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ドゴ・サルデスコ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドゴ・サルデスコえい:Dogo Sardesco)は、サルデーニャとう原産げんさんのモロサスけいいぬしゅ一種いっしゅである。ドゴ・サルドえい:Dogo Sard)ともばれる。

歴史れきし[編集へんしゅう]

紀元前きげんぜん400ねんごろから存在そんざいしたふるいモロサスいぬしゅ子孫しそんであるといわれるが、くわしいルーツはよくかっていない。それ以前いぜんから存在そんざいしていたイタリアナポリタン・マスティフとの関連かんれんがあるともわれているが、くわしく調査ちょうさされていない。すくなくとも、イタリアなどサルデーニャ近辺きんぺん地域ちいきモロサスけん原産地げんさんちわたり、固有こゆう環境かんきょう独自どくじ進化しんかしたものであるとかんがえられている。

おもひつじまもまもる畜犬や主人しゅじん財産ざいさんまも警備けいびけんなどとして使つかわれる。主人しゅじんいのちによりさまざまなものを脅威きょういからまもることが仕事しごとである。

サルデスコは誕生たんじょう当時とうじからガードドッグとして大切たいせつ保護ほご育成いくせいおこなわれてきた。仕事しごとむかしくらべて減少げんしょう傾向けいこうにあるが、現在げんざい現地げんちではガードドッグとして使役しえき継続けいぞくされている。

なおほんしゅはサルデーニャとうがいにはめったにされず、愛好あいこう外部がいぶものにいくら大金たいきん掲示けいじされても簡単かんたんにサルデスコを売却ばいきゃくすることがい。これはほんしゅ希少きしょうであるため優秀ゆうしゅういぬされるのをふせぐためだけではなく、いぬしゅとの交配こうはいこさせないためである。とく闘犬とうけんとしてもちいられるいぬ交配こうはいさせることは禁忌きんきとされ、サルデーニャのたからよごし、らすべき必要ひつよういのちらす凶器きょうきとしてつくえられることおなじであるとなされ、とくきらわれている。

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

モロサスタイプのいぬらしく、筋骨きんこつ隆々りゅうりゅう骨太ほねぶとからだつきをしていて、ちからつよい。しかし、通常つうじょうのモロサスタイプのいぬくらべると体高たいこうひくめで体重たいじゅうけいめ、俊敏しゅんびんうごきをせることも出来できる。あしながく、マズルもややながい。頭部とうぶはばひろく、くびもしっかりしている。みみみみ。コートはスムースコートで、毛色けいろはブリンドルやフォーン、グレーなど。これにくわえてホワイトのパッチがはいることもある。大型おおがたけんサイズで、性格せいかく主人しゅじん忠実ちゅうじつ従順じゅうじゅんだが、頑固がんこ防衛ぼうえい本能ほんのうたかく、勇敢ゆうかんである。しつけは基本きほんてき主人しゅじんからのみける。主人しゅじんまもるべき対象たいしょうぶつ危機ききにはいのちをかけてたたかい、相手あいてかなければぬまでたたかつづけるといわれている。状況じょうきょう判断はんだんりょくきわめてたかい。運動うんどうりょうおおい。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

『デズモンド・モリスのいぬしゅ事典じてん』デズモンド・モリス著書ちょしょ福山ふくやま英也ひでや大木おおきたくやく まことぶんどう新光しんこうしゃ、2007ねん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]