キルキス (戦艦せんかん)

戦艦せんかんキルキス

キルキス（ギリシャ語ご:Κιλκίς、英語えいご:Kilkis）はギリシャのキルキス級きゅう戦艦せんかん（ミシシッピ級きゅう戦艦せんかん）で、艦かん名めいは第だい2次じバルカン戦争せんそう中なかの戦たたかいに由来ゆらいする。

艦かん歴れき

1903年ねんにアメリカ海軍かいぐんの戦艦せんかんとして進水しんすいし、1908年ねんから1914年ねんまでミシシッピ(USS Mississippi, BB-23)としてアメリカ海軍かいぐんに所属しょぞくしていた。1914年ねんにミシシッピ級きゅうの2隻せきはアメリカからギリシャへ売却ばいきゃくされた。アメリカはこの2隻せきを売却ばいきゃくした代金だいきんを戦艦せんかんアイダホの建造けんぞうに充あてた。1914年ねん7月がつ後半こうはんにヴァージニア州しゅうニューポートニューズで引ひき渡わたされた。

1916年ねんに第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんでのギリシャの中立ちゅうりつのため他たのギリシャ海軍かいぐんの艦艇かんていと共ともにフランスに抑留よくりゅうされた。1917年ねん6月がつにギリシャは連合れんごう軍ぐん側がわで参戦さんせんし、フランスは両りょう戦艦せんかんをギリシャ海軍かいぐんに引渡ひきわたした。

1919年ねんのロシア白しろ軍ぐん支援しえんの連合れんごう軍ぐんのクリミア遠征えんせいや、希まれ土ど戦争せんそうに参加さんかした。キルキスは1932年ねんまでギリシャ海軍かいぐんで現役げんえきであったが、1935年ねんに練習れんしゅう艦かんとなり、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんでのドイツ軍ぐんのギリシャ侵攻しんこうで1941年ねん4月がつ23日にちにサラミス海峡かいきょうでドイツ軍ぐんの急降下きゅうこうか爆撃ばくげき機きによって沈しずめられた。残骸ざんがいは1950年代ねんだいに引ひき揚あげられスクラップにされた。