民法みんぽう第だい857条じょうの2

法学ほうがく＞民事みんじ法ほう＞コンメンタール民法みんぽう＞第だい4編へん 親族しんぞく (コンメンタール民法みんぽう)

条文じょうぶん

（未成年みせいねん後見人こうけんにんが数すう人にんある場合ばあいの権限けんげんの行使こうし等とう）

第だい857条じょうの2

1. 未成年みせいねん後見人こうけんにんが数すう人にんあるときは、共同きょうどうしてその権限けんげんを行使こうしする。
2. 未成年みせいねん後見人こうけんにんが数すう人にんあるときは、家庭かてい裁判所さいばんしょは、職権しょっけんで、その一部いちぶの者ものについて、財産ざいさんに関かんする権限けんげんのみを行使こうしすべきことを定さだめることができる。
3. 未成年みせいねん後見人こうけんにんが数すう人にんあるときは、家庭かてい裁判所さいばんしょは、職権しょっけんで、財産ざいさんに関かんする権限けんげんについて、各かく未成年みせいねん後見人こうけんにんが単独たんどくで又または数すう人にんの未成年みせいねん後見人こうけんにんが事務じむを分掌ぶんしょうして、その権限けんげんを行使こうしすべきことを定さだめることができる。
4. 家庭かてい裁判所さいばんしょは、職権しょっけんで、前ぜん二に項こうの規定きていによる定さだめを取とり消けすことができる。
5. 未成年みせいねん後見人こうけんにんが数すう人にんあるときは、第三者だいさんしゃの意思いし表示ひょうじは、その一人ひとりに対たいしてすれば足たりる。

解説かいせつ

平成へいせい23年ねん改正かいせいによって、未成年みせいねん後見人こうけんにんを複数ふくすう人じん選任せんにんできるようになったことから、本条ほんじょうが新設しんせつされた。未成年みせいねん後見人こうけんにんが数すう人にんある場合ばあいの権限けんげん行使こうし方法ほうほうや、それに対たいして何なんらかの法律ほうりつ関係かんけいにある第三者だいさんしゃの意思いし表示ひょうじの方法ほうほうについて規定きていする。

参照さんしょう条文じょうぶん

• 第だい840条じょう（未成年みせいねん後見人こうけんにんの選任せんにん）
• 第だい859条じょうの2（成年せいねん後見人こうけんにんが数すう人にんある場合ばあいの権限けんげんの行使こうし等とう）

判例はんれい

---

前条ぜんじょう: 民法みんぽう第だい857条じょう (未成年みせいねん後見人こうけんにんの身上しんじょうの監護かんごに関かんする権利けんり義務ぎむ)

民法みんぽう 第だい4編へん 親族しんぞく 第だい5章しょう 後見こうけん 第だい3節せつ 後見こうけんの事務じむ

次つぎ条じょう: 民法みんぽう第だい858条じょう (成年せいねん被ひ後見人こうけんにんの意思いしの尊重そんちょう及および身上しんじょうの配慮はいりょ)

このページ「民法みんぽう第だい857条じょうの2」は、まだ書かきかけです。加筆かひつ・訂正ていせいなど、協力きょうりょくいただける皆様みなさまの編集へんしゅうを心しんからお待まちしております。また、ご意見いけんなどがありましたら、お気軽きがるにトークページへどうぞ。