アンヘル・デ・イトゥルビデ・イ・ウアルテ

アンヘル・マリア・ホセ・イニャシオ・フランシスコ・ハビエル・デ・イトゥルビデ・イ・ウアルテ（Ángel María José Ignacio Francisco Xavier de Iturbide y Huarte, 1816年ねん10月2日にち ケレタロ - 1872年ねん7月がつ21日にち メキシコシティ）は、短命たんめいに終おわったメキシコ第だい一いち帝政ていせいの皇帝こうていアグスティン・デ・イトゥルビデと妻つまのマリア・アナ・ウアルテの間あいだの次男じなん。

1822年ねん6月がつ22日にち付づけのメキシコ憲法けんぽう会議かいぎの布告ふこくにより、9人にんの兄弟きょうだい姉妹しまいとともにメキシコ皇子おうじの身分みぶん及および殿下でんかの敬称けいしょうを得えた。共和きょうわ政せい移行いこう後ごのメキシコ政府せいふに外交がいこう官かんとして採用さいようされ、米国べいこくのメキシコ領事館りょうじかんに書記官しょきかんとして勤務きんむした。名家めいか出身しゅっしんの米国べいこく人じん女性じょせいアリス・グリーン・フォレスト（1836年ねん - 1892年ねん）と結婚けっこん。彼女かのじょは南北戦争なんぼくせんそう期きの上流じょうりゅう社交しゃこう界かいで名なの知しれた美人びじんであり、その祖父そふは大陸たいりく会議かいぎメリーランド州しゅう代表だいひょうのユライア・フォレスト、曾祖父そうそふはメリーランド州しゅう知事ちじジョージ・プレイターだった。アリスとの間あいだの一人ひとり息子むすこアグスティンは、メキシコ第だい二に帝政ていせいの皇帝こうていマクシミリアンと養子ようし縁組えんぐみし、皇帝こうていの後継こうけい者しゃに選えらばれている。