野口のぐち昭子あきこ

野口のぐち 昭子あきこ（のぐち あきこ、1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）11月1日にち - 2004年ねん（平成へいせい16年ねん）7月がつ27日にち）は、全ぜん生せい社しゃ社長しゃちょう、社団しゃだん法人ほうじん整体せいたい協会きょうかい会長かいちょう。整体せいたい協会きょうかい創始そうし者しゃである野口のぐち晴はる哉の妻つま。旧姓きゅうせい・近衛このえ、島津しまつ。

人物じんぶつ

公爵こうしゃく近衛このえ文麿ふみまろの長女ちょうじょ。母ははは毛利もうり高だか範はんの娘むすめ・千代子ちよこ。東京とうきょう生うまれ。一いち度どは公爵こうしゃく島津しまつ忠秀ただひでに嫁かして修久のぶひさら二男じなん一いち女じょを儲もうけたが、戦後せんごの混乱こんらん期きに忠秀ただひでのもとを去さって出入でいりの整体せいたい師し野口のぐち晴はる哉と駆かけ落おちし、「昭和しょうわのノラ事件じけん」と呼よばれて話題わだいになった。1945年ねん12月に島津しまつ忠秀ただひでと離縁りえんした。

野口のぐち晴はる哉と結婚けっこんしてからは、晴はれ哉の著作ちょさくを発行はっこうする全ぜん生せい社しゃの社長しゃちょうに就任しゅうにんし、出版しゅっぱん事業じぎょうを通つうじて野口のぐち整体せいたいの普及ふきゅうに貢献こうけんした。

夫おっとに先立さきだたれてからは、整体せいたい協会きょうかいの会長かいちょうとして整体せいたい法ほうの普及ふきゅうに携たずさわった。著作ちょさくにおいては、夫おっとである晴はれ哉を指さして「先生せんせい」と呼よんでいることが特徴とくちょう的てきである。

晴はれ哉との間あいだに四よん男なんがおり、長男ちょうなんの野口のぐち裕哉ゆうやは『日刊にっかんマニラ新聞しんぶん』社主しゃしゅ、次男じなんの野口のぐち裕之ひろゆきは社団しゃだん法人ほうじん整体せいたい協会きょうかい内ないの身体しんたい教育きょういく研究所けんきゅうじょ所長しょちょう、三男さんなんの野口のぐち裕介ゆうすけは社団しゃだん法人ほうじん整体せいたい協会きょうかいの本部ほんぶ講師こうしを務つとめる。

2004年ねん、心筋梗塞しんきんこうそくのため都内とないの自宅じたくで死去しきょ。87歳さい没ぼつ。

著書ちょしょ

• 『回想かいそうの野口のぐち晴はる哉 - 朴歯ほうばの下駄げた』ちくま文庫ぶんこ ISBN 4-480-42167-X
• 『子育こそだての記き』全ぜん生せい社しゃ
• 『朴歯ほうばの下駄げた』全ぜん生せい社しゃ
• 『時計とけいの歌うた』全ぜん生せい社しゃ
• 『句集くしゅう 道どうの空そら』全ぜん生せい社しゃ
• 『見みえない糸いと』全ぜん生せい社しゃ

参考さんこう文献ぶんけん

• 霞かすみ会館かいかん華族かぞく家系かけい大成たいせい編輯へんしゅう委員いいん会かい『平成へいせい新しん修おさむ旧きゅう華族かぞく家系かけい大成たいせい』上巻じょうかん、霞かすみ会館かいかん、1996年ねん。

外部がいぶリンク

• 全ぜん生せい社しゃ
• 社団しゃだん法人ほうじん整体せいたい協会きょうかい