ジェームス・オグルソープ

ジェームス・オグルソープ

ジェームズ・オグルソープ（ジョージア州しゅう会かい議事堂ぎじどう蔵くら）

ジェームス・オグルソープの銅像どうぞう

ジェームズ・エドワード・オグルソープ（James Edward Oglethorpe、1696年ねん12月22日にち - 1785年ねん6月30日にち）は、イギリスの軍人ぐんじん、都市とし計画けいかく家か。

フリーメイソンのメンバーで、ジョージア植民しょくみん地ち、サバンナの都市とし計画けいかくを手てがけ、現在げんざいジョンソン広場ひろばに銅像どうぞうが建たてられている。単たんなる植民しょくみん地ちの建設けんせつ者しゃとしてだけでなく、植民しょくみん地ちを守まもる軍人ぐんじんとしても称となえられている。

軍人ぐんじんのうちはロンドンとエセックスで過すごし、よく晩餐ばんさん会かいを開ひらいていたという。1733年ねんに良家りょうけの娘むすめと結婚けっこんし、その年としに技術ぎじゅつ将校しょうこうとしてサバンナに赴任ふにんしている。

博愛はくあい主義しゅぎ者しゃであった彼かれは負債ふさいのために苦くるしんでいた人々ひとびとの移住いじゅう先さきを築きずこうと、アメリカの地ちにやってくることになった。オグルソープがサバンナで実施じっしした計画けいかくは土地とちを中心ちゅうしん部ぶと公園こうえん、農園のうえんの区画くかくとに分わけ、広場ひろばとグリッド状じょうの道路どうろ配置はいち、公共こうきょう用地ようちやコモン・スペースが配置はいちされて、40の庭付にわつき宅地たくちから成立せいりつする地区ちくを組織そしき化かして整備せいびし、入植にゅうしょく者しゃたちに18か月げつ以内いないに自宅じたくを完成かんせいさせ、10年ねんかけて10エーカーの農場のうじょうを作物さくもつの育そだつ耕作こうさく地ちとして整備せいびすることを奨励しょうれいした。

1740年ねんにはジョージアからフロリダに侵入しんにゅうするが撤退てったいし、サンマルコス砦とりでに侵攻しんこうする。奴隷どれい制せい廃止はいし論ろん者しゃでもあり、1778年ねん、黒人こくじん貧困ひんこん者しゃ解放かいほう委員いいん会かいを設立せつりつし、奴隷どれい解放かいほうと西にしアフリカへの入植にゅうしょくに尽力じんりょくし、シエラレオネに会社かいしゃを設立せつりつし、フリータウン発展はってんに寄与きよした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 西出にしで敬一けいいち「ジョージア植民しょくみん地ちの創設そうせつと黒人こくじん奴隷どれい制せい－ジェームズ・オグルソープ の実験じっけん」 札幌学院大学さっぽろがくいんだいがく人文じんぶん学会がっかい紀要きよう59、1996

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