イングランド北部のノーサンバーランドのWark on Tyneで生まれた。父親は庭師で、ハッチンソンも庭師になった。1904年に王立植物園(キューガーデン)で庭師となり、園長のジョセフ・ダルトン・フッカーに認められて、標本館で働くようになった。ダニエル・オリバー(Daniel Oliver)の『熱帯アフリカの植物』("Flora of Tropical Africa" :1868年)に共著者として参加し、いくつかの属について執筆した。
1926年と1934年に『顕花植物の科』("The Families of Flowering Plants")を執筆し、系統学的な分類法のさきがけとなったが、ハッチソンの分類法は現在では、大部分廃止されている。
1927年から1936年には、ジョン・マクエヴァン・ダルジール(John McEwan Dalziel)とともに、6000の種の詳細を記述し、多くの図版が添付された『西部熱帯アフリカの植物』("Flora of West Tropical Africa")を執筆した。
Robert Zander, Fritz Encke, Günther Buchheim, Siegmund Seybold (Hrsg.): Handwörterbuch der Pflanzennamen. 13. Auflage. Ulmer Verlag, Stuttgart 1984, ISBN 3-8001-5042-5