C言語げんご

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目次もくじ

入門にゅうもん的てきな内容ないよう

• 開発かいはつ環境かんきょう

• 開発かいはつ手順てじゅん、開発かいはつ環境かんきょうを整ととのえる

• 基本きほん的てきなプログラム

• Hello, World!を実行じっこうする

• 基礎きそ知識ちしき

• 記法きほう
• main関数かんすう
• データ型がたと変数へんすう
• 定数ていすう
• 算術さんじゅつ演算えんざん子こと代入だいにゅう演算えんざん子こ
• 標準ひょうじゅんライブラリ

• 制御せいぎょ文ぶん

• 論理ろんり型がた
• 演算えんざん子こ
• 選択せんたく文ぶん
• 繰くり返かえし文ぶん
• 分岐ぶんき文ぶん

• 記法きほう

• 文字もじ集合しゅうごう
• 字句じく
• キーワード
• 文ぶん

• データ型がたと変数へんすう

• データ型がたと変数へんすうの基本きほん
• ローカル変数へんすうとグローバル変数へんすう
• 記憶きおく域いきクラス指定してい子こ
• 型かた指定してい子こ
• 型かた修飾しゅうしょく子こ

• 配列はいれつ

• 配列はいれつの基本きほん概念がいねん
• 配列はいれつの宣言せんげんと初期しょき化か
• 配列はいれつの操作そうさ
• 配列はいれつの使用しよう例れい
• 多次元たじげん配列はいれつ
• 配列はいれつとポインタ
• 文字もじ列れつと文字もじ配列はいれつ
• 配列はいれつの制約せいやくと注意ちゅうい点てん
• 章あきら末まつ問題もんだい

• 文字もじと文字もじ列れつ

• 文字もじの表現ひょうげん
• 文字もじ型がたと文字もじの入出力にゅうしゅつりょく
• 文字もじ列れつリテラル
• 文字もじ列れつ操作そうさ関数かんすう
• 配列はいれつと文字もじ列れつ
• 文字もじ列れつリテラルの格納かくのう場所ばしょ
• 可変長かへんちょう文字もじ列れつの動的どうてきメモリ確保かくほ
• 文字もじ定数ていすうと文字もじ列れつリテラル
• ワイド文字もじ列れつ
• char8_t, char16_t, char32_t型がた
• char8_t型がた
• 文字もじエンコーディング
• 文字もじ列れつをあつかうユーザ定義ていぎ関数かんすう

• 演算えんざん子こと式しき

• 演算えんざん子こと式しきの基本きほん
• 算術さんじゅつ演算えんざん子こと代入だいにゅう演算えんざん子こ
• 比較ひかく演算えんざん子こ
• 論理ろんり演算えんざん子こ
• 増分ぞうぶん及および減げん分ぶん演算えんざん子こ
• その他たの演算えんざん子こ

• 関数かんすう

• はじめに
• 関数かんすうの基本きほん構造こうぞう
• 関数かんすうの作成さくせいと呼よび出だし
• 引数ひきすうと戻もどり値ち
• スコープとライフタイム
• 標準ひょうじゅんライブラリ関数かんすう
• 再帰さいき関数かんすう
• 関数かんすうポインタ
• 実践じっせん例れい
• 演習えんしゅう問題もんだい
• まとめ

• 構造こうぞう体たい

• 構造こうぞう体たいの基本きほん
• 構造こうぞう体たいの使用しよう
• 構造こうぞう体たいと配列はいれつ
• ポインタと構造こうぞう体たい
• ネストした構造こうぞう体たい
• 構造こうぞう体たいと関数かんすう
• 構造こうぞう体たいとファイル操作そうさ
• 高度こうどな構造こうぞう体たいの使用しよう
• 練習れんしゅう問題もんだいと実践じっせん
• 附録ふろく: 構造こうぞう体たいリファレンス

• 共用きょうよう体たい

• 共用きょうよう体たいの基本きほん概念がいねん
• 共用きょうよう体たいの宣言せんげんと使用しよう
• 共用きょうよう体たいのメンバーの利用りよう方法ほうほう
• 共用きょうよう体たいの初期しょき化か
• 共用きょうよう体たいの応おう用例ようれい
• 共用きょうよう体たいと列挙れっきょ型がた（enum）との組くみ合あわせ
• 共用きょうよう体たいの注意ちゅうい点てんと使用しよう上じょうの考慮こうりょ事項じこう
• 共用きょうよう体たいの実装じっそう例れいと演習えんしゅう問題もんだい
• まとめ

• ポインタ

• はじめに
• ポインタの基本きほん
• ポインタと配列はいれつ
• ポインタと関数かんすう
• ポインタの応用おうよう
• ポインタの注意ちゅうい点てん
• まとめ
• 練習れんしゅう問題もんだい

比較的ひかくてき高度こうどな内容ないよう

• C11の変更へんこう点てん
• C23の変更へんこう点てん
• プリプロセッシングディレクティブ

• プリプロセッサの概要がいよう
• 基本きほん構文こうぶん
• 条件じょうけん付つきディレクティブ
• ソースファイルのインクルード
• バイナリリソースの埋うめ込こみ
• マクロの定義ていぎと置換ちかん
• 行くだり制御せいぎょ
• 診断しんだんディレクティブ
• プラグマディレクティブ
• ヌルディレクティブ
• 事前じぜん定義ていぎされたマクロ名めい
• プラグマオペレーター
• まとめと実践じっせん問題もんだい

• /データ型がたと変数へんすうの高度こうどな話題わだい (typedef,enum, const など)
• 中級ちゅうきゅう者しゃ向むけの話題わだい (プログラム仮かり引数ひきすう, inline, 再帰さいき など)
• ストレージクラス指定してい子こ

• auto
• constexpr
• extern
• register
• static
• thread_local
• typedef

• 定数ていすう式しき

• 整数せいすう定数ていすう式しき
• 算術さんじゅつ定数ていすう式しき
• アドレス定数ていすう

• 属性ぞくせい^C23 非ひ推奨すいしょう化か、フォールスルー禁止きんし、非ひ復帰ふっきなど
• 型かた推論すいろん^C23
• typeof演算えんざん子ことtypeof_unqual演算えんざん子こ^C23
• 標準ひょうじゅんライブラリ

• 診断しんだん機能きのう<assert.h>
• 複素数ふくそすう計算けいさん<complex.h>^C99
• 文字もじ操作そうさ<ctype.h>
• エラー<errno.h>
• 浮動ふどう小数点しょうすうてん環境かんきょう<fenv.h>^C99
• 浮動ふどう小数点しょうすうてん型がたの特性とくせい<float.h>
• 整数せいすう型がたの書式しょしき変換へんかん<inttypes.h>^C99
• 代替だいたいつづり<iso646.h>^C95
• 整数せいすう型がたの特性とくせい<limits.h>
• 文化ぶんか圏けん固有こゆう操作そうさ<locale.h>
• 数学すうがく<math.h>
• 非ひ局所きょくしょ分岐ぶんき<setjmp.h>
• シグナル操作そうさ<signal.h>
• アライメント<stdalign.h>^C11
• 可変かへん個数こすうの実じつ引数ひきすう<stdarg.h>
• アトミック<stdatomic.h>^C11
• 論理ろんり型がた及および論理ろんり値ち<stdbool.h>^C99
• ビット・バイトユーティリティー<stdbit.h>^C23
• 共通きょうつうの定義ていぎ<stddef.h>
• チェック付つき整数せいすう演算えんざん<stdckdint.h>^C23
• 整数せいすう型がた<stdint.h>^C99
• 入出力にゅうしゅつりょく<stdio.h>
• 一般いっぱんユーティリティ<stdlib.h>
• _Noreturn<stdnoreturn.h>^C11
• 文字もじ列れつ操作そうさ<string.h>
• 型かた総称そうしょう数学すうがく関数かんすう<tgmath.h>^C99
• スレッド<threads.h>^C11
• 日付ひづけ及および時間じかん<time.h>
• Unicodeユーティリティ<uchar.h>^C11
• 多たバイト文字もじ及およびワイド文字もじ拡張かくちょうユーティリティ<wchar.h>^C95
• ワイド文字種もじしゅ分類ぶんるい及およびワイド文字もじ大文字おおもじ小文字こもじユーティリティ<wctype.h>^C95

• 概念がいねんモデル
• おわりに

C言語げんごの歴史れきし

ケン・トンプソン（左ひだり）とデニス・リッチー（右みぎ）

C言語げんごの起源きげんは1969年ねん頃ごろにさかのぼります。当時とうじベル研究所けんきゅうじょでUNIXの開発かいはつが進すすめられていましたが、システムを効率こうりつ的てきに実装じっそうするための適切てきせつなシステムプログラミング言語げんごがありませんでした。そこで当時とうじベル研究所けんきゅうじょに在籍ざいせきしていたケン・トンプソンが、MITで開発かいはつされたBCPL言語げんごに影響えいきょうを受うけて、新あたらしい言語げんご「B言語げんご」を作つくり出だしました。

1972年ねん頃ごろになると、デニス・リッチーがB言語げんごをベースに「C言語げんご」の開発かいはつを開始かいしします。C言語げんごではB言語げんごになかったデータ型がたの概念がいねんを導入どうにゅうし、構造こうぞう体たいなども追加ついかされました。また、ポインタと配列はいれつの関係かんけい性せいに特徴とくちょう的てきな設計せっけいがなされました。当初とうしょはUNIXの開発かいはつに利用りようされましたが、徐々じょじょに普及ふきゅうが広ひろがっていきました。

1977-78年ねん頃ごろには、ポインタ規則きそくの厳格げんかく化かやunsigned型かたの追加ついかなどの改良かいりょうが行おこなわれ、1978年ねんにはブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによる「The C Programming Language」という書籍しょせきが出版しゅっぱんされ、C言語げんごの事実じじつ上じょうの権威けんいある解説かいせつ書しょとなりました。

1980年代ねんだいに入はいると、C言語げんごの標準ひょうじゅん化かの必要ひつよう性せいが高たかまり、1983年ねんにANSIによるC標準ひょうじゅん化か委員いいん会かいが発足ほっそくしました。そして1989年ねんに最初さいしょのANSI C標準ひょうじゅんが公開こうかいされることとなります。この標準ひょうじゅん化か作業さぎょうで言語げんご仕様しようがさらに明確めいかく化かされ、const、volatileといった新あたらしい機能きのうも追加ついかされました。

以降いこう、C言語げんごはUNIXをはじめとするOSでメインのシステムプログラミング言語げんごとして幅広はばひろく利用りようされただけでなく、アプリケーション開発かいはつでも広ひろく使つかわれるようになりました。また、C++などの後継こうけい言語げんごの基盤きばんともなりました。単純たんじゅんでありながらも力強ちからづよい表現ひょうげん力りょくを持もつC言語げんごは、今日きょうにいたるまで重要じゅうような役割やくわりを果はたしてきました。

参考さんこう文献ぶんけん

• C - Project status and milestones. ISO/IEC. (2024-03-05). https://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/projects.html. 
• ISO/IEC WG 14 Document Log. ISO/IEC. (2024-04-28). https://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/wg14_document_log.htm. 
• C2y: ISO/IEC 9899:2024 (en) — N3220 working draft. ISO/IEC. (2024-02-22). https://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/docs/n3220.pdf. 
• C23: N3096 working draft — April 1, 2023 ISO/IEC 9899:2023 (E). ISO/IEC. (2023-04-01). https://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/docs/n3096.pdf. 
• ISO/IEC 9899:2018(en) Information technology — Programming languages — C. ISO/IEC. (2018-07-05). https://www.iso.org/obp/ui/#iso:std:iso-iec:9899:ed-4:v1:en. 
  • N2176 C17 ballot ISO/IEC 9899:2017. ISO/IEC JTC1/SC22/WG14. オリジナルの2018-12-30時点じてんによるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181230041359/http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/abq/c17_updated_proposed_fdis.pdf. 
• C11: WG14/N1570 Committee Draft — April 12, 2011 ISO/IEC 9899:201x. ISO/IEC. (2011-04-12). http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/docs/n1570.pdf. 
• C99: WG14/N1256 Committee Draft — Septermber 7, 2007 ISO/IEC 9899:TC3. ISO/IEC. (2007-09-07). http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/docs/n1256.pdf. 
• C99: ISO/IEC 9899:TC2 Committee Draft — May 6, 2005 WG14/N1124. ISO/IEC. (2005-05-06). http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg14/www/docs/n1124.pdf. 
• JIS X 3010:2003『プログラム言語げんごＣ』. 日本にっぽん工業こうぎょう標準ひょうじゅん調査ちょうさ会かい. (2003-12-20).   — 1999 年ねんに第だい 2 版ばんとして発行はっこうされた ISO/IEC 9899:1999，（Programming languages―C） 及および Technical Corrigendum 1 (2001)について，技術ぎじゅつ的てき内容ないようを変更へんこうすることなく日本工業規格にほんこうぎょうきかくとして採用さいようするために作成さくせいされたもの。

外部がいぶリンク

• The Development of the C Language*（英語えいご）