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アイーダ・プリマ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイーダ・プリマ
ロッテルダムこうにて(2016ねん4がつ19にち
基本きほん情報じょうほう
ふねしゅ クルーズ客船きゃくせん
船籍せんせき イタリアの旗 イタリア
所有しょゆうしゃ アイーダ・クルーズ
運用うんようしゃ アイーダ・クルーズ
建造けんぞうしょ 三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう長崎造船所なかざきぞうせんじょ(2300ばんせん[1]
信号しんごう IBGU
IMO番号ばんごう 9636955
MMSI番号ばんごう 247353800
経歴けいれき
発注はっちゅう 2011ねん11月[2]
起工きこう 2013ねん6月30にち[2]
進水しんすい 2014ねん5月3にち
竣工しゅんこう 2016ねん2がつ
就航しゅうこう 2016ねん4がつ30にち
要目ようもく
総トン数そうとんすう 124,500トン
全長ぜんちょう 300 m
全幅ぜんぷく 37.6 m
旅客りょかく定員ていいん 3300めい
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アイーダ・プリマ(Aida Prima)は、コスタ・グループ傘下さんかアイーダ・クルーズ運航うんこうするクルーズ客船きゃくせん。2016ねん就航しゅうこう

特徴とくちょう

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三菱重工業みつびしじゅうこうぎょうダイヤモンド・プリンセスサファイア・プリンセス以来いらい、11ねんぶりに受注じゅちゅうしたクルーズ客船きゃくせんで、2ばんせん(アイーダ・ペルラ AIDA Perla)とともに長崎造船所なかざきぞうせんじょ建造けんぞうされた。空気くうきあわ船底ふなそこ抵抗ていこう減少げんしょうさせ燃費ねんぴ向上こうじょうする三菱みつびし空気くうき潤滑じゅんかつシステム(MALS)などの最先端さいせんたん環境かんきょう技術ぎじゅつと、アイーダ独自どくじのクルーズ体験たいけん提供ていきょうする様々さまざま旅客りょかく設備せつびまれた次世代じせだいクルーズ客船きゃくせんとなっており、日本にっぽん国内こくない建造けんぞうされたクルーズ客船きゃくせんとしては過去かこ最大さいだい[2]

アイーダ・ステラでおこなわれたPepper実施じっし試験しけん結果けっかけて、2016ねんはる目処めどにアイーダ・プリマへPepperが導入どうにゅうされる予定よていである[3]

歴史れきし

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2013ねん6がつ30にち起工式きこうしきおこなわれ、建造けんぞう着手ちゃくしゅした[2][1]。2014ねん5がつ3にち船体せんたい進水しんすい艤装ぎそうのため香焼こうやぎドックへ曳航えいこうされた。当初とうしょ、2015ねん3がつわた予定よていであったが、初期しょき設計せっけい仕様しよう確定かくていおくれ、度重たびかさなる設計せっけい変更へんこうなどにより大幅おおはば工期こうきおくれ、わたしは2015ねん9がつ延期えんきされた[4]。2015ねん8がつ5にちにはさい延期えんき発表はっぴょうされ[5]、9月2にちあらたな納期のうきを2015ねん12月とすることを発表はっぴょうした[6]。しかし、最終さいしゅうてき当初とうしょ予定よていからちょうどいちねんおくれの2016ねん3がつ14にちにようやく完成かんせい発表はっぴょうわたしきおこなわれ、ハンブルク出航しゅっこうした[7]

原因げんいん東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい東京とうきょうオリンピック関連かんれん工事こうじにより人手ひとで不足ふそく技能ぎのう実習じっしゅうせいなど経験けいけん不足ふそく作業さぎょういん投入とうにゅうしたこと、日本にっぽん企業きぎょうには経験けいけんいヨーロッパせい内装ないそう使つかったことなどがげられている[8]

わたしの遅延ちえんにより、アイーダ・クルーズは、2015ねん10がつ欧州おうしゅうへの回航かいこうねたデビュークルーズとして予定よていされていた横浜よこはまはつドバイきクルーズと、ドバイはつハンブルクきクルーズをキャンセル、11月以降いこうのクルーズについてはアイーダ・ステラ代替だいたいし、2016ねん3がつのハンブルクはつから運航うんこう開始かいしするとした[4]わたしが3がつにずれんだため、運行うんこう開始かいしは4がつ30にちとなった。[7]三菱重工みつびしじゅうこう本船ほんせんと2ばんせん合計ごうけい1000おくえん程度ていど受注じゅちゅうしたが、建造けんぞう遅延ちえんにより累計るいけい1600おくえん規模きぼ損失そんしつしており、がくさらふくらむとられる[6][9]

2016ねん1がつ11にち、13にち、31にちの3にわたり、建造けんぞうちゅう船内せんない不審火ふしんびとみられる小規模しょうきぼ火災かさい発生はっせいした[10]。3月14にちにアイーダ・クルーズわたされ、ドイツへ回航かいこうされた[11]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 三菱重工みつびしじゅうこう、アイーダ・クルーズ新造しんぞうせんだい1せん起工式きこうしき実施じっし”. Web CRUISE. 海事かいじプレスしゃ (2013ねん7がつ1にち). 2015ねん10がつ26にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2015ねん10がつ26にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d アイーダ・クルーズ大型おおがたクルーズ客船きゃくせん建造けんぞう着手ちゃくしゅ 世界せかい最先端さいせんたん環境かんきょう技術ぎじゅつ結集けっしゅうする次世代じせだい大型おおがた客船きゃくせん』(プレスリリース)三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう、2013ねん6がつ30にちオリジナルの2015ねん10がつ26にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151026114108/https://www.mhi.co.jp/news/story/1306305386.html2015ねん9がつ3にち閲覧えつらん 
  3. ^ Costa Group (2015ねん12月15にち). “Costa Group is the first cruise company to start trialing humanoid robots”. INVESTOR RELATIONS SOLUTIONS. 2015ねん12月16にち閲覧えつらん
  4. ^ a b 「アイーダ・プリマ」建造けんぞうおくれで、日本にっぽんはつをキャンセル”. Web CRUISE. 海事かいじプレスしゃ (2015ねん8がつ5にち). 2015ねん10がつ26にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2015ねん10がつ26にち閲覧えつらん
  5. ^ アイーダ・クルーズ客船きゃくせんについて』(プレスリリース)三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう、2015ねん8がつ5にちオリジナルの2015ねん10がつ26にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151026121448/https://www.mhi.co.jp/notice/notice_20150805.html2015ねん10がつ26にち閲覧えつらん 
  6. ^ a b 三菱重工みつびしじゅうこう、アイーダ・クルーズ大型おおがたクルーズ客船きゃくせん1ばんせん納期のうきを12月で合意ごうい. 日刊にっかん工業こうぎょう新聞しんぶん (日刊工業新聞社にっかんこうぎょうしんぶんしゃ). (2015ねん9がつ3にち). オリジナルの2015ねん10がつ26にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151026121015/http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120150903bcal.html 2015ねん10がつ26にち閲覧えつらん 
  7. ^ a b 次世代じせだいクルーズ客船きゃくせん「AIDAprima」を引渡ひきわたし ドイツのハンブルグに出航しゅっこう』(プレスリリース)三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう、2016ねん3がつ14にちオリジナルの2016ねん3がつ15にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160314174430/https://www.mhi.co.jp/news/story/1603145737.html2016ねん3がつ15にち閲覧えつらん 
  8. ^ 三菱重工みつびしじゅうこう巨額きょがくとくそんられざるもう1つの理由りゆう - 日経にっけいビジネス
  9. ^ http://www.j-cast.com/2016/01/11255108.html?p=3
  10. ^ 建造けんぞうちゅう大型おおがた客船きゃくせんない出火しゅっか今月こんげつ3度目どめ 長崎ながさき三菱重工みつびしじゅうこう. 朝日新聞あさひしんぶんDIGITAL (朝日新聞社あさひしんぶんしゃ). (2016ねん1がつ31にち). オリジナルの2016ねん2がつ5にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160205042823/http://www.asahi.com/articles/ASJ102VHPJ10TOLB005.html 2016ねん3がつ15にち閲覧えつらん 
  11. ^ 三菱重工みつびしじゅうこう大型おおがた客船きゃくせん、やっとわた災難さいなんつづき1ねんおくれ”. 朝日新聞あさひしんぶんDIGITAL (朝日新聞社あさひしんぶんしゃ). (2016ねん3がつ14にち). オリジナルの2016ねん3がつ14にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160314174032/http://www.asahi.com/articles/ASJ3G5WJBJ3GULFA02B.html 2016ねん3がつ15にち閲覧えつらん 

外部がいぶリンク

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