国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん分類ぶんるい表ひょう

国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん分類ぶんるい表ひょう（こくりつこっかいとしょかんぶんるいひょう, NDLC)は、日本にっぽんの国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんで使つかわれている図書館としょかん資料しりょうの分類ぶんるい表ひょうである。

英語えいご表記ひょうきのNational Diet Library Classificationの頭文字かしらもじをとって「NDLC」と呼よばれる。

特徴とくちょう

記号きごう法ほうとして、ロろーマ字まじと整数せいすうを組くみ合あわせた混合こんごう型がた非ひ十進法じっしんほう分類ぶんるい法ほうを採用さいようしている。例たとえば、「ND511」といった形式けいしきをとる。この例れいにおいて、記号きごう「N」は「科学かがく技術ぎじゅつ」、「ND」は「電気でんき工学こうがく」、「ND511」は「電気でんき通信つうしん」を意味いみしている。

日本にっぽんで最もっとも一般いっぱん的てきに用もちいられている日本にっぽん十じゅう進しん分類ぶんるい法ほう(NDC)との大おおきな違ちがいとしては、社会しゃかい科学かがく部門ぶもんの重視じゅうしが挙あげられる。分類ぶんるい体系たいけいの最さい上位じょうい(記号きごうの1文字もじ目めのロろーマ字まじA～Z)に社会しゃかい科学かがくの諸しょ部門ぶもん(例れい: 経済けいざい・産業さんぎょう(D)、社会しゃかい・労働ろうどう(E)、教育きょういく(F)、歴史れきし・地理ちり(G))を割わり当あてているところにその特徴とくちょうが現あらわれている。また、「A」に「政治せいじ・法律ほうりつ・行政ぎょうせい」を割わり当あてていることは、国会こっかいに所属しょぞくする図書館としょかんの特色とくしょくを反映はんえいしている。

分類ぶんるい体系たいけい

A: 政治せいじ・法律ほうりつ・行政ぎょうせい
B: 議会ぎかい資料しりょう
C: 法令ほうれい資料しりょう
D: 経済けいざい・産業さんぎょう
E: 社会しゃかい・労働ろうどう
F: 教育きょういく
G: 歴史れきし・地理ちり
H: 哲学てつがく・宗教しゅうきょう
K: 芸術げいじゅつ・言語げんご・文学ぶんがく
M～S: 科学かがく技術ぎじゅつ
U: 学術がくじゅつ一般いっぱん・ジャーナリズム・図書館としょかん・書誌しょし
V: 特別とくべつコレクション
W: 古書こしょ・貴重きちょう書しょ
Y: 児童じどう図書としょ・簡易かんい整理せいり資料しりょう・専門せんもん資料しりょう室しつ資料しりょう・特殊とくしゅ資料しりょう
Z: 逐次ちくじ刊行かんこう資料しりょう

採用さいようしている図書館としょかん

国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんのほか、日本にっぽん国内こくないのいくつかの図書館としょかんがこの分類ぶんるい表ひょうを採用さいようしている。

京都大学きょうとだいがく附属ふぞく図書館としょかん

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