ニース天文台てんもんだい(Observatoire de Nice)はフランスのニースのモン・グロ (Mont Gros) の頂上ちょうじょうにある天文台てんもんだいである。1879年ねんに銀行ぎんこう家かのRaphaël Bischoffsheimによって設立せつりつされた。シャルル・ガルニエの設計せっけいにより建築けんちくされ、メインドームはギュスターヴ・エッフェルが設計せっけいした。現在げんざいはコートダジュール天文台てんもんだい(Observatoire de la Côte d'Azur、OCA)と呼よばれるが、一般いっぱん的てきにはニース天文台てんもんだいの名称めいしょうで知しられる。
1888年ねんに使用しようが開始かいしされた76-cm (30-inch) 屈折くっせつ望遠鏡ぼうえんきょうは当時とうじの世界せかい最大さいだいの望遠鏡ぼうえんきょうであったが、翌年よくねんリック天文台てんもんだいの36-inch (91-cm) 反射はんしゃ望遠鏡ぼうえんきょうに世界一せかいいちの座ざを譲ゆずった。
1988年ねんにCERGA (Centre de recherches en géodynamique et astrométrie) と統合とうごうされコートダジュール天文台てんもんだいとなった。
1999年ねんの映画えいが『サイモン・セズ』、2014年ねんの映画えいが『マジック・イン・ムーンライト』において登場とうじょうする。