エドポーク

エドポークは、東京とうきょう都とが開発かいはつ、販売はんばいしていたブランド豚ぶた、銘柄めいがら豚肉ぶたにくの名称めいしょう。

1978年ねん頃ころから東京とうきょう都と畜産試験場ちくさんしけんしょではランドレース種しゅ系統けいとうの豚ぶたエドの系統けいとう造成ぞうせい試験しけんを行おこなっていた^[1]。エドは1986年ねんに完成かんせい、翌よく1987年ねんから系統けいとうの維持いじを行おこなった^[1]。これによってブランド豚ぶたとして都内とないの小売こうり店てんでエドポークの販売はんばいが行おこなわれるようになった^[1]。

しかし、当時とうじは豚肉ぶたにく価格かかくの低迷ていめいが続つづいたことと、1989年ねん頃ころの好景気こうけいきによって都内とないに住宅じゅうたくが増ふえたことから、養豚ようとん所しょの臭気しゅうきなどの環境かんきょう問題もんだいが指摘してきされるようになり、東京とうきょう都内とないでの養豚ようとん経営けいえいは次第しだいに厳きびしくなった^[1]。肉にくの味あじなどの面めんでは好評こうひょうを博はくしたが、流通りゅうつう面めんの統制とうせいが上手うまくいかず銘柄めいがらとしては現存げんそんしていない^[1]^[2]。

1990年ねん3月がつに北京ぺきん市し農林のうりん科学かがく院いん畜牧獣医じゅうい研究所けんきゅうじょから北京ぺきん黒くろ豚ぶた（英語えいご版ばん）7頭とうが東京とうきょう都と畜産試験場ちくさんしけんしょに贈おくられた際さいには、代かわりにエドが求もとめられたが、日にち中ちゅう双方そうほうの検疫けんえきにかかる費用ひようの問題もんだいなどから実現じつげんしていない^[3]。