アントワネット

アントワネット（Société des avions et moteurs Antoinette）は、フランスの初期しょきの航空機こうくうきメーカーである。1904年ねんにレオン・ルヴァヴァスール（Leon Levavasseur, 1863年ねん - 1922年ねん）とジュール・ガスタンビド（Jules Gastambide）が設立せつりつした。会社かいしゃの名前なまえはガスタンビドの長女ちょうじょの名前なまえからつけられた。Puteauxに設立せつりつされた。

はじめ自動車じどうしゃ用ようエンジンの製造せいぞうをおこなったが、1907年ねんから航空機こうくうきの製造せいぞうを始はじめた。アントワネット IIの原型げんけいとなったGastambide-ManginはEugene Welferingerの操縦そうじゅうで1908年ねん2月がつに初はつ飛行ひこうした。1908年ねん8月がつ1日にちにアントワネット IIは同乗どうじょう者しゃを乗のせて初はつ飛行ひこうした。アントワネットのエンジンはポール・コルニュの史上しじょう最初さいしょのヘリコプターの動力どうりょくとしても用もちいられた。

1910年ねん頃ごろ使つかわれた地上ちじょう練習れんしゅう用ようの「アントワネットの樽たる」

アントワネット機きはユベール・ラタムの操縦そうじゅうによって、1909年ねん8月がつのランスの航空こうくう大会たいかいで155mの高度こうどを飛とんだ記録きろくをはじめ多おおくの記録きろくを作つくった。

飛行ひこう学校がっこうを作つくり、多おおくのパイロットを育成いくせいする事業じぎょうは成功せいこうし、アントワネットの飛行ひこう学校がっこうで学まなんだパイロットにはMarie Marvingtがいる。地上ちじょうでの訓練くんれん用ように原始げんし的てきな「飛行ひこうシミュレーター」となる、「アントワネットの樽たる」を使つかった。

1911年ねんに革新かくしん的てきな設計せっけいのアントワネット軍用ぐんよう単葉たんよう機きを製作せいさくしたが、当時とうじのエンジンの出力しゅつりょくに対たいして重量じゅうりょう過重かじゅうで失敗しっぱい作さくとなった。1911年ねんに閉鎖へいさされた。

製造せいぞうした航空機こうくうき

• アントワネット I
• アントワネット II
• アントワネット III （1908年ねん）
• アントワネット IV （1908年ねん）
• アントワネット V （1908年ねん）
• アントワネット VI （1908年ねん）
• アントワネット VII （1909年ねん）
• アントワネット VIII