タバ

タバ、ターバー（アラビア語ご: طابا‎、Taba）は、アカバ湾わんの北端ほくたんにあるエジプトの町まちである。イスラエル領りょうのエイラートと国境こっきょうを接せっしており、交通こうつうは頻繁ひんぱんである。エジプト各地かくちへの長距離ちょうきょりバスの停車場ていしゃじょうであり、イスラエルからの観光かんこう客きゃくが多おおく訪おとずれる保養ほよう地ちとして知しられている。アカバ湾わんでのスキューバダイビングが主おもな観光かんこう資源しげんである。

歴史れきし的てきには少数しょうすうのベドウィンが住すんでいるだけであったが、第だい三さん次じ中東ちゅうとう戦争せんそうでイスラエルによって占領せんりょうされたシナイ半島しないはんとうの一部いちぶでイスラエルとエジプトの和解わかいにより、返却へんきゃくされた最後さいごの土地とちである。国境こっきょう線せんが未み画定かくていであったためにイスラエルの一部いちぶであり続つづけ、1989年ねんに問題もんだいは国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょに提出ていしゅつされた。タバはエジプトの一部いちぶであると認みとめられ、イスラエルはタバのエジプトへの返却へんきゃくに合意ごういした。このときの2国こく間あいだの合意ごういにより、イスラエル人じんはタバをビザ無むしでも48時じ間あいだの滞在たいざいが許可きょかされることとなった。