(Translated by https://www.hiragana.jp/)
イントラネット - Wikipedia コンテンツにスキップ

イントラネット

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

イントラネット英語えいご: intranet)は、組織そしきないにおけるプライベートネットワークで、インターネット機器ききやプロトコルを利用りようしてコスト削減さくげん利便りべんせい向上こうじょうはかりつつ、企業きぎょうない情報じょうほうをそのなかあつかうために必要ひつよう防護ぼうごとう措置そちこうじられたものである。

イントラネットあいだ接続せつぞく

[編集へんしゅう]

イントラネットあいだ接続せつぞく専用せんようせん構築こうちくする場合ばあいと、インターネットじょう仮想かそう専用せんようせん構築こうちくする場合ばあいがある。一般いっぱんてき専用せんようせんもちいるケースのほうがコストがたかいが、セキュリティは強固きょうこである。

昨今さっこんではインターネットが普及ふきゅうしたこととコスト削減さくげんのため、virtual private network利用りようおおい。

歴史れきし

[編集へんしゅう]

インターネットの普及ふきゅう以前いぜん独自どくじのプロトコルや汎用はんようけいのネットワークを使用しようしていた企業きぎょうないネットワークにインターネットが導入どうにゅうされはじめたころに、「インターネット」からのてん使つかわれはじめたかたりである。

当初とうしょにおいては、メーカーごと独自どくじのプロトコルでおこなっていたLANWANFTPTCP/IPとうインターネットで標準ひょうじゅんしている通信つうしんプロトコルみ、汎用はんようてきなハードウェアの導入どうにゅうによるシステム構築こうちくてい価格かかく目的もくてきであった。

導入どうにゅう当初とうしょは、メインフレームとわれる汎用はんようコンピュータオフィスコンピュータひとし端末たんまつ通信つうしん機器きき高価こうか専用せんようであったが、導入どうにゅう容易ようい通信つうしん機器きき分野ぶんやから導入どうにゅうはじまった。

まず、かくコンピュータや端末たんまつがモデルチェンジするさいに10BASEとうのインターネットで標準ひょうじゅんされているインターフェイスを追加ついかすることにより通信つうしんためのインターフェイスを共通きょうつうさせ、他社たしゃ装置そうちあいだ通信つうしん容易よういにし、通信つうしんかる開発かいはつコストなどをげた。導入どうにゅう当初とうしょパーソナルコンピュータ高価こうかであったため、専用せんよう端末たんまつ使用しようしていたが、Windows 3.1登場とうじょうした付近ふきんからパーソナルコンピュータのてい価格かかくすすみ、パーソナルコンピュータに専用せんよう端末たんまつのエミュレーション機能きのうむことなどによって、システムのてい価格かかくすすめた。

当初とうしょどういちしゃ屋内おくない汎用はんようコンピュータやオフィスコンピュータひとし端末たんまつあいだ通信つうしんかぎられていた。のちに、ひかりモデム(専用せんようせん仕様しようとう登場とうじょうし、はなれた地点ちてん同士どうしでイントラネットの環境かんきょう使つかえるようになり、現在げんざいのイントラネットとしてのかたちととのった。また、ひかりファイバーによるトークンリングとばれる高速こうそくLAN設備せつびなどが登場とうじょうするなどイントラネット専用せんよう機器ききえてった。

工業こうぎょうけい流通りゅうつうけい金融きんゆうけいのイントラネット

[編集へんしゅう]

外部がいぶからのネットワークへの侵入しんにゅうきらうため(事務じむ処理しょりけいのぞき)通信つうしん手段しゅだんのみの導入どうにゅうかぎっていることもおおい。そういった場合ばあい、いわゆる「物理ぶつりてき隔離かくり」により、内外ないがい機器ききあいだ絶対ぜったい直接ちょくせつ接続せつぞくせず、同一どういつ機器きき内外ないがいのネットワークのかなら片方かたがただけにしか接続せつぞくしない、という構成こうせいとする。

  • オールトヨタイントラネット(ATI) - トヨタシステムズ提供ていきょうする世界せかい最大さいだいきゅうトヨタグループ各社かくしゃけイントラネットワーク
  • G-Net - NTTコムウェア提供ていきょうするNTTグループ各社かくしゃけイントラネットワーク
  • JNX(Japanese automotive Network eXchange) - 自動車じどうしゃ産業さんぎょうをはじめとする産業さんぎょうかいをつなぐ業界ぎょうかい共通きょうつうネットワーク

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]