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ダンジグけい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ダンジグけいあるいはダンチヒけい(ダンジグけい、Danzig Line)は、うまおもサラブレッド)の父系ふけい父方ちちかた系図けいず)の1つ。とするダンジグ(ダンチヒ)が輸入ゆにゅうされておらず、日本にっぽんにおけるかたはさまざまであるが、ほんこうではダンジグけい統一とういつする。

概要がいよう

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ダンジグけいノーザンダンサーけいいち支流しりゅうで、ダンジグをとする父系ふけいである。主要しゅようこく存在そんざいするノーザンダンサー系統けいとうなか最大さいだい規模きぼほこり、オセアニア生産せいさんかいをほぼ支配しはいえいあいけんにおいてもサドラーズウェルズけい生産せいさん頭数とうすう上回うわまわ最大さいだいである。北米ほくべいでもストームバードサドラーズウェルズりょう父系ふけい頭数とうすう生産せいさんされている。

ダンジグ自身じしん生涯しょうがいで3せん3しょう出走しゅっそうしたレースは圧勝あっしょうだったもののだいレースでの成績せいせきく、故障こしょう引退いんたい余儀よぎなくされた。しかし競走きょうそうとして発揮はっきされなかった能力のうりょくたね牡馬ぼばとして発揮はっきされて多数たすう活躍かつやく輩出はいしゅつし、北米ほくべいリーディングにもかがやいている。

後継こうけいしゅ牡馬ぼばもそれぞれおおきな成功せいこうおさめており、そのなかでももっと成功せいこうしたのがデインヒルである。G1競走きょうそう7連勝れんしょう記録きろくロックオブジブラルタル筆頭ひっとうにヨーロッパとオセアニアでかぞえきれないほどの活躍かつやく輩出はいしゅつした。後継こうけいしゅ牡馬ぼばデインヒルダンサーダンシリなどがそれぞれのくにでリーディングを獲得かくとくするなどおおきく父系ふけいひろげており、デインヒルけいとして独立どくりつしてあつかうこともおおい。

デインヒルにいで成功せいこうしたのが、グリーンデザートである。グリーンデザート自身じしんはスプリンターで、たね牡馬ぼばとしても自分じぶんおな短距離たんきょりおおして成功せいこうおさめた。そのケープクロスオアシスドリームインヴィンシブルスピリットらもたね牡馬ぼばとして成功せいこうおさめている。とくにケープクロスからは凱旋がいせんもんしょううまとうるなどクラシックディスタンスにも適応てきおうするなど幅広はばひろ活躍かつやく登場とうじょうしている。

このとうおもにヨーロッパで活躍かつやくしており、アメリカでの影響えいきょうりょくはそこまででもない。が、一方いっぽうでダンジグ晩年ばんねんさんこまウォーフロントがアメリカでおおきな成功せいこうおさめている。アメリカでのダンジグけいはこのウォーフロントとハードスパンからの系統けいとうがほとんどをめている。

それ以外いがいのダンジグけいとしてはダンジグ初年度しょねんどさんこまでG1競走きょうそう8しょうげたチーフズクラウンからの系譜けいふがある。チーフズクラウンのグランドロッジ・そのであるシンダーともたね牡馬ぼばとして成功せいこうおさめて父系ふけい発展はってんさせた。しかしシンダーの代表だいひょうさんこまユームザインしゅ牡馬ぼばとしては成功せいこうしたとはえない状態じょうたいであり、これ以上いじょう発展はってんむずかしい情勢じょうせいである。

それ以外いがいでもバウンダリーアナバーなどもたね牡馬ぼばとして成功せいこうしているが、たね牡馬ぼばちちとしては成功せいこうしたとはえず、いずれも今後こんご発展はってんのぞみにくい。

サイアーライン

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---↓ダンジグけい---

  • サイアーラインじょうたね牡馬ぼばりしたうま、→しるしのち牝馬ひんばなどのたね牡馬ぼば代表だいひょうさんこま一部いちぶしめす。また、日本にっぽん調教ちょうきょうにおける太字ふとじはG1きゅう競走きょうそうしめす。