おっぱい星ほし人じん

おっぱい星ほし人じん（おっぱいせいじん）とは、女性じょせいの乳房ちぶさ（おっぱい）に対たいする興味きょうみ、関心かんしんが一般いっぱんの人ひとより高たかい人ひとを指さす俗語ぞくごである。

本ほん記事きじでは語句ごくとしての「おっぱい星ほし人じん」のほか、映画えいが『オッパイ星ほし人じん』についても記述きじゅつする。嗜好しこう・関心かんしんそのものについては胸むねフェティシズムを参照さんしょう。

概要がいよう

女性じょせいのおっぱいに性的せいてきに強つよく惹ひかれる男性だんせいのことを意味いみし、英語えいごではtitsmanやboobmanという。

巨乳きょにゅうフェチ作家さっかの鏡かがみ裕之ひろゆきは、オッパイ星ほし人じんとオッパイ好すきを「ポルノ作品さくひんに対たいして揉もむや吸すうなどの巨乳きょにゅうフェチプレイよりも挿入そうにゅう描写びょうしゃを求もとめる男性だんせいは『オッパイ好すき』、挿入そうにゅう描写びょうしゃよりも巨乳きょにゅうフェチプレイの描写びょうしゃを多おおく求もとめる男性だんせいは『オッパイ星ほし人じん』」とそれぞれ定義ていぎする。

来歴らいれき

その発祥はっしょうは不明ふめいであるが、1990年代ねんだいにタモリとヒロミが『ボキャブラ天国てんごく』などのテレビ番組ばんぐみにて、自分じぶんたちの嗜好しこうを表現ひょうげんする用語ようごとして使つかい始はじめた。後のちにこの語かたりが「巨乳きょにゅう好すきの人ひと」の意味いみで使つかわれるようになったことに対たいしタモリは「元々もともとは大おおきさに関係かんけいなく『おっぱい好すきの人ひと』の意味いみ。言いい始はじめた自分じぶんが言いうんだから間違まちがいない。」と語かたった。

『現代げんだい用語ようごの基礎きそ知識ちしき』1996年版ねんばんでは「巨乳きょにゅうの人ひと」の意いとされていたものが、同どう1997年版ねんばんでは「巨乳きょにゅう好すきの人ひと」と意味いみが変化へんかしている。

1997年ねん出版しゅっぱんの『若者わかものことば辞典じてん』では「○○星ほし人じんで、○○が大好だいすきな人ひとを表あらわす」と、一般いっぱん化かした形かたちで述のべている。

2001年ねん、読売よみうりテレビアナウンサーの野村のむら明大めいだいは、香取かとり慎吾しんごが使つかいはじめてからよく使つかわれるようになったとの説せつを唱となえている。また、山田やまだ五郎ごろうが使つかい始はじめたという説せつも紹介しょうかいしている。

2002年ねん出版しゅっぱんの『なにわOL処世しょせい道どう』（そのだちえ著しる、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）でも「大おおきいバストが好すきな男性だんせい」と述のべている。

2003年ねん出版しゅっぱんの『日本にっぽん俗語ぞくご大だい辞典じてん』に見出みだし語ごとして採録さいろくされており、「胸むねの大おおきな女性じょせい。また、そのような女性じょせいが好すきな男性だんせい。後者こうしゃの意味いみが一般いっぱん的てき」と説明せつめいしている。

なお、『とんねるずの生せいでダラダラいかせて!!』で、木梨きなし憲武のりたけがかとうれいこを「おっぱい星ほし人じん」と呼よんだことがある（『現代げんだい用語ようごの基礎きそ知識ちしき』1996年版ねんばんの用法ようほう）が、定着ていちゃくしなかった。

映画えいが作品さくひん

『オッパイ星ほし人じん』は、2005年ねん4月がつ30日にち公開こうかいの日本にっぽんの映画えいが作品さくひん。

宇宙うちゅうの彼方かなたに存在そんざいするオッパイ星ぼしの王女おうじょニップル（森下もりした）は、3人にんの勇者ゆうしゃ（遠藤えんどう、緋田あけだ、井口いぐち）と共ともに、地球ちきゅうの日本にっぽんを訪おとずれる。その目的もくてきは「オッパイを欲望よくぼうの対象たいしょうや商売しょうばいの道具どうぐにする下等かとうな民みんの惑星わくせいの侵略しんりゃく」との設定せっていになっているが、実際じっさいにはCGに役者やくしゃの顔かおをはめ込こんだキャラクターたちが四畳半よじょうはんの部屋へやにてグダグダ話ばなしをしているだけという、ショート・コメディ映像えいぞう作品さくひんである。

• 監督かんとく：鈴木すずき浩ひろし介かい
• 出演しゅつえん：遠藤えんどう憲一けんいち、森下もりした千里せんり、緋田あけだ康人やすひと、井口いぐち昇のぼる
• 販売はんばい：キングレコード

参考さんこう文献ぶんけん

• 道浦みちうら俊彦としひこ (2005年ねん1月がつ11日にち). “ことばの話はなし388「オッパイ星ほし人じん」”. ytv.co.jp. 讀賣テレビ放送よみうりてれびほうそう株式会社かぶしきがいしゃ. 2023年ねん4月がつ3日にち閲覧えつらん。
• 米川よねかわ明彦あきひこ 編へん『日本にっぽん俗語ぞくご大だい辞典じてん』東京とうきょう堂どう出版しゅっぱん、2003年ねん11月がつ10日とおか、124頁ぺーじ。ISBN 4-490-10638-6。 

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