クレオンブロトス2世せい

クレオンブロトス2世せい（古希こき: ΚλεόμβροτοςΒ', 英えい: Cleombrotus II, 在位ざいい：紀元前きげんぜん243年ねん-紀元前きげんぜん240年ねん）はアギス朝あさのスパルタ王おうである。

クレオンブロトス2世せいはアギス家かの傍系ぼうけいの人物じんぶつで、スパルタ王おうレオニダス2世せいの娘むすめキロニスと結婚けっこんしていた。クレオンブロトスにはアゲシポリスとクレオメネスという二人ふたりの息子むすこがおり、前者ぜんしゃはアゲシポリス3世せいの父ちちである。

レオニダスとエウリュポン家かのアギス4世せいとの争あらそいの際さい、アギス派はの監督かんとく官かんリュサンドロスはクレオンブロトスを説得せっとくして味方みかたにつけてレオニダスを廃位はいいし、クレオンブロトスはレオニダスに代かわって王位おういについた。その際さい、レオニダスはアルカディアに亡命ぼうめいした。しかし、紀元前きげんぜん240年ねんに帰国きこくしてきたレオニダスがクーデターを起おこすと、アギスはカルキオイコス神殿しんでん、クレオンブロトスはポセイドン神殿しんでんに逃にげ込こみ、庇護ひごを乞こうた。レオニダスはクレオンブロトスへと軍ぐんを進すすめたが、妻つまキロニスの説得せっとくによってクレオンブロトスは命いのちを助たすけられ、妻子さいし共ども々テゲアへと亡命ぼうめいした。クレオンブロトスがいつ死しんだのかは不明ふめいである。

参考さんこう文献ぶんけん

• パウサニアス『ギリシア記き』龍渓りゅうけい書しょ舎しゃ、1991年ねん。 
• プルタルコス 著しる、村川むらかわ堅太郎けんたろう他た 訳やく『世界せかい古典こてん文学ぶんがく全集ぜんしゅう　プルタルコス』筑摩書房ちくましょぼう、1966年ねん。 
• ポリュビオス 著しる、川島かわしま俊之としゆき 訳やく『世界せかい史し』 （1）、龍渓りゅうけい書房しょぼう、2004年ねん。 

先代せんだい レオニダス2世せい

スパルタ王おう（アギス朝あさ） 紀元前きげんぜん243年ねん - 紀元前きげんぜん240年ねん

次代じだい レオニダス2世せい