ならずもの

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
やんちゃから転送てんそう

ならずもの潑皮[1](ならずもの)とは、社会しゃかい一員いちいんとしての義務ぎむ役割やくわりたさない厄介やっかいしゃのこと。同義語どうぎごとして、ヤクザもの素行そこう不良ふりょうしゃごろつき無頼漢ぶらいかんぶらいかんあらくれものあらくれもの与太者よたものよたものチンピラなど。

現代げんだいでははん社会しゃかいてき勢力せいりょく言葉ことばとして定着ていちゃくしており、犯罪はんざいしゃだけではなく街宣がいせん右翼うよく暴力団ぼうりょくだんいんなども該当がいとうする。

作品さくひん[編集へんしゅう]

英語えいご[編集へんしゅう]

英語えいごではRogue StateRogue Traderなどの表現ひょうげん存在そんざいする。これの直訳ちょくやくとして日本語にほんごでも「ならずもの国家こっか」や「ならずものトレーダー」などの表現ひょうげん存在そんざいする。これは原語げんご英語えいごでは「Going Rogue」からまれた表現ひょうげんである。もともとは性格せいかく大人おとなしく、集団しゅうだん行動こうどうをするぞうが(負傷ふしょうなどの理由りゆうで)突然とつぜん狂暴きょうぼうし、ひとみつけたり家屋かおく破壊はかいする現象げんしょうがイギリスの植民しょくみんであるインドで「Go Rogue」と表現ひょうげんされ、ここから、ぞうのように大人おとなしく、表向おもてむきは従順じゅうじゅん組織そしきまりにしたがっているにもかかわらず、予期よきしないかたち組織そしき甚大じんだい損害そんがいあたえるものがRogueとされる。よって「Rogue Trader」は、ひそかに規定きてい違反いはんする取引とりひきおこな膨大ぼうだい損失そんしつ銀行ぎんこう発生はっせいさせる行為こういしている。よって最初さいしょからはん社会しゃかいてき存在そんざいである「ならずもの」では英語えいご意味いみつたわらない。

これ以外いがいにも 「ふうわり、常識じょうしきいっした」という意味いみでは gonzo(ゴンゾー)があり、好意こういてきなニュアンスでももちいられる。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  1. ^ 基礎きそ古文書こもんじょのことば』柏書房かしわしょぼう、2000ねん