アダルベロン (ラン司教しきょう)

アダルベロン（AdalbéronまたはAscelin, 947年ねん - 1030年ねん）は、アルデンヌ家か出身しゅっしんの中世ちゅうせいフランスの聖職せいしょく者しゃでラン司教しきょう（977年ねん - 1030年ねん）。ランス大司教だいしきょうアダルベロンの甥おい。

「祈いのる者もの」「戦たたかう者もの」「働はたらく者もの」

アダルベロンはキリスト教きりすときょう世界せかいの人間にんげんを「祈いのる者もの」「戦たたかう者もの」「働はたらく者もの」の3つに分わけた。これがフランス革命かくめいまでの社会しゃかい秩序ちつじょアンシャン・レジームの3つの身分みぶん、聖職せいしょく者しゃ、貴族きぞく、平民へいみんとなり、この思想しそうはヨーロッパに広ひろく普及ふきゅうした。尚なお、異端いたんやユダヤ教徒きょうとはいずれにも属ぞくさず、排除はいじょの対象たいしょうとなっていく。