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「オタげい」のはんあいだ差分さぶん

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'''オタげい'''(オタげい)とは、[[演奏えんそうかい|コンサート]]などにおいてファンがひろげる、独特どくとくうごきをともなおどり、[[ダンス]]ごえのことである<ref name="asahi">{{cite news|title=(21世紀せいきのキーワード)ヲタげい 自虐じぎゃくかぎりなくちか諧謔かいぎゃく|author=鈴木すずき京一きょういち|newspaper=朝日新聞あさひしんぶん朝刊ちょうかん|publisher=朝日新聞社あさひしんぶんしゃ|location=東京とうきょう|page=12|date=2009-10-05}}</ref><ref name="mj">{{cite news|title=オタげい(キーワード)|date=2006-06-28|newspaper=日経にっけいMJ|publisher=日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ|location=東京とうきょう|page=8}}</ref><ref name="otageidvd1">ヲタげいDVD VOL.1 2009-05-26発売はつばい レーベル:クリスタルウェーブ ASIN:B0029WFJDU</ref>。文字通もじどおり[[アイドル]][[おたく|オタク]]([[っかけ]])とうがアイドルや声優せいゆうなどのコンサート・ライブなどでおこなっている、アイドルのためにささげる[[応援おうえん]]の[[げい]](パフォーマンス)、応援おうえん方法ほうほうである<ref name="oricon">{{Cite web|和書わしょ|date=2008-05-21|url=https://www.oricon.co.jp/news/54773/full/|title=榊原さかきばらゆいがファンに「オタげい禁止きんし」|publisher=ORICON STYLE|accessdate=2011-10-11}}</ref>。オタげいをすることを'''つ'''などとび<ref name="shingo" /><ref name="zakzak">{{Cite web|和書わしょ|date=2008-05-25|url=http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_05/g2008052318_all.html|title=人気にんき声優せいゆうが“勇気ゆうきある発言はつげん”「オタげい禁止きんし」の波紋はもん |publisher=ZAKZAK|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080615063827/http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_05/g2008052318_all.html|archivedate=2008-06-15|accessdate=2018-07-30|deadlinkdate=2018-07-30}}</ref>、オタげいたのしむひとたちのことを''''''とんだりする<ref name="akibaderomance">アキバでロマンス〜アイドルと一緒いっしょまなぶヲタげい〜 2014-01-25初版しょはん 著者ちょしゃ:オタげい推奨すいしょう委員いいんかい ISBN 978-4-902307-56-6</ref><ref name="shingo">{{Cite web|和書わしょ|date=2006-07-28|url=http://dic.yahoo.co.jp/newword?index=2006000418&ref=1|title=ヲタげい|author=亀井かめいはじめ|publisher=JapanKnowledge|accessdate=2011-10-18}}{{リンクれ|date=2018ねん7がつ}}</ref>。語源ごげんは、「アイドルオタクのげい」のりゃくである<ref name="shingo" />。[[VOCALOID|ボカロ]]きょくやアイドル以外いがい邦楽ほうがくわせてオタげいつこともある。
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「オタげい」と表記ひょうきされるものは、アイドルを応援おうえんするためのげい通称つうしょう:地下ちかげい)。
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「ヲタげい」と表記ひょうきされるものは、観衆かんしゅうけておこなうパフォーマンス(通称つうしょう:サイリウムダンス、サイリウムパフォーマンス)と分類ぶんるいされている。


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2024ねん1がつ3にち (水)すい 18:53時点じてんにおけるはん

秋葉原あきはばらでオタげいを「つ」ファン

オタげい(オタげい)とは、コンサートなどにおいてファンがひろげる、独特どくとくうごきをともなおどり、ダンスごえのことである[1][2][3]文字通もじどおアイドルオタクっかけとうがアイドルや声優せいゆうなどのコンサート・ライブなどでおこなっている、アイドルのためにささげる応援おうえんげい(パフォーマンス)、応援おうえん方法ほうほうである[4]。オタげいをすることをなどと[5][6]、オタげいたのしむひとたちのことをんだりする[7][5]語源ごげんは、「アイドルオタクのげい」のりゃくである[5]ボカロきょくやアイドル以外いがい邦楽ほうがくわせてオタげいつこともある。

「オタげい」と表記ひょうきされるものは、アイドルを応援おうえんするためのげい通称つうしょう:地下ちかげい)。「ヲタげい」と表記ひょうきされるものは、観衆かんしゅうけておこなうパフォーマンス(通称つうしょう:サイリウムダンス、サイリウムパフォーマンス)と分類ぶんるいされている[よう出典しゅってん]

オタげいとヲタげいは、共通きょうつううごきもあるが、ヲタげいにはコールがなかったり、わざ大量たいりょうにあったりと、相違そういてん存在そんざいする[8]

オタげい種類しゅるい

オタげいには以下いかのようなものがある。

地蔵じぞう(タイガー)
直立ちょくりつ不動ふどうにてうごかずあつ視線しせんおく行為こうい。もっともシンプルであるが、せいどう関係かんけいから目立めだ[7]
マワリ
頭上ずじょう手拍子てびょうしはたきながらそのみぎひだり回転かいてんジャンプをする[7][1][3][5]
ロマンス
ななじょうゆびさした状態じょうたいからうで[7][3][5][4][9]
PPPH
“パン、パパン”と拍手はくしゅして“ヒュー”とこえをかける[7][3][5][9]
ケチャ
インドネシアケチャのようにひく姿勢しせいり、うで手前てまえからステージじょうのアイドルのほうげる[7][1][3][9]
サンダースネイク
かみなりへびをイメージするわざで、難易なんいひくい。直線ちょくせんてきうごきとえんわさっているためむずかしくえるが、ひとひとつのうごきは単純たんじゅんであり、れると集団しゅうだんにてシンクロしたマスゲームてき行為こういおこないやすくもっとも迫力はくりょくがあるので、オタげい代表だいひょうてき行為こういしょうされることもある[7]
メリーゴーランド
メリゴともしょうされる。一人ひとりわざとはことなり複数ふくすう人数にんずうおこなう。左手ひだりてをあげ、はん時計とけいまわりにまわ[7]通常つうじょう、3 - 20にん程度ていどおこなわれるが、だい規模きぼなものでは50 - 100にん単位たんいおこなわれる場合ばあいもある。
いえとら
「イエッタイガー」の略称りゃくしょうで、熱心ねっしん応援おうえんするアイドルファンが、複数ふくすうのメンバーやユニットにたいし、ライブで「イエッタイガー」とさけんで応援おうえんすることをす。
ガチこい口上こうじょう
なが感想かんそうあいだうセリフ。通常つうじょう、「いたいことがあるんだよ、やっぱり○○はかわいいよ、大好だいすきやっぱき、やっとつけたお姫様ひめさまおれまれてきた理由りゆう、それはおまえ出会であうため、おれ一緒いっしょ人生じんせいあゆもう、世界せかい一番いちばんあいしてる、あ・い・し・て・るー」となる。

歴史れきし

「オタげい」という言葉ことば登場とうじょうするはる以前いぜんの1970年代ねんだい - 1980年代ねんだいから、アイドルの親衛隊しんえいたいきょくわせて一斉いっせいこえをかける応援おうえんスタイルはかけられた[1][5]

おそくとも1997ねん12月9にちナイナイナだい29かい矢部やべ趣味しゅみを!(嘉門かもん洋子ようこ水野みずのあおい)」というテレビ番組ばんぐみでオタげい様子ようす日本にっぽん全国ぜんこく放送ほうそうされている。それ以前いぜんにも、水野みずのあおいのコンサートでは毎回まいかいオタげいおこなわれていたようである(ライブビデオの音声おんせいにオタげい特有とくゆうごえ記録きろくされている)。2000年代ねんだいはいって前述ぜんじゅつ応援おうえんスタイルにおどりがくわわるなどして多様たよう[1][5]ハロー!プロジェクトけいコンサートにおいて「オタげい」という言葉ことば認知にんちされるようになったとされる[6]とくに、2002ねん9月4にちの「ロマンティック かれモード」の発表はっぴょうけとなり、すうねんけておちゃあいだれる程度ていどにまでひろまったとわれている[10]。しかし、当時とうじはアイドルへの応援おうえん活動かつどう一般いっぱんてき趣味しゅみとしてはとらえられておらず、2005ねん放送ほうそうのテレビドラマ『電車でんしゃおとこ』でステレオタイプなオタクの姿すがた全国ぜんこくネットで放映ほうえいされた影響えいきょうもあり、すくなくとも2000年代ねんだいまつまではアイドル陶酔とうすいってファンが応援おうえんする姿すがたたいして「幼稚ようちである」「常識じょうしきけており危険きけん」などとった批判ひはんこえおおかった。その2006ねんごろからYouTubeやニコニコ動画どうがなどの動画どうが共有きょうゆうサービスを中心ちゅうしんとしてオタげいてき各種かくしゅパフォーマンスの様子ようすひろ拡散かくさんし、オタク文化ぶんか魅力みりょく一般人いっぱんじんにもつたわるようになってきたとともに、Jリーグ川崎かわさきフロンターレ選手せんしゅが2007ねんのファン感謝かんしゃデーで「ンタげい」と銘打めいうったパフォーマンスでおこなうなど[11]一般いっぱんにもひろ認知にんちされるようになってきた。2014ねんごろまでにはアイドルやアニメも一般いっぱんてき娯楽ごらくとなり、オタげいおこなうことを主体しゅたいとしたイベント・ライブも頻繁ひんぱん開催かいさいされるようになっている[12][13]現在げんざいではオタクてき趣味しゅみ社会しゃかいてきひろ理解りかいされるようになったため、「オタげい」は1つのエンターテインメントの姿すがたとして理解りかいされている。 有名ゆうめいなヲタげいのパイオニアチームとしてGinyuforcEがある。

評価ひょうか

ステージじょうでオタげい披露ひろうするパフォーマー

オタげいたいしては、日本にっぽん独特どくとくのライブのたのしみかたの1つとして認知にんちされるようになった一方いっぽうで、“コンサートなどでオタげいをすることがイベント来場らいじょうしゅ目的もくてきになっている[1][4]”“自分じぶんたちの世界せかいはいんでしまい独善どくぜんてき周囲しゅうい使つかわないものがいる[6]”“「オタげいという名前なまえいているだけで『迷惑めいわく行為こうい』である」”といった批判ひはんもあり[4][14]、オタげい応援おうえん行為こういかそうでないかで意見いけんかれている[4]一部いちぶでは、オタげい過激かげき応援おうえん行為こうい禁止きんしするケースもている[15][16]

最近さいきんではヲタげいをコンサート会場かいじょうおこなうのではなく独立どくりつしたパフォーマンスアートとして披露ひろうするひとおおく、その評価ひょうか様々さまざまである。

鉄道てつどうえきのホームや電車でんしゃ車内しゃないペンライトケミカルライトとくあかいろ)をまわすと、乗務じょうむいんえき係員かかりいん緊急きんきゅう停止ていし合図あいず誤認ごにんし、緊急きんきゅう停止ていしして運行うんこうダイヤをみだ危険きけんせいがあることから、JR東日本ひがしにっぽん西武鉄道せいぶてつどうなどでは使用しようをやめるよう、注意ちゅうい喚起かんきしている[17]

2017ねん8がつには、神戸こうべのご当地とうちアイドル「KOBerrieS♪」のコンサートにおいて、過度かどなオタげいにより歌声うたごえ演奏えんそうこえなかったとして観客かんきゃく男性だんせい主催しゅさいしゃたいしコンサートのやりなおしや損害そんがい賠償ばいしょうもとめる訴訟そしょうこしている[18][19]判決はんけつぶんでは、オタげいについて「アイドルのコンサートにおいて、一部いちぶ観客かんきゃくが、きょくわせて『オー!オー!オー!オー!』のようなごえしたり、はげしくなんもジャンプしたり、棒状ぼうじょうのライト(ケミカルライトとう)をまわすなどの行為こうい」として言及げんきゅうされていた[18][19]

脚注きゃくちゅう

  1. ^ a b c d e f 鈴木すずき京一きょういち (2009ねん10がつ5にち). “(21世紀せいきのキーワード)ヲタげい 自虐じぎゃくかぎりなくちか諧謔かいぎゃく”. 朝日新聞あさひしんぶん朝刊ちょうかん (東京とうきょう: 朝日新聞社あさひしんぶんしゃ): p. 12 
  2. ^ “オタげい(キーワード)”. 日経にっけいMJ (東京とうきょう: 日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ): p. 8. (2006ねん6がつ28にち) 
  3. ^ a b c d e ヲタげいDVD VOL.1 2009-05-26発売はつばい レーベル:クリスタルウェーブ ASIN:B0029WFJDU
  4. ^ a b c d e 榊原さかきばらゆいがファンに「オタげい禁止きんし”. ORICON STYLE (2008ねん5がつ21にち). 2011ねん10がつ11にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c d e f g h 亀井かめいはじめ (2006ねん7がつ28にち). “ヲタげい”. JapanKnowledge. 2011ねん10がつ18にち閲覧えつらん[リンク]
  6. ^ a b c 人気にんき声優せいゆうが“勇気ゆうきある発言はつげん”「オタげい禁止きんし」の波紋はもん”. ZAKZAK (2008ねん5がつ25にち). 2008ねん6がつ15にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん7がつ30にち閲覧えつらん
  7. ^ a b c d e f g h アキバでロマンス〜アイドルと一緒いっしょまなぶヲタげい〜 2014-01-25初版しょはん 著者ちょしゃ:オタげい推奨すいしょう委員いいんかい ISBN 978-4-902307-56-6
  8. ^ 『オタげい(ヲタげい)』とは?意味いみ種類しゅるい使つかかた解説かいせつ!|ネットペディア|ネット用語ようごやオタク用語ようご意味いみ解説かいせつサイト”. ネットペディア|ネット用語ようごやオタク用語ようご意味いみ解説かいせつサイト (2019ねん11月12にち). 2023ねん9がつ7にち閲覧えつらん
  9. ^ a b c 高橋たかはしモータース@dcp (2012ねん10がつ13にち). “っているとどこかで使つかえる!? アイドル現場げんば専門せんもん用語ようご!”. マイナビニュース. マイナビ. 2012ねん10がつ15にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん7がつ30にち閲覧えつらん
  10. ^ “【ライブレポート】藤本ふじもと美貴みきいちにちかぎりの“アイドル”復活ふっかつ。3000にんが「美貴みきさま美貴みきさま仕置しおきキボンヌ!」 | BARKS” (日本語にほんご). BARKS. https://www.barks.jp/news/?id=1000088660 2018ねん9がつ2にち閲覧えつらん 
  11. ^ フォトニュース - J1:だい22せつ 川崎かわさきF vs G大阪おおさか”. J's GOALニュース. Jリーグ.jp (2007ねん8がつ25にち). 2018ねん7がつ30にち閲覧えつらん
  12. ^ オタげい :「らき☆すた」の聖地せいちやくが"主役しゅやく"に 久喜くき土師はじさい「WOTAKOIソーラン」”. 毎日新聞まいにちしんぶんデジタル (2010ねん8がつ22にち). 2010ねん8がつ24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2011ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  13. ^ 三好みよし尚紀なおき (2011ねん6がつ21にち). “うたにバトルにオタげいまで!? 「おどってみた」の祭典さいてん「ダンマス」だい2だん開催かいさい”. ガジェット通信つうしん. 2011ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  14. ^ 榊原さかきばらゆい公式こうしきブログ - 榊原さかきばら気持きも”. LOVE×TRAX (2008ねん5がつ20日はつか). 2011ねん10がつ11にち閲覧えつらん
  15. ^ オタげい、ケミカルライト禁止きんし……アイドルファンの“応援おうえん”、どこまでゆるされる?”. ORICON STYLE. オリコン (2015ねん4がつ9にち). 2016ねん1がつ11にち閲覧えつらん
  16. ^ 水樹みずき奈々ななコンサートが「オタげい」でらされる 規制きせい対象たいしょう「DD」とは何者なにものだ?”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2012ねん8がつ2にち). 2016ねん1がつ11にち閲覧えつらん
  17. ^ 若松わかまつ真平まっぴら (2015ねん6がつ29にち). “「ホームでサイリウムらないで」 JRひがしが『オタげい画像がぞう』で注意ちゅうい”. withnews. 朝日新聞社あさひしんぶんしゃ. 2018ねん7がつ30にち閲覧えつらん
  18. ^ a b “【メガプレミアム】「ホーーーー、ホワホワ!」“オタげい”のかけごえきょくこえない…アイドルコンサートやりなおもと憤怒ふんぬ法廷ほうてい闘争とうそう. 産経新聞さんけいしんぶん (産業経済新聞社さんぎょうけいざいしんぶんしゃ). (2017ねん8がつ13にち). https://www.sankei.com/article/20170813-GFBM3M7BBJKQXIVI2SGSGV67ZQ/ 2018ねん7がつ30にち閲覧えつらん 
  19. ^ a b 大阪おおさか高等こうとう裁判所さいばんしょ平成へいせい29ねん4がつ27にち判決はんけつはんタ1441ごう37ぺーじ)。

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク