カンパニー (ミュージカル)

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カンパニー
Company
作曲さっきょく
作詞さくし
脚本きゃくほん
ジョージ・ファース
上演じょうえん
1970 ブロードウェイ
1971 米国べいこくツアー
1972 ウエストエンド
1995 ブロードウェイリバイバル
1995 ウエストエンドリバイバル
2002 ケネディセンター
2006 ブロードウェイリバイバル
2007 オーストラリア
2011 ニューヨーク交響こうきょう楽団がくだん
2013 ブエノスアイレス
2017 ピッツフィールド
受賞じゅしょう
トニーしょうミュージカル作品さくひんしょう
トニーしょうミュージカル脚本きゃくほんしょう
トニーしょうオリジナル楽曲がっきょくしょう
トニーしょう作詞さくししょう
ドラマディスクしょう 最優秀さいゆうしゅう音楽おんがくしょう
トニーしょうミュージカルリバイバル作品さくひんしょう
ドラマディスクしょう 最優秀さいゆうしゅうリバイバルらくしょう
ウェブサイト http://companymusical.com
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カンパニー』(Company)は、1970ねん初演しょえんされた、スティーヴン・ソンドハイム作曲さっきょく作詞さくし、ジョージ・ファース脚本きゃくほんのミュージカルコメディ。オリジナル公演こうえんトニーしょうでそれまでの過去かこ最高さいこうの14部門ぶもんにノミネートされ、6部門ぶもん受賞じゅしょうした。 

オリジナルのタイトルは Threes であり、ボビー(ステディな関係かんけいやましてや結婚けっこんには積極せっきょくてきかかわれない独身どくしん男性だんせい)と、かれ親友しんゆうの5くみのカップルとかれの3にんのガールフレンドをめぐる筋書すじがきである。明快めいかいなストーリーが進行しんこうするおおくのブック・ミュージカルとことなり、『カンパニー』はボビーの35さい誕生たんじょうパーティーにまつわる、様々さまざまとき系列けいれつみじか描写びょうしゃ構成こうせいされたコンセプト・ミュージカルである。 

『カンパニー』は成人せいじんのテーマや関係かんけいせいあつかった最初さいしょのミュージカルのひとつである。ソンドハイムはつぎのようにかたっている。「ブロードウェイの劇場げきじょう長年ながねん上流じょうりゅう中産ちゅうさん階級かいきゅう観客かんきゃくささえられてきた。かれらは上流じょうりゅう中産ちゅうさん階級かいきゅうなりの問題もんだいかかえた世界せかいから脱出だっしゅつしたくて劇場げきじょうる。そこでわたしたちはカンパニーをとおして、どうやってかれらのかおまえにその世界せかいをもう一度いちどもどすかについてかたるんだ」 [1][2]

背景はいけい[編集へんしゅう]

ジョージ・ファースは11ほん一幕ひとまくぶつ演劇えんげきき、キム・スタンリーがそれぞれのことなる主役しゅやくえんじるように計画けいかくしていた。アンソニー・パーキンスは演出えんしゅつ興味きょうみしめし、ソンドハイムに資料しりょうむよう依頼いらいした。ソンドハイムはこのげきんだのち、ハロルド・プリンスに意見いけんもとめた。プリンスはこの演劇えんげきはミュージカルの原作げんさくになるとかんがえた。テーマは主役しゅやく結婚けっこんとはなにかを調しらべるなかえがされるニューヨークの結婚けっこん生活せいかつとなる。 [3]

あらすじ[編集へんしゅう]

ちゅう:1990年代ねんだい初頭しょとう、ファースとソンドハイムは脚本きゃくほん改訂かいていした。時代遅じだいおくれになったセリフを削除さくじょ変更へんこうし、だい1まく最後さいごえた。このあらすじは、改訂かいてい脚本きゃくほんをベースにしている。 

だい1まく[編集へんしゅう]

ロバートはだれからもかれている独身どくしん男性だんせいで、ニューヨークにんでいる。かれ友人ゆうじんたちはみな結婚けっこんしているか婚約こんやくちゅうだ。ジョアンとラリー、ピーターとスーザン、ハリーとサラ、デビッドとジェニー、そしてポールとエイミー。

ロバートの35さい誕生たんじょうに、カップルたちはかれにサプライズパーティを仕掛しかけるためにあつまった。ロバートはバースデーケーキのろうそくをそうとするが、ろうそくのはついたままだ。友人ゆうじんたちは「それでも誕生たんじょうねがごとかなうよ」とはげます。ところがロバートはねがごとなどっていない。友人ゆうじんたちがかれ必要ひつようとするものすべてだからだ。 ("Company”)

以下いかつづくのは、ロバートがカップルのひとくみやガールフレンドのひとりをたずねたときの、とき系列けいれつには沿わないばらばらな描写びょうしゃである。

まず最初さいしょにロバートはサラをたずねる。彼女かのじょ食通しょくつういまはダイエットちゅうおっとのハリーはさけ失敗しっぱいをしていま禁酒きんしゅちゅうだ。サラとハリーはおたがいの悪癖あくへきをなじりい、エスカレートして空手からてのような格闘かくとうをするが、冗談じょうだん半分はんぶんふざけあっているようでもあり、そうでもないようでもある。

手厳てきびしいジョアンは、ロバートの友人ゆうじんなかではもっと年上としうえでシニカルで一番いちばんおおくの離婚りこんれきがある。彼女かのじょ聴衆ちょうしゅうに、結婚けっこん成功せいこうさせるのは「くだらないことを一緒いっしょにやること」だといやみたっぷりにコメントする。("The Little Things You Do Together")

ロバートはハリーに結婚けっこんして後悔こうかいしているかとたずねる。ハリー、デビッド、ラリーが「きみは結婚けっこんすることにたいして後悔こうかいもし、感謝かんしゃもする。結婚けっこんきみかたのすべてをえもするし、なにえないともいえる」とげる。("Sorry-Grateful") 

ロバートはつぎにピーターとスーザン夫婦ふうふかれらのアパートメントのテラスでごす。ピーターはアイビーリーグの卒業生そつぎょうせいで、スーザンは上流じょうりゅう南部なんぶ美人びじんだ。二人ふたり完璧かんぺきなカップルにえた。もうすぐ離婚りこんするとげてロバートをおどろかせるまでは。

堅苦かたくるしいジェニーといきなデヴィッドのいえで、ロバートはかれらからマリファナをもらってう。二人ふたりはロバートになぜ結婚けっこんしないのかとめる。ロバートは、その意見いけん反対はんたいするつもりはないけれど、と主張しゅちょうするが、かれいまつきあっている3にん女性じょせい、キャシー、マルタ、エイプリルがあらわれて、アンドリュー・シスターズのスタイルでらない態度たいどかれ非難ひなんする。("You Could Drive a Person Crazy”) ジェニーがマリファナたばこのおかわりをもとめたのち、デビッドはロバートに彼女かのじょはマリファナをきじゃなかったとはなそうとする。「ぼく堅物かたぶつ結婚けっこんした」とつまおもさせて、ものはこんでくるようにう。 

ロバートのおとこ友達ともだち全員ぜんいんかれしばられていない(コミットメントから自由じゆうな)立場たちばをとてもうらやましいとおもっているが、それぞれがロバートにとって完璧かんぺき相手あいてさがしていたことをった。("Have I Got a Girl For You”) しかしロバートは、かれ結婚けっこんしているおんな友達ともだち全員ぜんいんのいいところをそなえただれかをっていた。("Someone is Waiting”) 

ロバートは3にんのガールフレンドとちいさな公園こうえんみっつの別々べつべつ機会きかい出会であう。それはっていて、不正直ふしょうじきで、気配きくばりにけていて、それでもどういうわけか素敵すてきで、まるでマルタのうたまちうたのようだった。("Another Hundred People”)

ロバートはまず、機転きてんかない航空こうくう会社かいしゃ客室きゃくしつ乗務じょうむいんのエイプリルとう。

つぎにキャシーとときごす。かれらはこれまでもデートをし、おたがひそかに結婚けっこんしてもいいとおもっていたことにづいた。偶然ぐうぜん一致いっちわらうが、ロバートは不意ふいにそのことを真剣しんけんかんがはじめる。しかしキャシーはあたらしい婚約こんやくしゃとケープコッドにむかって旅立たびだつところだとける。

最後さいごにロバートはマルタにう。彼女かのじょはニューヨークをあいしていて、本物ほんもの洗練せんれんとは、ニューヨークのアップタウンとダウンタウンのちがい、本物ほんもののニューヨーカーと偽物にせもののおしりのあなちがいについてはなしまくる。ロバートは唖然あぜんとしてのこされる。 

場面ばめんわってエイミーとポールの結婚式けっこんしきかれらはなんねん一緒いっしょらしていたが、まさにこん結婚けっこんしようとしている。エイミーはどうしようもないほどパニックにおちいっていて、快活かいかつなポールは熱心ねっしん調子ちょうしわせるが、エイミーは「結婚けっこんするのは今日きょう」ではないという理由りゆうのリストをまくしてる。("Getting Married Today” )

新郎しんろう介添かいぞえじんのロバートとポールは、彼女かのじょかんがえられるすべてのちいさな事柄ことがら文句もんくって自分じぶん台無だいなしにして、ついには完全かんぜん結婚式けっこんしきをおじゃんにしてしまうのをる。ポールはがっかりしてあめなかしていき、ロバートはエイミーをかせようとするが、感情かんじょうてきになりうっかり彼女かのじょにプロポーズをする羽目はめになる。かれ言葉ことば彼女かのじょにショックをあたえて現実げんじつもどし「あなたはだれかSOMEbodyと結婚けっこんする必要ひつようがあるわ。こんな人間にんげんsomeBODYじゃなくて」と言葉ことばのこしてポールののちってはしす。彼女かのじょはようやくかれ結婚けっこんする準備じゅんびができたのだった。

舞台ぶたい装置そうちがバースデーパーティの場面ばめんもどる。ロバートはふたたびケーキのろうそくをそうとする。今度こんどかれねがごとっている。「だれかぼく結婚けっこんしよう」。( "Marry Me a Little") 

だい2まく[編集へんしゅう]

バースデーパーティのシーンがリセットされ、ロバートがケーキのろうそくをす。今回こんかいかれ半分はんぶんすが、のこりの半分はんぶんえない。

カップルばかりのなかでロバートがひとりでいることについて、友人ゆうじんたちはおたがいにロバートについての見方みかたや、賞賛しょうさんからあからさまなものまで幅広はばひろ意見いけん共有きょうゆうするが、("Side By Side By Side”)、すぐに、ロバートの完璧かんぺき友人ゆうじんとしての役回やくまわりへのアップテンポな賛歌さんかくわわる。 ("What Would We Do Without You?”)

きょく中盤ちゅうばんのダンスシーンでは(2006ねんのブロードウェイリバイバルではソロ演奏えんそうセクション)、男性だんせいはそれぞれ(あるいは5番目ばんめきょくはないのでかれらのうちの4にんが)ダンスのステップでターンし(2006ねんのブロードウェイリバイバルでは自分じぶん楽器がっきをソロで演奏えんそうし)、つまたちがそれにこたえる。ロバートはおなじようにステップをむ(2006ねんのブロードウェイリバイバルではおもちゃのふえへんおとを2かいらす)。しかしかれにはそれにこたえてくれるパートナーはいない。 

ロバートはエイプリルをデートののち一杯いっぱいむために自分じぶんのアパートにれてくる。彼女かのじょかれいえ居心地いごこちのよいことにうんざりするほどおどろく。かれはさりげなく彼女かのじょをベッドにみちびき、となりすわって、彼女かのじょがベッドにはいるようにはたらきかける。彼女かのじょ熱心ねっしんちょうふく自分じぶん過去かこかれかたる。かれ自分じぶん奇妙きみょうおもをでっちげて対抗たいこうし、彼女かのじょ誘惑ゆうわくくっするようにたくらむ。そうしているあいだ結婚けっこんしているおんな友達ともだちたちはロバートの孤独こどくな(と彼女かのじょたちにはえる)ひとという立場たちばと、とりわけかれがつきあった女性じょせいたちのかれ似合にあいな性質せいしつについて「彼女かのじょちょっと…無口むくちじゃない?地味じみじゃない?下品げひんじゃない?としとりすぎてない?たかすぎるんじゃない?攻撃こうげきてきじゃない?どこ出身しゅっしんなの?…たかくてあなたのおかあさんみたいよ…と心配しんぱいしている。("Poor Baby”)

筋書すじがどおりのセックスのあいだ我々われわれはロバートやエイプリルの思考しこうく。かれらの興奮こうふんたかまりを表現ひょうげんうつ音楽おんがくがちりばめられている。この音楽おんがくはしばしば(オリジナルブロードウェイ公演こうえんのように)キャシーのソロダンスをともなってあいいとなみの感情かんじょう強弱きょうじゃくあらわす。これはまたパ・ド・ドゥや合唱がっしょう、あるいはいくつかの公演こうえんではカットされている。 ("Tick-Tock”)

翌朝よくあさ、エイプリルは早起はやおきをしてバルセロナに仕事しごとがあるとう。( "Barcelona”)

ロバートは最初さいしょしんから彼女かのじょおもいとどまらせようとする。それはできないという彼女かのじょもうわけなさそうな抗議こうぎながしながら、ふざけて懇願こんがんしたり説得せっとくする。エイプリルがかれ懇願こんがんをしかたなくこばんでいるあいだ眠気ねむけおそわれたかれはやるをなくして彼女かのじょくことに同意どういしようとする。この変化へんかがおそらく彼女かのじょをとらえて、ついに彼女かのじょはとどまることを宣言せんげんする。これはロバートをおどろかせる。かれ非常ひじょうおどろいた、かなしげな "Oh, God!”は、勝利しょうり葛藤かっとうではなく、あきらかにおそれと後悔こうかいともなっている。 

つづくシーンでは、ロバートはマルタをれてピーターとスーザンをたずね、かれらのテラスにいる。どうやらピーターは離婚りこんするためにメキシコにんだが、スーザンに電話でんわをし、彼女かのじょかれ休暇きゅうかたのしんだらしい。奇妙きみょうなことに、かれらはいまだに一緒いっしょらしており、実際じっさいはなれてらすには責任せきにんおおすぎるし、離婚りこんによってかえって関係かんけいふかまったとう。スーザンはマルタをれて昼食ちゅうしょくつくりに部屋へやなかはいり、ピーターはロバートに同性愛どうせいあい経験けいけんはあるかとたずねる。かれらはおたがいにあるとみとめ、ピーターはロバートとそのような関係かんけいつことができる可能かのうせいがあることをほのめかすが、ロバートは冗談じょうだんめかしてわらって会話かいわ中断ちゅうだんする。 

ジョアンとラリーはロバートをナイトクラブにす。ダンスフロアでラリーがおどり、ジョアンとロバートはひどくぱらってそれをている。彼女かのじょはロバートがいつも部外ぶがいしゃでいることを非難ひなんする。人生じんせいきるのではなくただつめているだけだと。そのうえラリーを非難ひなんすることにも固執こしつしている。彼女かのじょはグラスをかかげて「ランチのご婦人ふじんたち」ー様々さまざまなタイプの裕福ゆうふくな、意味いみ活動かつどう自分じぶん人生じんせいついやしている中年ちゅうねん婦人ふじんたちを批判ひはんしてあざけりの乾杯かんぱいおくる。彼女かのじょ最高さいこう手厳てきびしい批判ひはん彼女かのじょ自身じしんのように「ただている」人々ひとびとのために確保かくほしてあり、彼女かのじょ観察かんさつによって、そのような女性じょせいたちはみな「だれもがぬ」という知識ちしきから恐怖きょうふしばられていると結論けつろんづけている。("The Ladies Who Lunch")

ラリーがダンスフロアからもどってきてジョアンのぱらったわめきごえ不平ふへいわずめ、ロバートにそれでもまだ彼女かのじょふかあいしているんだとう。ラリーが支払しはらいにせきったすきにジョアンはロバートに不倫ふりんをしようとちかけ、彼女かのじょが「かれ世話せわをする」と保証ほしょうする。かれ自分じぶん自身じしんくちからた「でもぼくだれ世話せわをするんだ?」という返事へんじおどろいたようにえる。ジョアンはそれがかれ一部いちぶ重大じゅうだい突破口とっぱこうであるとかんじた。「…ながあいだまっていたドアがひらいたわ」ロバートはそうではなくて結婚けっこんやコミットメントについてはオープンなしん研究けんきゅうしてきたと主張しゅちょうするが、「あなたはなにれたんだ」といかける。ラリーがかえってくるとロバートはいかりながらふたたび「あなたはなにれたんだ」とたずねる。ジョアンは「わたしはだれかさんのおおきなねがいをかなえたわ」と満足まんぞくげに宣言せんげんする。彼女かのじょとラリーはいらいらとかんがんでいるロバートをのこしていえかえる。 

カップルたちの反復はんぷくするミュージカルのモチーフがふたたはじまり、全員ぜんいんあらたに焦点しょうてんわせて「ボビー・バビー」「ロバート・ダーリン」「ボビー・ベイビー」「いつでもっていって」とかれまねく。初期しょき場面ばめんかれがしていたあかるいあま返事へんじわりに、ロバートは突然とつぜん本気ほんきで「やめろ!」とさけぶ。みなおどろいた沈黙ちんもくなかで、かれしずかなつよさでかれらにかってう。「きみらはなにれたんだ」

"Being Alive”の音楽おんがくはじまり、かれ理解りかいした結婚けっこんわな危険きけん公然こうぜんひとひとかぞげてうたい、かれらの意見いけん相違そういはなす。友人ゆうじんたちはひとりずつかれかんがえにこたえて、かれあいとコミットメントをようとこころみることを奨励しょうれいする。

最後さいごにボビーの言葉ことば変化へんかして、親密しんみつさをあいするつよのぞみをあらわし、どんな問題もんだいがあっても「きている」という挑戦ちょうせん直面ちょくめんしているだれかに出会であうことをねがっている。

オープニングのパーティは最後さいごにリセットされる。ロバートの友人ゆうじんたちは2時間じかんったが、かれ気配けはいはなかった。ついにかれらはかえ支度じたくはじめ、ここにいない友人ゆうじん恋愛れんあい成就じょうじゅするチャンスはあたらしい希望きぼうちているとはなし、かれがどこにいようとかれ誕生たんじょうがしあわせであるようにとねがう。

ロバートはひとりであらわれ、ほほえんで、バースデーケーキのろうそくをすべてす。 

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

  • ロバート – 中心ちゅうしん人物じんぶつ, (ボビーともばれる); かれの35さい誕生たんじょうに、グループの人々ひとびとあつまってくる。

カップル (エイミーとポールをのぞいて全員ぜんいん結婚けっこんしている)

  • サラとハリー:
    • サラ – 空手からてまなんでいる。美食びしょくだがダイエットちゅう。 
    • ハリー – フレンドリーで愛想あいそがいい。酒好さけずきだが禁酒きんしゅちゅう
  • スーザンとピーター:
    • スーザン – 優雅ゆうが南部なんぶ美人びじん。すぐ失神しっしんする。 
    • ピーター – アイビーリーグ卒業そつぎょう。おそらくゲイ。
  • ジェニーとデイヴィッド:
    • ジェニー – かわいらしくて「堅物かたぶつ」。 
    • デヴィッド– いきでやや支配しはいてき
  • エイミーとポール :
    • エイミー – 神経質しんけいしつなカトリック。自分じぶん結婚式けっこんしきになってからづく。 
    • ポール – ユダヤじん彼女かのじょの躁の発作ほっされることをまなんでいる。
  • ジョアンとラリー :
    • ジョアン – シニカルで、ロバートの友人ゆうじんなかでは一番いちばん年上としうえ非常ひじょう辛辣しんらつ。 
    • ラリー – ジョアンの3番目ばんめおっと。やさしくて理解りかいがある。

ガールフレンドたち

  • エイプリル – 世間せけんらずの客室きゃくしつ乗務じょうむいん。「あたまがわるい」と自称じしょうする。 
  • マルタ – クールであく趣味しゅみなほどの派手はでき。ニューヨークをあいしている。 
  • キャシー – ニューヨークは場違ばちがいだとかんじているちいさなまちむすめ。ボビーとくっついたりはなれたりしながら長期間ちょうきかんつきあっているガールフレンド。

主要しゅようキャスト[編集へんしゅう]

米国べいこく公演こうえんキャスト

1970 オリジナルブロードウェイ 1995 ブロードウェイ リバイバル 2002 ケネディセンター 2006 ブロードウェイ リバイバル 2011 ニューヨーク交響こうきょう楽団がくだん 2017 ピッツフィールド 2020 ブロードウェイ リバイバル
劇場げきじょう アルビン クライテリオンセンターステージライト ケネディセンター エセル・バリモア リンカーンセンター バリントン・ステージ・カンパニー ジェイコブス シアター
演出えんしゅつ ハロルド・プリンス スコット・エリス ショーン・マティアス ジョン・ドイル ロニー・プライス ジュリアン・ボイド マリアンヌ・エリオット
ロバート ディーン・ジョーンズ/ラリー・カート ボイド・ゲインズ ジョン・バロウマン ラウル・エスパルザ ニール・パトリック・ハリス アーロン・トヴェイト カトリーナ・レンク

(Bobbieに改名かいめい)

サラ バーバラ・バリー ケイト・バートン キーラ・ノートン クリスティン・ハフマン  マーサ・プリンプトン ジャネット・ベイヤデール ジェニファー・シマード
ハリー チャールズ・キンブロー ロバート・ウェステンバーグ デイビット・ピトゥ キース・ビューターボー スティーヴン・コルベア ローレンス・ストリート クリストファー・シーバー
スーザン マール・ルイーズ パトリシア・ベン・ピーターソン クリスティ・バロン エイミー・ジャストマン  ジル・ペイス ケイト・ロペスト ラシドラ・スコット
ピーター ジョン・カニンガム ジョナサン・ドクーキッツ ダン・クーニー マット・キャッスル  クレイグ・ビアーコ ポール A・シェーファー グレッグ・ヒルドレス
ジェニー テリ・ラルストン ダイアナ・カノーヴァ エミリー・スキナー リーニャ・ライドアウト ジェニファー・ローラ・トンプソン ジェーン・フィッツチ ニッキー・レネ・ダニエルズ
デイヴィッド ジョージ・コー ジョン・ヒルナー マーク・ビエター フレッド・ローズ ジョン・クレイヤー ジェームス・ラディック クリストファー・フィッツジェラルド
エイミー ベス・ハウランド ベアン・コックス アリス・リプリー ヘザー・ローズ ケイティー・フィナラン ローレン・マーカス マット・ドイル

(Jamieに改名かいめい)

ポール スティーブ・エルモア ダニー・バースタイン マット・ボガート ロバート・カニンガム アーロン・ラザール ジョセフ・スピルディナー エタイ・ベンソン
ジョアン エレイン・ストリッチ デブラ・モンク リン・レッドグレイヴ バーバラ・ウォルシュ パティ・ルポーン エレン・ハーヴェイ パティ・ルポーン
ラリー チャールズ・ブラスウェル ティモシー・ランドフィールド ジェリー・ランニング ブルース・サバス ジム・ウォルトン ピーター・リアドン テレンス・アーチー
エイプリル スーザン・ブロウニング ジェーン・クラコウスキー キム・ディレクター エリザベス・スタンレー クリスティーナ・ヘンドリックス マーラ・ダヴィ クレイボーン・エルダー

(Andyに改名かいめい)

マルタ パメラ・マイヤーズ ラシャンズ マーシー・ハリエル エンジェル・デサイー アニカ・ノニ・ローズ ノーラ・シェル ボビー・コンテ・ソーントン

(PJに改名かいめい)

キャシー ドナ・マッケニー シャーロット・ダンバス エリザベス・ジンズ ケリー・ジャンヌ・グラント  クリッシー・ホワイトヘッド レベッカ・カズニック カイル・ディーン・マセッティ

(Theoに改名かいめい)

英国えいこく公演こうえんキャスト

1972 オリジナルウエスエンド 1994ウエストエンド リバイバル 2018 ウエストエンド リバイバル
ロバート ラリー・カート エイドリアン・レスター ロザリー・クレイグ

(Bobbieに改名かいめい)

サラ マルティ・スティーブンス レベッカ・フロント メル・ギェドロイツ
ハリー ケネス・キミンズ クライブ・ロウ ギャビン・スポーク
スーザン ジョイ・フランツ クレア・バート デイジー・メイウッド
ピーター J・T・クロムウェル ガレス・スヌーク アシュリー・キャンベル
ジェニー テリ・ラルストン リザ・サドヴィー ジェニファー・サイエン
デイヴィッド ジョージ・コー テディ・ケンプナー リチャード・ヘンダース
エイミー ベス・ハウランド ソフィー・トンプソン ジョナサン・ベイリー

(Jamieに改名かいめい)

ポール スティーブ・エルモア マイケル・シムキンズ アレックス・ゴーモンド
ジョアン エレイン・ストリッチ シーラ・ギッシュ パティ・ルポーン
ラリー ロバート・ゴス ポール・ベントレー ベン・ルイス
エイプリル キャロル・リチャーズ ハンナ・ジェームズ リチャード・フリーッシュマン

(Andyに改名かいめい)

マルタ パメラ・マイヤーズ アンナ・フランコリーニ ジョージ・ブラグデン

(PJに改名かいめい)

キャシー ドナ・マッケニー キラン・ホッキング マシュー・シードン・ヤング

(Theoに改名かいめい)

曲目きょくもく[編集へんしゅう]

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

トニーしょういちだけ作曲さっきょくしょう作詞さくししょうを2部門ぶもんけていたが、ソンドハイムは2部門ぶもんとも受賞じゅしょうした。

オリジナルブロードウェイ公演こうえん[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネート 結果けっか
1971 ドラマ・デスク・アワード ミュージカル脚本きゃくほんしょう 
ジョージ・ファース 
受賞じゅしょう
ミュージカル演出えんしゅつしょう ハロルド・プリンス 受賞じゅしょう
作詞さくししょう スティーブン・ソンドハイム 受賞じゅしょう
作曲さっきょくしょう 受賞じゅしょう
装置そうちデザインしょう ボリス・アロンソン 受賞じゅしょう
シアター・ワールド・アワード スーザン・ブロウニング 受賞じゅしょう
トニーしょう ミュージカル作品さくひんしょう 受賞じゅしょう
ミュージカル脚本きゃくほんしょう ジョージ・ファース 受賞じゅしょう
オリジナル楽曲がっきょくしょう スティーブン・ソンドハイム 受賞じゅしょう
作詞さくししょう スティーブン・ソンドハイム 受賞じゅしょう
ミュージカル主演しゅえん男優だんゆうしょう ラリー・カート ノミネート
ミュージカル主演しゅえん女優じょゆうしょう エレイン・ストリッチ ノミネート
スーザン・ブロウニング ノミネート
ミュージカル助演じょえん男優だんゆうしょう チャールズ・キンブロー ノミネート
ミュージカル助演じょえん女優じょゆうしょう バーバラ・バリー ノミネート
パメラ・マイヤーズ ノミネート
ミュージカル演出えんしゅつしょう ハロルド・プリンス 受賞じゅしょう
振付ふりつけしょう マイケル・ベネット ノミネート
装置そうちデザインしょう ボリス・アロンソン 受賞じゅしょう
照明しょうめいデザインしょう ロバート・オルンボ ノミネート

1995 ブロードウェイリバイバル[編集へんしゅう]

とし 
しょう  部門ぶもん 
ノミネート
 結果けっか
1996 ドラマ・デスク・アワード ミュージカル助演じょえん女優じょゆうしょう ベアン・コックス ノミネート
トニーしょう ミュージカル・リバイバル作品さくひんしょう ノミネート
ミュージカル助演じょえん女優じょゆうしょう ベアン・コックス ノミネート

1995 ロンドンリバイバル[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネート 結果けっか
1996 ローレンス・オリヴィエしょう ミュージカル俳優はいゆうしょう エイドリアン・レスター 受賞じゅしょう
ミュージカル助演じょえんしょう シェイラ・ギッシュ 受賞じゅしょう
ソフィー・トンプソン ノミネート
演出えんしゅつしょう サム・メンデス 受賞じゅしょう

2006 ブロードウェイリバイバル[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネート 結果けっか
2007 ドラマ・デスク・アワード ミュージカル・リバイバル作品さくひんしょう 受賞じゅしょう
ミュージカル男優だんゆうしょう ラウル・エスパルザ 受賞じゅしょう
ミュージカル助演じょえん女優じょゆうしょう バーバラ・ウォルシュ ノミネート
ミュージカル演出えんしゅつしょう ジョン・ドイル ノミネート
編曲へんきょくしょう メアリー・ミッチェル・キャンベル 受賞じゅしょう
トニーしょう ミュージカル・リバイバル作品さくひんしょう 受賞じゅしょう
ミュージカル主演しゅえん男優だんゆうしょう ラウル・エスパルザ ノミネート
ミュージカル演出えんしゅつしょう ジョン・ドイル ノミネート

2017ねんピッツフィールド[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネート 結果けっか
2017 バークシャー・シアター・アワード[6] ミュージカル作品さくひんしょう 受賞じゅしょう
ミュージカル主演しゅえん男優だんゆうしょう アーロン・トヴェイト ノミネート
ミュージカル助演じょえん女優じょゆうしょう エレン・ハーヴェイ 受賞じゅしょう
2020 ブロードウェイワールド バークシャー地域ちいきしょう この10ねんのボーカリストしょう アーロン・トヴェイト 受賞じゅしょう

注記ちゅうき[編集へんしゅう]

  1. ^ a b The "Overture" and "Entr'acte" were part of the original Broadway Production. (Source: Original Official "Company" Vocal Score).
  2. ^ Played in most productions by the actor who plays Susan or Jenny.
  3. ^ In the 1990s, "Marry Me a Little" was restored permanently to close Act I and added to the 1995 and 2006 revivals, it is also included in the official composer's edition of the vocal selections, published in 1996 (ISBN 0-7935-6763-7).
  4. ^ Added in for the 1995 Broadway Revival.
  5. ^ The dance number "Tick-Tock" (arranged by David Shire) was abridged for the first Broadway revival, and afterwards deleted entirely from the score.However, it has since been restored in some productions (such as the 2004 Reprise! production in Los Angeles and the 2011 New York Philharmonic staging).
  6. ^ The song "Multitude of Amys" was the original finale but was cut due to major structural changes in the script. "Marry Me a Little" was started as a replacement but subsequently moved to the end of the first act. "Happily Ever After" was used as the finale for the first few performances, before being replaced by "Being Alive".

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

注記ちゅうき

  1. ^ "Company" PBS.com, Broadway: the American Musical, accessed August 16, 2011.
  2. ^ Broadway: the American musical, episode 5: "Tradition (1957–1979)," 2004.
  3. ^ Zadan, Craig.
  4. ^ Kendt, Rob."Theater Review" Los Angeles Times, May 21, 2004.
  5. ^ (no author)"In Tune: Being Alive" carlinamerica.com, accessed August 16, 2011. Archived February 6, 2012, at the Wayback Machine.
  6. ^ Berkshire Theatre Critics Association”. www.berkshirecritics.org. 2021ねん5がつ1にち閲覧えつらん