じょうに継承けいしょうされた。

1. 私生子しせいじ^※1ハ其父又またハ母ははニ於テ之のヲ認知にんちスルコトヲ得とく
2. 父ちちカ認知にんちシタル私生子しせいじ^※2ハ之のヲ庶子しょしトス

※1:昭和しょうわ17年ねん（1942年ねん）改正かいせいにより「嫡出ちゃくしゅつニ非ひサル子こ」に改正かいせい。

※2:昭和しょうわ17年ねん（1942年ねん）改正かいせいにより「子こ」に改正かいせい。

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前条ぜんじょう: 民法みんぽう第だい826条じょう （利益りえき相反あいはん行為こうい）

民法みんぽう 第だい4編へん 親族しんぞく 第だい4章しょう 親権しんけん 第だい2節せつ 親権しんけんの効力こうりょく

次つぎ条じょう: 民法みんぽう第だい828条じょう （財産ざいさんの管理かんりの計算けいさん）

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