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オーストラリアン・ケルピー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

オーストラリアン・ケルピーえい:Australian Kelpie)とは、オーストラリア原産げんさん牧羊ぼくようけんたねである。オーストラリアでは非常ひじょうにポピュラーないぬしゅで、原産げんさんこくでは毎年まいとし10まんとう以上いじょう登録とうろくがあるほどの人気にんきいぬしゅである。いぬしゅめい「ケルピー」というのはスコットランドつたわる、あやしくもうつくしいうままぼろしじゅうケルピーからって名付なづけられた、ほんいぬしゅ基礎きそけん名前なまえ由来ゆらいしている。

なお、兄弟きょうだいしゅとしてサイズがおおきくがっしりとしたからだつきでジェット・ブラックの毛色けいろオーストラリアン・バーブといういぬしゅ存在そんざいする。

歴史れきし

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19世紀せいきごろにスコットランドからオーストラリアへ旅立たびだった移民いみんがつれてきたスムース・コリーがオーストラリアン・ケルピーのはじまりであるといわれている。このめすのスムース・コリーとゆうディンゴ交配こうはいによってまれた「ケルピー1せいというめすけん牧羊ぼくようけんとして非常ひじょうすぐれたいぬであったため、婿むことしてゆうのスムース・コリーをおくられて子供こどももうけ、それによってまれた仔犬こいぬのうち1とうはケルピー1せいによく容姿ようしで、ははおとらない実力じつりょくぬしであった。そのため、このめすけん「ケルピー2せい名付なづけられ、この能力のうりょくつねするすぐれたいぬしゅつくるための基礎きそけんとして使つかわれることになった。

そうしてケルピー2せいいぬしゅ交配こうはいさせ、その仔犬こいぬたちに改良かいりょうくわえて作出さくしゅつされたのがこのオーストラリアン・ケルピーである。基礎きそになったケルピー2せいすぐれた牧羊ぼくよう能力のうりょくぎつつ、さら丈夫じょうぶ体力たいりょくのあるいぬしゅとして仕上しあがり、オーストラリアちゅうひろ牧羊ぼくようけんとして使つかわれるようになった。

このようにオーストラリアで大人気だいにんきいぬしゅであるが、日本にっぽんでも安定あんていした人気にんきほこっていて、毎年まいとし国内こくない登録とうろくがある。2009年度ねんどめずらしく登録とうろくかったが、日本にっぽん国内こくないにもブリーダーがおお存在そんざいしているため、2010年度ねんどにはふたた登録とうろくおこなわれる可能かのうせいたかい。なお、ブリーダーやペットショップでは11~20まんえん程度ていど値段ねだん販売はんばいおこなわれており、入手にゅうしゅ可能かのうである。

特徴とくちょう

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姿すがたはスムース・コリーとディンゴをしてったような容姿ようしであるが、それらよりも小型こがたあしはややながい。まったコンパクトなボディで、三角さんかくみみながつ。コートはなめらかなスムースコートで、毛色けいろはブラック、チョコ、イザベラ(栗毛くりげしょく)のにタンのマーキングがあるものである。またむねなどにホワイトのパッチがはいるものもいとされている。体高たいこう43~51cm、体重たいじゅう11.5~21kgの中型ちゅうがたけんで、性格せいかく普段ふだん非常ひじょう大人おとなしくえることきらうが、警戒けいかいしんつよいため見知みしらぬひとたいしてはえることがある。牧羊ぼくようけんとして使役しえきされるとき主人しゅじん家族かぞくあそぶときは非常ひじょう活発かっぱつになり、仕事しごとをこなすことあそこときがいとするいぬしゅである。

参考さんこう

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  • いぬのカタログ2004』(学研がっけん中島なかじま眞理まり 監督かんとく写真しゃしん
  • 日本にっぽん世界せかい愛犬あいけん図鑑ずかん2007』(辰巳たつみ出版しゅっぱん佐草さくさいちゆう監修かんしゅう
  • 『デズモンド・モリスのいぬしゅ事典じてん』(まことぶんどう新光しんこうしゃ)デズモンド・モリス著書ちょしょ福山ふくやま英也ひでや大木おおきたくやく まことぶんどう新光しんこうしゃ、2007ねん
  • 日本にっぽん世界せかい愛犬あいけん図鑑ずかん2009』(辰巳たつみ出版しゅっぱん藤原ふじわらしょう太郎たろうへんちょ
  • 『Hey dogs Retrieved 2009-11-6』

関連かんれん項目こうもく

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