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カラシリス

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カラシリス(Kalasiris)とはエジプトちゅう王国おうこく時代じだいからしん王国おうこく時代じだいにかけて比較的ひかくてきゆたかな人々ひとびとあいだ男女だんじょわず着用ちゃくようされたはん透明とうめい上着うわぎのこと。

おおくはチュニックワンピースのようなかたちをしており、腰布こしぬのやワンピースドレスのうえからこうむってからおびめて着用ちゃくようしていた。

概要がいよう

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エジプトの版図はんと過去かこ最大さいだいとなるだいじゅうはち王朝おうちょうごろから、人々ひとびと衣装いしょう急速きゅうそく豪華ごうかになりはじめ、奴隷どれい労働ろうどうしゃなどは従来じゅうらいどおりのシェンティばれる腰布こしぬのいちまい姿すがただったが、比較的ひかくてき裕福ゆうふく階級かいきゅう腰布こしぬのやワンピースドレスのうえにカラシリスをまとった。

従来じゅうらいのエジプトの衣服いふくとはことなりほぼ全身ぜんしんおおチュニックかたローブかたケープかた衣装いしょう総称そうしょうで、ごくうすしろ亜麻あまぬのつくられひだってはだかして着用ちゃくようされていた。

ファラオとそのつま貴族きぞく神官しんかんなどの特権とっけん階級かいきゅうのほか、地主じぬし階級かいきゅう書記しょきなどの上流じょうりゅうゆたかな階級かいきゅうもちいていたことが壁画へきがなどからわかる。

おなじころにしょうアジアからアイク(haik)とばれる大判おおばんまきころもからだきつけて着用ちゃくようする衣装いしょう)もまれており、マントのように着用ちゃくようされたり、からだきつけたあまりをかたにかけて着用ちゃくようしていた。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 丹野たんのいく へん西洋せいよう服飾ふくしょく ぞうていばん東京とうきょうどう出版しゅっぱん ISBN 4-49020367-5
  • 千村ちむら典生のりお『ファッションの歴史れきし鎌倉かまくら書房しょぼう ISBN 4-308-00547-7

関連かんれん項目こうもく

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