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WinSock

出典しゅってん: フリー教科書きょうかしょ『ウィキブックス（Wikibooks）』
プログラミング ＞ WinSock

WinSockとは、プログラミングの際さい、Windowsでインターネット通信つうしんをするためのAPIなどである。webブラウザを作成さくせいしたりしたい場合ばあい、このようなAPI（ソケット通信つうしんAPI）が必要ひつようである。もし単たんにホームページを作つくりたい場合ばあいには、Winsock は不要ふようである（ホームページの作つくり方かたは、簡単かんたんなものなら HTML を使つかって作つくれる）。

Windowsに限かぎらず、UnixやLinuxなどでも、OSが提供ていきょうしている、ネット通信つうしんをするためのAPI群ぐんを「ソケット」(socket)といい、ソケットを用もちいて通信つうしんを実現じつげんすることを「ソケット通信つうしん」などという。

用語ようごの注意ちゅうい

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この科目かもくでいっている「クライアント」側がわのプログラムとは、たとえばwebブラウザそのもののようなプログラムである（HTMLファイルのことではないので、混同こんどうしないように）。

初心者しょしんしゃむけのページ

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リンク先さきのページ内容ないよう
導入どうにゅうの方法ほうほう (Visual Studio 関連かんれん)
通信つうしんの全体ぜんたい像ぞう (bind とか)
コードの基本きほん骨格こっかくと概要がいよう (#include <winsock2.h> とか)


とりあえずのコード

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とりあえず、動うごくコード(MSDN Creating a Socket for the Client などにあるコードを繋つなげただけ) 

#include <winsock2.h>
#include <ws2tcpip.h>
#include <stdio.h>

#pragma comment(lib, "Ws2_32.lib")


int main(int argc, char** argv)
{

    WSADATA wsaData;
    int iResult;

    // Initialize Winsock
    iResult = WSAStartup(MAKEWORD(2, 2), &wsaData);
    if (iResult != 0) {
        printf("WSAStartup failed: %d\n", iResult);
        return 1;
    }



    struct addrinfo* result = NULL,
        * ptr = NULL,
        hints;

    ZeroMemory(&hints, sizeof(hints));
    hints.ai_family = AF_UNSPEC;
    hints.ai_socktype = SOCK_STREAM;
    hints.ai_protocol = IPPROTO_TCP;



    #define DEFAULT_PORT "27015"

    // Resolve the server address and port
    iResult = getaddrinfo(argv[1], DEFAULT_PORT, &hints, &result);
    if (iResult != 0) {
        printf("getaddrinfo failed: %d\n", iResult);
        WSACleanup();
        return 1;
    }


    SOCKET ConnectSocket = INVALID_SOCKET;

    // Attempt to connect to the first address returned by
// the call to getaddrinfo
    ptr = result;

    // Create a SOCKET for connecting to server
    ConnectSocket = socket(ptr->ai_family, ptr->ai_socktype,
        ptr->ai_protocol);

    if (ConnectSocket == INVALID_SOCKET) {
        printf("Error at socket(): %ld\n", WSAGetLastError());
        freeaddrinfo(result);
        WSACleanup();
        return 1;
    }


    // Connect to server.
    iResult = connect(ConnectSocket, ptr->ai_addr, (int)ptr->ai_addrlen);
    if (iResult == SOCKET_ERROR) {
        closesocket(ConnectSocket);
        ConnectSocket = INVALID_SOCKET;
    }

    // Should really try the next address returned by getaddrinfo
    // if the connect call failed
    // But for this simple example we just free the resources
    // returned by getaddrinfo and print an error message

    freeaddrinfo(result);

    if (ConnectSocket == INVALID_SOCKET) {
        printf("Unable to connect to server!\n");
        WSACleanup();
        return 1;
    }



    return 0;
}


MSDN のページをもとに作成さくせいしたコードだが、しかしMSDNのサイトでは「int main(int argc, char** argv)」の引数ひきすう 「(int argc, char** argv) 」の部分ぶぶんの説明せつめいが抜ぬけているのである。

「(int argc, char** argv) 」とは、C言語げんご界隈かいわいで慣用かんよう的てきによく用もちいられる引数ひきすうであり、「プログラム仮かり引数ひきすう」という。（詳くわしくは『C言語げんご/中級ちゅうきゅう者しゃ向むけの話題わだい#プログラム仮かり引数ひきすうを持もつ関数かんすう』を参照さんしょう。）


さて、構造こうぞう体たいの部分ぶぶんは、 

struct addrinfo* result = NULL,

（以下いか略りゃく） は、Windows仕様しようやあるいは規格きかくか何なにかでこう書かくと決きまっているらしく、 MSDNにもこう構造こうぞう体たいが書かいてあるので、

読者どくしゃはそのまま受うけ入いれてもらうしかない。

MSDNコード例れいの解説かいせつ

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MSDNの完成かんせい形がたプログラムの概要がいよう

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MSDNソースコードの予備よび

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上記じょうきのMSDNのコードの予備よびを、諸般しょはんの事情じじょうのため、wikibooksでも保管ほかんする。

文法ぶんぽうの解説かいせつ

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WSAStartup

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WSAStartup が成功せいこうした場合ばあい、0を返かえす仕様しようである。

つまり、もし返かえり値ちが 0 でなければ、エラーである。

なので、続つづくif文ぶんで、返がえり値ちが 0 かどうかを見みている。


getaddrinfo()

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IPv4 のころは gethostbyname が使つかわれていたが現在げんざいではあまりサポートされておらず、 2010年ねん以降いこうの現代げんだいでは代かわりに getaddrinfo() を使つかうのが推奨すいしょうされています。 （上述じょうじゅつMSDNの完成かんせい形がたコード例れいでも gethostbyname は使つかわれておらず、getaddrinfo() だけが使つかわれています。）

getaddrinfo()を使つかうには winsock2 が必要ひつようですのでインクルードする必要ひつようがあります（つまりバージョン1ではダメ）。


残念ざんねんながら日本にっぽんのネットにあるwinsockについての古ふるい解説かいせつサイトでは gethostbyname でいまだに解説かいせつしているサイトもありますが、単たんにそのサイトの作者さくしゃが更新こうしんをサボっているだけなので無視むししましょう。

getaddrinfo() は成功せいこうしたら返がえり値ちとして 0 を返却へんきゃくします。


なお、 getaddrinfo() で確保かくほされたメモリは freeaddrinfo() で解放かいほうされます。


Linuxのソケットプログラミングにも同様どうようの関数かんすうがありますが、しかし仕様しようが微妙びみょうに異ことなるので、読者どくしゃはwinsockプログラミングではwindows用ようのサイトを参考さんこうにしましょう。

IPv4版はん

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コード
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とりあえず、下記かきのようなコードで、サイトのドメイン名めいから、IPv4対応たいおうのIPアドレスを知しることが出来できます。(※いきなりIPv6対応たいおうのコードを書かくのは難むずかしいので、まずIPv4対応たいおうのコードから書かこう。) 

#include <stdio.h>
#include <winsock2.h>
#include <ws2tcpip.h>

#pragma comment( lib, "ws2_32.lib" )


int main(int argc, char** argv) {

    // WinSockの初期しょき化かなど
    WSADATA data;
    WSAStartup(MAKEWORD(2, 2), &data);


    char hostname[20] = "www.yaahole.com"; // 架空かくうの企業きぎょう名めい
    struct addrinfo hints, * res;

    int err;

    memset(&hints, 0, sizeof(hints));
    hints.ai_socktype = SOCK_STREAM;
    hints.ai_family = AF_INET;

    hints.ai_protocol = IPPROTO_TCP;


    err = getaddrinfo(hostname, NULL, &hints, &res);

    if (err != 0) {
        return -1;
    }

    struct sockaddr_in* temp = (struct sockaddr_in*)(res->ai_addr);

    struct in_addr nameaddr;
    nameaddr.s_addr = (temp)->sin_addr.s_addr;


    char destbuf_text[500];

    inet_ntop(AF_INET, &(nameaddr.s_addr), destbuf_text, 100);
    printf("IPアドレス %s \n", destbuf_text);


    freeaddrinfo(res);

    // WinSockの終了しゅうりょう
    WSACleanup();

}
実行じっこう結果けっか
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※ 架空かくうの企業きぎょうのIPアドレスですので、数字すうじはデタラメです。また、一部いちぶ、伏字ふせじにしています。 

IPアドレス 123.△〇△.987.〇〇×

のような結果けっかになる。

※ 上記じょうきコードは2023年ねんのwindows11でも問題もんだいなく動作どうさする。

※よくあるエラーの場合ばあいの対処たいしょ法ほう
  • 架空かくうの企業きぎょう名めいのアドレスを、実際じっさいの企業きぎょうのアドレスに置おき換かえること。
  • 上記じょうきのアドレス書かき換かえのさい、まちがえて企業きぎょう名めいにhttpまたはhttpsを間違まちがえてつけていないか確認かくにんすること。httpもhttpsもつかないのが正ただしい。


解説かいせつ
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ソケット指定してい時じのバージョン指定していなど
   WSAStartup(MAKEWORD(2, 2), &data);

のMAKEWORDというのは、この場合ばあい、WinSockのバージョンが2.2であることを表あらわしている。 あまり仕様しようの詳細しょうさいのハッキリしない関数かんすうであるが、MSDNでこの関数かんすう（正確せいかくにはマクロ）が使つかわれているので、それに従したがおう。

なお、生成せいせいされるWinSockのバージョンは 

   WSAStartup(MAKEWORD(メジャーバージョン, マイナーバージョン), &data);

の書式しょしきである。

また、もし 

   WSAStartup(MAKEWORD(2, 0), &data);

のようにバージョン2.0を指定していしても、実行じっこう時じに生成せいせいされるWinSockのバージョンは自動的じどうてきに2.2のような実行じっこう時じの最新さいしん安定あんてい版ばんのバージョンになる。

あまり重要じゅうようではないので、詳くわしくは後述こうじゅつする。


廃止はいしされた関数かんすう

さて、かつて inet_ntoa という関数かんすうがあったが、これは2020年代ねんだいのVisual Studio では使つかえないので、 inet_ntop に置おき換かえる必要ひつようがある。


ソケット構造こうぞう体たい

さて、それとは別件べっけんだが、 

nameaddr.s_addr = ((struct sockaddr_in*)(res->ai_addr))->sin_addr.s_addr;

は、何なにをやっているかというと、大おおまかには、まず、getaddrinfo()の結果けっかが構造こうぞう体たい res （またはそのポインタ）に入はいり、

そしてgetaddrinfo(hostname, NULL, &hints, &res); の第だい4引数ひきすうでアドレスを指定していした構造こうぞう体たい(&res)は、addrinfo構造こうぞう体たいというものに格納かくのうされる。 そして、Windowsの場合ばあい、addrinfo構造こうぞう体たいは、要素ようそとして 

struct sockaddr *ai_addr;

と言いう要素ようそを持もつ仕様しようになっている。（一方いっぽう、BSDでは、OPアドレス情報じょうほうは sockaddr に含ふくまないらしい。）

この sockaddr *ai_addr は構造こうぞう体たいのポインタなので、利用りようの際さいにはアロー演算えんざん子こ->で指定していしなければいけない（なぜ構造こうぞう体たいそのものではなく構造こうぞう体たいのポインタなのか気きになるかもしれないが、規格きかくなどでそう決きまってしまっているようなので、従したがうしかない。外国がいこくのサイトを見みても、同様どうようのコードである）。

本来ほんらいのBSDなどのsockaddr と sockaddr_in は、違ちがいとして、あて先さきIPアドレスの情報じょうほうを含ふくんでいるかどうかの違ちがいがある。sockaddr は、その構造こうぞう体たい変数へんすうの内部ないぶ情報じょうほうには、IPアドレスの情報じょうほうを含ふくまない。一方いっぽう、 sockaddr_in はIPアドレス情報じょうほうを含ふくむ。なので、上記じょうきコードでは、最終さいしゅう的てきにIPアドレス情報じょうほうを含ふくむ sockaddr_in に変換へんかんしているわけである。

BSD本来ほんらいの sockaddr はIPアドレス情報じょうほうを含ふくまないが、Windowsでは sockaddr がなんらかの方法ほうほうでIPアドレス情報じょうほうを含ふくんでおり、ともかくWindowsでは sockaddr_in に変換へんかんできるように実装じっそうをされている。


IPアドレス情報じょうほうをテキスト文字もじ化かできる関数かんすう inet_ntop が、sockaddr_in だけに対応たいおうしているので、これに変換へんかんしなけれんばならない。 

 inet_ntop(AF_INET6,  &nameaddr.s_addr, destbuf_text, 100 );

とあるが、 

 inet_ntop(アドレスファミリ,  & sockaddr_in 構造こうぞう体たい変数へんすう, 単たんなる入いれ物もの用ようの変数へんすう, 書かき込こみの幅はば );

のような書式しょしきである。


なお、むりやり sockaddr 構造こうぞう体たいの情報じょうほうを引数ひきすうに入いれてもコンパイルできてしまうが、まったく違ちがうIPアドレスが表示ひょうじされてしまう。 

 inet_ntop(AF_INET6,  (res->ai_addr), destbuf_text, 100 );

および 

 inet_ntop(AF_INET6,  (res->ai_addr), destbuf_text, 100 );

は、まったく見当けんとう違ちがいのアドレスを表示ひょうじするだけである。


なので、まず、 nameaddr.s_addr = ((struct sockaddr_in*)(res->ai_addr))->sin_addr.s_addr; は、addrinfo構造こうぞう体たいの中なかから、IPアドレス関連かんれんの要素ようそを抜ぬき出だすために、

(res->ai_addr)

という項目こうもくがある。

そして、 

(struct sockaddr_in*)(res->ai_addr)

によって、addrinfo構造こうぞう体たいのメンバとしての sockaddr 構造こうぞう体たいの情報じょうほうを、独立どくりつした sockaddr_in 構造こうぞう体たいのポインタとなるように転写てんしゃしている。

さて、 sockaddr_in 構造こうぞう体たいは、メンバ変数へんすうとして「sin_addr.s_addr」というのを持もつが、

(struct sockaddr_in*)(res->ai_addr)は、 sockaddr_in 構造こうぞう体たいではなく、 sockaddr_in 構造こうぞう体たいのポインタ なので、なので、「sin_addr.s_addr」にアクセスしたい場合ばあいには、アロー演算えんざん子こでアクセスしなければならない。


備考びこう
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MAKEWORDについて

なお、もし、冒頭ぼうとうの WSAStartup のコードを変かえてしまって、 

   WSAStartup(0x0002, &data);

と変かえてもコンパイルできてしまい、実行じっこう時じに表示ひょうじされるIPアドレスも相手あいて先さきのアドレスであるが（※ 2020年ねんにVisual Studio 2019で確認かくにん）、しかしMSDNでは推奨すいしょうしていない書式しょしきなので、MAKEWORDで書かいたほうが安全あんぜんだろう。

なお、「0x」とは「16進数しんすうで」という意味いみ。

WORDは、「16進数しんすうで4ケタ」の値ねという意味いみ。

なお、16進数しんすうの1ケタは、4ビットである。（2×2×2×2＝16なので。）

なので、1 WORD は、4×4＝16より、1 WORD は16ビット長ちょうである。


そして、1バイトは8ビットなので、つまりWORDとは2バイトである。

8ビットで0から256の数値すうちを扱あつかえるので、2バイトだと0から65536の数値すうちを扱あつかえる。つまり、WORDは0から65536の数値すうちを扱あつかえる。


MAKEWORDマクロ で作つくられるビット列びっとれつも、1 WORDである。なので、16進数しんすうで4ケタを指定していしてもいいのである。


なお、DWORD　とは「16進数しんすうで8ケタ」である。つまりDWORDなら合計ごうけい4バイトである。DWORDは4バイトなので 0から 4,294 967,296 の数値すうちを扱あつかえる。


ちなみに、0xでWSAStartupを直接ちょくせつ指定していした場合ばあい、 

   WSAStartup(0x 上うえ2ケタがマイナーバージョン 下か2ケタがメジャーバージョン, &data);

の書式しょしきである。MAKEWORDで生成せいせいした場合ばあいとは、マイナーバージョンとメジャーバージョンの順序じゅんじょが逆ぎゃくなので、気きをつけよう。

なので、 

   WSAStartup(0x0202, &data);

でもコンパイルが通とおるし、表示ひょうじされるIPアドレスも正常せいじょうである。

一方いっぽう、 

   WSAStartup(0x0200, &data);

では実行じっこうしても、IPアドレスが表示ひょうじされない。


ちなみに、 

    printf("%s\n", data.szDescription); // WinSock 2.0

    printf("バージョン : %d.%d \n" ,
        (BYTE)data.wHighVersion, (BYTE)(data.wHighVersion >> 8)
    );    // バージョン : 2.2

というコードをWinSockの生成せいせい以降いこうからクローズ前まえの任意にんいの場所ばしょに付つけ足たすことで、バージョンを表示ひょうじすことができる。 >> というのはシフト演算えんざん。上記じょうきコード例れいの場合ばあいなら、右みぎに8ビットのシフトをするという意味いみ。

上記じょうきコード中ちゅうの「data」とは、 

WSAStartup(MAKEWORD(2, 2), &data);

の第だい2引数ひきすうの&dataに由来ゆらいしている。なので、もし引数ひきすう名めいが別べつの名前なまえ(たとえば wsadata)で、ソケット生成せいせい時じのコードも 

WSAStartup(MAKEWORD(2, 2), &wsadata);

なら、 

   printf("%s\n", wsadata.szDescription); // WinSock 2.0

のようにコードが変かわる。

追加ついかコードの表示ひょうじ結果けっかは、 

WinSock 2.0
バージョン : 2.2

のように表示ひょうじされる。バージョン2.2であっても、「WinSock 2.0」と表示ひょうじされる。

IPv6対応たいおうのgetaddrinfo()

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下記かきコードでgetaddrinfoでIPv6でDNSサーバと通信つうしんできる。 

#include <stdio.h>
#include <winsock2.h>
#include <ws2tcpip.h>

#include <windows.h>
#include <stdlib.h>

#include <locale.h>

#define _WINSOCK_DEPRECATED_NO_WARNINGS // 古ふるい関数かんすうをいくつか使つかっているので。古ふるいのを置おき換かえできるなら不要ふよう。

#define _CRT_SECURE_NO_WARNINGS


#pragma comment( lib, "ws2_32.lib" )


// Winsock用ようパラメータ // ないとコンパイル時じにエラーになる。
// なぜだか、早はやめに宣言せんげんする必要ひつようがある。
int status;
int numsnt;


int main(int argc, char** argv) {

    // WinSockの初期しょき化かなど
    WSADATA data;
    WSAStartup(MAKEWORD(2, 0), &data);

    char hostname[20] = "www.yaahule.com"; // 架空かくうの企業きぎょう名めい
    struct addrinfo hints, * res;
    int err;

    memset(&hints, 0, sizeof(hints));
    hints.ai_socktype = SOCK_STREAM;
    hints.ai_family = AF_INET6;

    hints.ai_protocol = IPPROTO_TCP;


    err = getaddrinfo(hostname, NULL, &hints, &res);

    if (err != 0) {
        return -1;
    }

    // いっぺんに↓こう書かいても、コンパイルできない。いろいろアレンジしてもダメ。
    // &nameaddr->sin6_addr = ((struct sockaddr_in6*)(res->ai_addr))->sin6_addr.s6_addr;

    struct sockaddr_in6* nameaddr; // in6_addr 型がたではなく sockaddr_in6 に変かえること

    nameaddr = (struct sockaddr_in6*)res->ai_addr;

    char destbuf_text[500];

    inet_ntop(AF_INET6, &(nameaddr->sin6_addr), destbuf_text, 200);
    printf("IP v6 アドレス - %s\n", destbuf_text);


    freeaddrinfo(res);

    // WinSockの終了しゅうりょう
    WSACleanup();
}

socket() 関数かんすう

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socket() 関数かんすうの返却へんきゃく値ちは、intではなく、SOCKET型がたという専用せんようの型かたである必要ひつようがあります。

そのため、事前じぜんに SOCKET型がたの変数へんすう ConnectSocket を宣言せんげんしています。


またsocket() 関数かんすうは失敗しっぱいすると INVALID_SOCKET という返却へんきゃく値ちを返かえします。

socket()関数かんすうは3つの引数ひきすうを取とります。


これら3つの引数ひきすうの組くみ合あわせで、通信つうしん方法ほうほうを指定していしています。


第だい1引数ひきすうはアドレスファミリというものの指定していです。


ソケット構造こうぞう体たい

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基本きほん

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MSDNのコード中ちゅうに 

struct addrinfo *result

とありますが、

これは既すでにwindowsによって定義ていぎされている addrinfo 構造こうぞう体たいについてのポインタ変数へんすう result を作成さくせいする宣言せんげんです（Unixでも、構造こうぞう体たいの名前なまえは違ちがいますが、ソケット通信つうしんの専用せんようの構造こうぞう体たいが最初さいしょから用意よういされており、その構造こうぞう体たいの変数へんすうを書かき換かえることで通信つうしんする方法ほうほうです）。

さて、Windowsの上記じょうきの宣言せんげんでは、　addrinfo は作成さくせいされません（なぜなら、すでにaddrinfo構造こうぞう体たいは作成さくせいされているので）。


ptr->ai_family について

ソケット作成さくせいのコードで 

   ConnectSocket = socket(ptr->ai_family, ptr->ai_socktype,
       ptr->ai_protocol);

とあります。 「->」はアロー演算えんざん子こというもので、構造こうぞう体たいのポインタ の メンバ にアクセスするときに使つかいます。

ポインタ ptr が出でてきて厄介やっかいですが、

読よみとくと、ptr は単たんなる構造こうぞう体たい addrinf のポインタ変数へんすうです。

そしてWindowsの既すでに用意よういしている addrinfo 構造こうぞう体たいには、すでに ai_family メンバがありますので 『ADDRINFOA (ws2def.h) - Win32 apps | Microsoft Docs』『ADDRINFOA structure』 、

よって、 ptr->ai_family により、addrinfo構造こうぞう体たいの ai_family メンバにアクセスできるのです。

hints

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hints 関連かんれんの項目こうもくにある AF_INET というのはIPv4のアドレスファミリですが、なぜかIPv6時代じだいの現代げんだいでも流用りゅうようされており、これで色々いろいろと通用つうようします。

さて WindowsにかぎらずLinuxなどでも一般いっぱんに hints では、通信つうしん方法ほうほうを指定していする情報じょうほうが扱あつかわれている仕様しようである。

しかしWinSockのこのコードの hints は単たんにaddrinfo から流用りゅうようした構造こうぞう体たい変数へんすうである。 実際じっさい、MSDN の ADDRINFOA structure を見みると、ページ中ちゅうほどにある ai_family の項目こうもく一覧いちらんの中なかに「 AF_INET 」という項目こうもくがあります。

※ hintsは結局けっきょくは addrinfo 構造こうぞう体たいの流用りゅうようなので、極端きょくたんな話はなし、もしかしたら hints変数へんすうを作成さくせいしなくてもソケット通信つうしんできる可能かのう性せいもあるが、しかし互換ごかん性せいなどのため、hints 変数へんすうを残のこすほうが望のぞましいだろう。

ZeroMemory() というのは指定していした変数へんすうのメモリにゼロ 0 を書かき込こむ関数かんすう型がたAPIマクロ[1]。

ZeroMemory() の第だい1引数ひきすうは、0を書かき込こみたいインスタンスへのポインタ。

第だい2引数ひきすうは 0 を書かき込こむ文字もじの長ながさ。

外部がいぶ通信つうしんの方法ほうほう

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外部がいぶ通信つうしんの原理げんり

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HTTP通信つうしん

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telnet(テルネット) でのHTTP通信つうしんについても、上記じょうきリンク先さきにある。

WinInet

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Windowsでは、実じつはWinSockを使つかわずとも、HTTPやFTPなど、既存きそんの有名ゆうめいな通信つうしんプロトコルに対応たいおうした、簡略かんりゃく的てきに通信つうしんできる関数かんすうを持もった関数かんすうグループがWindowsには既すでに用意よういされており、たとえばWinInetと言いわれる関数かんすうグループがそのような目的もくてきのために用意よういされている。


※ 分類ぶんるい上じょうは、WinInet技術ぎじゅつは WinSock とは別べつの分類ぶんるいではあるが、本ほんwikiでは説明せつめいのレベルの都合つごう上じょう、WinSockの科目かもく内ないでWinInet技術ぎじゅつについても説明せつめいすることにする。

下記かきに、WinInetを用もちいたHTTP通信つうしんのコード例れいを示しめす。

下記かきコードを実験じっけんするには、事前じぜんに XAMPP や Apache などの webサーバ を立たち上あげること。なおwindowsの場合ばあい、apacheを直接ちょくせつインストールするのは難むずかしいので、xamppをインストールするのが入門にゅうもん的てきである（なお『PHP/確実かくじつに動作どうささせるまで』にXAMPPなどの設定せっていの解説かいせつあり）。

実験じっけん用ようのHTMLファイルには、detarame.html というHTMLファイルに、「seikou」（成功せいこうの意味いみ）という文字もじ列れつが書かいてあるとする。

コード例れい
#include <stdio.h>
#include <windows.h>
#include <wininet.h> // 当然とうぜんだが、wininet.h をインクルードしないと、wininet技術ぎじゅつを使つかえない

#pragma comment(lib,"wininet.lib")

int main() {
	// ハンドルの作成さくせい
	HINTERNET hInet;
	hInet = InternetOpen(TEXT("sample"), INTERNET_OPEN_TYPE_DIRECT, NULL, NULL, 0);

	// URLのオープン
	HINTERNET hFile;
	hFile = InternetOpenUrl(hInet,
		TEXT("http://localhost/detarame.html"), // ここにアクセスしたいページ名めいのURLなど
		NULL, 0, INTERNET_FLAG_RELOAD, 0);

	// ファイルの読よみ込こみの事前じぜん処理しょり
	DWORD readSizeMax = 1000; // 読よみ取とりの上限じょうげんサイズ。仕様しようにより、DWORDと決きまっている。
	char* outBuf; // 受信じゅしん物ぶつを格納かくのう。仕様しようにより、ポインタでなければならない

	outBuf = (char*)GlobalAlloc(GPTR, 1000); // メモリの動的どうてき確保かくほ。これしないと文字もじ化ばけ「seikouﾌﾌﾌﾌﾌﾌ」以下いか略りゃくが発生はっせい

	DWORD* realRead; // 実際じっさいに読よみ込こまれるサイズの格納かくのう用よう

	// 読よみ込こみのループ
	while (1) {
		bool rVal = InternetReadFile(hFile, outBuf, readSizeMax, (DWORD*)&realRead);

		if (rVal == true) {
			break;
		}
	}

	printf("%s\n", outBuf);
	GlobalFree(outBuf); // さきほど動的どうてき確保かくほしたメモリの解放かいほう


	// 終了しゅうりょう処理しょり
	InternetCloseHandle(hFile);
	InternetCloseHandle(hInet);

	return 0;
}


実行じっこう結果けっか

※ http://localhost/detarame.html のページ内容ないようと同おなじ内容ないようが、そのまま表示ひょうじされる。

たとえば、webブラウザで上記じょうきページにアクセスした場合ばあいに「seikou」と表示ひょうじされるなら、上記じょうきC++コードを実行じっこうした際さいには、コマンドプロンプトで「seikou」と表示ひょうじされる。 

seikou

のように表示ひょうじされる。

※ 2023年ねんのwindows11でも問題もんだいなく上記じょうきコードは動作どうさする。
技術ぎじゅつ解説かいせつ

WinInetのHTTP通信つうしんの場合ばあい、ポート番号ばんごうなどの指定していの必要ひつようがない。

指定していするのは、ほぼURLのみで、関数かんすう InternetOpenURL でアクセス先さき URL を指定していする。「URLのどこからどこがドメイン名めいか？」とか、ユーザーは意識いしきの必要ひつようがない。


その他た、InternetOpen などが用意よういされており、割わりとC言語げんごのファイル入出力にゅうしゅつりょくの雰囲気ふんいきに近ちかいようなユーザーフレンドリーな感かんじで操作そうさできるように、マイクロソフトが仕様しようを作つくっている。

先さきにInternetOpen してからでないと、関数かんすう InternetOpenURL を使つかえないハズである。


さて、C言語げんごのファイル入出力にゅうしゅつりょくでは、ファイルポインタというものを介かいして、ファイルのOpenやcloseなどの処理しょりをする。

Win32APIではファイルハンドルというものが用意よういされており、ファイルポインタと似にたような使つかいかたをする。


InternetOpenの内容ないようを、ファイルハンドルに保管ほかんする。

通信つうしんが終おわったら、使用しようしたファイルハンドルを片付かたづけるため、関数かんすう InternetCloseHandleでクローズする。


GlobalAllocは、Windows特有とくゆうの、メモリの動的どうてき確保かくほの関数かんすう。標準ひょうじゅんC言語げんごでいうmallocのようなメモリ確保かくほの関数かんすうである。

本ほんWinInet通信つうしんでは実装じっそうの都合つごうなどで、もしコレを使つかわずに直接ちょくせつにchar型がたの配列はいれつに受信じゅしんした文字もじを格納かくのうしようとしても、文字もじ化ばけで 

seikouﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌ

以下いか略りゃくのように表示ひょうじされてしまう。


メモリ確保かくほしたら、本来ほんらいなら、使用しようが終おわったらGlobalFree()でメモリ解放かいほうしないといけない。なので、上記じょうきコードでは、メモリ解放かいほうしてある。

なお、mallocも、free()関数かんすうでメモリ解放かいほうするのが、行儀ぎょうぎよい、とされる。なぜなら、mallocなどのメモリ確保かくほの関数かんすうを使つかう場合ばあい、使用しよう後ごにはメモリ解放かいほうをしないと、バグとして「メモリリーク」というメモリ圧迫あっぱくのバグの原因げんいんになりやすいからである。


メモリ確保かくほしたら、本来ほんらいなら、使用しようが終おわったらGlobalFree()でメモリ解放かいほうしないといけない。なので、上記じょうきコードでは、メモリ解放かいほうしてある。 実じつは、この程度ていどの長ながさのコードの場合ばあい、Windowsが気きを利きかして、コード終了しゅうりょう時じにメモリを解放かいほうしてくれるのでGlobalFree()の省略しょうりゃくも可能かのうである。だが今後こんご、別べつの長ながいコードにコピーする場合ばあいなど将来しょうらい的てきな学習がくしゅうも考かんがえ、上記じょうきコードではメモリを行儀ぎょうぎよく解放かいほうしてある。


なお、もし単たんに GlobalAlloc(GPTR, 1000); の部分ぶぶんをそのまま malloc(1000); に置おき換かえても、Windowsの実装じっそうの都合つごうなのか、文字もじ化ばけ「seikouﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍ」が出でてしまう。

malloc だと、GlobalAlloc引数ひきすうの「GPRT」などのフラグ設定せっていを出来できない。


その他た

マイクロソフトは、WinInetについてはサンプルコードのひとつも公式こうしきMSDNに紹介しょうかいしていない（2020年ねん7月がつに確認かくにん）。せっかくユーザフレンドリーなWinInetがあるのに、サービス心しんが中途半端ちゅうとはんぱである。



その他たのコード例れい

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InternetReadFile の仕様しようとして、ファイルを読よみ終おわると、 InternetReadFile(hFile, outBuf, readSizeMax, (DWORD*)&realRead); の最後さいごの引数ひきすう realRead に 0 が代入だいにゅうされる。

なので、この仕様しようを使つかうことで、HTTP通信つうしんにおける受信じゅしんのwhileループを下記かきのように書かき換かえることもできる。


コード例れい
#include <stdio.h>
#include <windows.h>
#include <wininet.h> // 当然とうぜんだが、wininet.h をインクルードしないと、wininet技術ぎじゅつを使つかえない

#pragma comment(lib,"wininet.lib")

int main() {
	// ハンドルの作成さくせい
	HINTERNET hInet;
	hInet = InternetOpen(TEXT("sample"), INTERNET_OPEN_TYPE_DIRECT, NULL, NULL, 0);

	// URLのオープン
	HINTERNET hFile;
	hFile = InternetOpenUrl(hInet,
		TEXT("http://localhost/detarame.html"), // ここにアクセスしたいページ名めいのURLなど
		NULL, 0, INTERNET_FLAG_RELOAD, 0);

	// ファイルの読よみ込こみの事前じぜん処理しょり
	DWORD readSizeMax = 1000; // 読よみ取とりの上限じょうげんサイズ。仕様しようにより、DWORDと決きまっている。
	char* outBuf; // 受信じゅしん物ぶつを格納かくのう。仕様しようにより、ポインタでなければならない

	outBuf = (char*)GlobalAlloc(GPTR, 1000); // メモリの動的どうてき確保かくほ。これしないと文字もじ化ばけ「seikouﾌﾌﾌﾌﾌﾌ」以下いか略りゃくが発生はっせい

	DWORD* realRead; // 実際じっさいに読よみ込こまれるサイズの格納かくのう用よう

	// 読よみ込こみのループ
	while (1) {
		bool rVal = InternetReadFile(hFile, outBuf, readSizeMax, (DWORD*)&realRead);

		if ( (int)realRead <= 0) {
			break;
		}
	}
    
	printf("%s\n", outBuf);
	GlobalFree(outBuf); // さきほど動的どうてき確保かくほしたメモリの解放かいほう

	// 終了しゅうりょう処理しょり
	InternetCloseHandle(hFile);
	InternetCloseHandle(hInet);

	return 0;
}

※ windows11で試ためしたところ、realRead を (int) で変換へんかんしないといけなかった。変換へんかんしないとビルドエラーになった。

関連かんれんページ

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外部がいぶリンク集しゅう

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ソケットプログラミングについての出版しゅっぱん状じょう況きょうは、まるで Visual C++ の Windows APIプログラミングの書店しょてんでの不足ふそくぶりと類似るいじの状況じょうきょうであり、あまり市販しはんの入門にゅうもん書しょではソケットプログラミングが解説かいせつされていない状態じょうたいである。

そのため当面とうめんはネットの解説かいせつサイトを参考さんこうにするしかない。

下記かきのサイトに、充実じゅうじつしたWinSockの解説かいせつがある。

参考さんこう文献ぶんけん

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  1. ^ 2021年ねん8月がつ現在げんざい、ZeroMemoryはObsolateで、SecureZeroMemory の使用しようが推奨すいしょうされています（最適さいてき化かで揮発きはつしません）。 ⇒ https://docs.microsoft.com/ja-jp/previous-versions/windows/desktop/legacy/aa366877(v=vs.85)
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