クスコヒグリン

クスコヒグリン
	IUPAC名めい 1,3-Bis-(1-methylpyrrolidin-2-yl)-propan-2-one
識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう	454-14-8
ChemSpider	389876
KEGG	C06521
	SMILES O=C(CC1N(C)CCC1)CC2N(C)CCC2;
	InChI InChI=1/C13H24N2O/c1-14-7-3-5-11(14)9-13(16)10-12-6-4-8-15(12)2/h11-12H,3-10H2,1-2H3 Key: ZEBIACKKLGVLFZ-UHFFFAOYAQ;
特性とくせい
化学かがく式しき	C13H24N2O
モル質量しつりょう	224.34 g/mol
	特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・常つね圧あつ (100 kPa) におけるものである。

クスコヒグリン(Cuscohygrine)は、コカに含ふくまれるピロリジンアルカロイドである。ベラドンナ、ケチョウセンアサガオ、シロバナヨウシュチョウセンアサガオ等ひとしのナス科かの植物しょくぶつにも含ふくまれる。クスコヒグリンは、通常つうじょう、アトロピンやコカイン等ひとしのより強つよいアルカロイドとともに存在そんざいする。

クスコヒグリンや代謝たいしゃ物ぶつのヒグリンは、1889年ねんにカール・リーバーマンによってコカの葉は（「クスコの葉は」としても知しられる）にコカインとともに含ふくまれるアルカロイドとして、初はじめて単たん離はなされた。

クスコヒグリンは、真空しんくう中ちゅうでのみ分解ぶんかいされずに蒸留じょうりゅうできる油あぶらである。水みずに可か溶である。40-41℃で溶解ようかいする三さん水みず和物あえものの結晶けっしょうも形成けいせいする。

出典しゅってん

“PubChem Substance Summary”. 2005年ねん7月がつ14日にち閲覧えつらん。
“USDA, ARS, National Genetic Resources Program. Phytochemical and Ethnobotanical Databases.[Online Database] National Germplasm Resources Laboratory, Beltsville, Maryland.”. 2005年ねん7月がつ14日にち閲覧えつらん。
Dr. Ame Pictet (1904). The Vegetable Alkaloids. With particular reference to their chemical constitution. London: Chapman & Hall