ノート:戦時せんじ国際こくさい法ほう

『第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの戦争せんそう違法いほう化かの流ながれのなかで、戦時せんじ国際こくさい法ほうは意味いみをなさないとの見解けんかいもあったが、国家こっか間あいだにおける武力ぶりょく衝突しょうとつがなくなったわけではなく近年きんねんでは「国際こくさい人道じんどう法ほう」として復権ふっけんしている。』

• 戦争せんそう違法いほう化かの流ながれは不戦ふせん条約じょうやく以来いらいのことでは？第だい2次じ大戦たいせん後ごは、その流ながれを加速かそく化かさせていたのは事実じじつだけど。
• 戦時せんじ国際こくさい法ほうの存在そんざい自体じたいの疑義ぎぎも不戦ふせん条約じょうやくが成立せいりつして以降いこうから主張しゅちょうされたような気きがする･･･。
• 戦時せんじ国際こくさい法ほう自体じたい、第だい2次じ大戦たいせん以降いこうも存在そんざいしたし、研究けんきゅうされていなかったわけではないよ。だから、「国際こくさい人道じんどう法ほう」が復権ふっけんしているっていうのもおかしいと思おもう。

一応いちおう疑問ぎもん点てんを挙あげてみたけどどうでしょう？--NKK2005 2005年ねん2月がつ13日にち (日)にち 12:39 (UTC)

戦時せんじ国際こくさい法ほう

• できれば，戰時せんじ國際こくさい法ほうに改名かいめいします。

（反対はんたい）反対はんたいします。合理ごうり的てきな理由りゆうがありません。--アイザール 2008年ねん10月がつ20日はつか (月)げつ 13:12 (UTC)

「戦時せんじ国際こくさい法ほう」との名称めいしょうについて

昨日きのうは不躾ぶしつけな改変かいへんをしようとして申もうし訳わけありませんでした。初心者しょしんしゃでルールをわかっていなかったことによるもので、どうぞお許ゆるし下ください。改あらためてこちらの方ほうで問題もんだい提起ていきさせていただきます。 結論けつろんを先さきを申もうし上あげますと、「戦時せんじ国際こくさい法ほう」という表記ひょうきを「武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう」（またはせめて「戦争せんそう法ほう」）に替かえた方ほうが良よいとの提案ていあんです。理由りゆうは以下いかの通とおりです。

第だい2次じ大戦たいせん前まえまでは「平時へいじ国際こくさい法ほう」および「戦時せんじ国際こくさい法ほう」との名称めいしょうが一般いっぱん的てきでした。例たとえば、立たて作太郎さくたろう『平時へいじ国際こくさい法論ほうろん』『戦時せんじ国際こくさい法論ほうろん』（日本にっぽん評論ひょうろん社しゃ、初版しょはんはそれぞれ1930年ねんと1931年ねん）、田岡たおか良一りょういち『戦時せんじ国際こくさい法ほう』（日本にっぽん評論ひょうろん社しゃ、1937年ねん）などです。イギリスの代表だいひょう的てき国際こくさい法学ほうがく者しゃのオッペンハイム（Oppenheim）の国際こくさい法ほう概説がいせつ書しょも、「平和へいわ（Peace）」と「戦争せんそうと中立ちゅうりつ（War and Neutrality）」の2巻かん本ほんでした（初版しょはんはそれぞれ1905年ねんと1906年ねん）。その理論りろん的てきな背景はいけいとして、通常つうじょう時じ（平時へいじ）に適用てきようされる国際こくさい法ほう（＝平時へいじ国際こくさい法ほう）は戦争せんそう状態じょうたいに入はいると原則げんそく的てきに適用てきようが停止ていしされ、戦争せんそう時じは別べつの法ほう規則きそく群ぐん（＝戦時せんじ国際こくさい法ほう）が適用てきようされるとの2段だん構かまえの考かんがえがあります。

しかし、実じつは戦時せんじにおいても平時へいじ国際こくさい法ほうの多おおくはそのまま適用てきようされ続つづけます。例たとえば、平時へいじの法ほうである海洋かいよう法ほうに基もとづいて隣国りんごくと画定かくていした海洋かいよう境界きょうかいは、その国くにと戦争せんそう状態じょうたいに入はいったとしても維持いじされます。同おなじく平時へいじの法ほうである外交がいこう関係かんけい法ほうに基もとづく外交がいこう官かんの特権とっけんは、戦時せんじも維持いじされます。そういうわけで、第だい2次じ大戦たいせん頃ごろから平時へいじと戦時せんじで適用てきよう法ほうが異ことなるという考かんがえ方かたが後退こうたいして、「戦時せんじ国際こくさい法ほう」との名称めいしょうがあまり使つかわれなくなりました。田岡たおか良一りょういち『戦争せんそう法ほうの基本きほん問題もんだい』（岩波書店いわなみしょてん、1944年ねん）、前原まえはら光雄みつお『戦争せんそう法ほう』（ダイヤモンド社だいやもんどしゃ、1943年ねん）などにそれが表あらわれていると思おもいます。さらにその後ご、「戦争せんそう法ほう（Law of War）」に替かわって、「武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう（Law of Armed Conflicts）」という名称めいしょうが一般いっぱん的てきになりました。「戦争せんそう（War）」という名称めいしょうは国家こっかの政策せいさく的てき理由りゆうにより使つかわれないことがあるのに対たいして、「武力ぶりょく紛争ふんそう（Armed Conflict）」の方ほうがより客観きゃっかん的てきかつ広ひろい概念がいねんだからです。なお、犠牲ぎせい者しゃ保護ほごを強調きょうちょうする観点かんてんから、「国際こくさい人道じんどう法ほう（International Humanitarian Law）」という名称めいしょうも1970年代ねんだいから広ひろく使つかわれるようになりました（例れい：藤田ふじた久一ひさいち『国際こくさい人道じんどう法ほう』（世界せかい思想しそう社しゃ、1980年ねん））。とはいえ、現在げんざいの日本にっぽんの代表だいひょう的てきな国際こくさい法ほう教科書きょうかしょの多おおくは、よりニュートラルな名称めいしょうの「武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう」を主おもに使つかっています。

蛇足だそくながら、「戦時せんじ国際こくさい法ほう」から「武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう」に名称めいしょうが変かわったことは、戦争せんそうについての法ほう規則きそくの発展はってんが軽視けいしされているわけでも、日本にっぽん独特どくとくのことでもありません。昔むかしに比くらべて規則きそくの内容ないようは格段かくだんに充実じゅうじつしていますし、「平時へいじ」「戦時せんじ」の区別くべつの撤廃てっぱいは海外かいがいの代表だいひょう的てき教科書きょうかしょ（例たとえば、イギリスのブランウリーのIan Brownlie, Principles of Public International Law (Oxford University Press、初版しょはん1966年ねん、最新さいしん版ばんは2012年ねんの8版はん)）でも同おなじです。

以上いじょうの理由りゆうにより、冒頭ぼうとうに述のべたように、「戦時せんじ国際こくさい法ほう」を「武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう」（またはせめて「戦争せんそう法ほう」）に替かえることを提案ていあんする次第しだいです。どうぞご検討けんとう下ください。

--Kirkby Lonsdale（会話かいわ） 2019年ねん7月がつ4日にち (木)もく 01:00 (UTC)

コメント戦争せんそう法ほうだけはやめて下ください。日本にっぽん共産党きょうさんとうや社会しゃかい民主党みんしゅとうが平和へいわ安全あんぜん法制ほうせいのことを戦争せんそう法ほうとよんでいます。--えいち・おおつか（会話かいわ） 2019年ねん7月がつ4日にち (木)もく 03:59 (UTC)

武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう・国際こくさい人道じんどう法ほうとの混同こんどう

#「戦時せんじ国際こくさい法ほう」との名称めいしょうについてでの議論ぎろんとも関連かんれんするかもしれませんが。2022年ねん3月がつ24日にち (木)もく 17:56の版はんの導入どうにゅう部ぶでは「ただし現代げんだいでは国際こくさい連合れんごう憲章けんしょうにより法的ほうてきには「戦争せんそう」が存在そんざいしないため、武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう、国際こくさい人道じんどう法ほう（英えい: international humanitarian law, IHL）とも呼よばれる。」と、戦時せんじ国際こくさい法ほう・武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう・国際こくさい人道じんどう法ほうという3つの用語ようごを同義どうぎ語ごであるかのように扱あつかっています。しかし以下いかの文献ぶんけんでは関連かんれん用語ようごとして記載きさいされているものの、意味いみの異ことなる用語ようごとして扱あつかっています。

• 森川もりかわ幸一こういち（著ちょ）、奥おく脇わき直也なおや、小寺こでら彰あきら（編へん）「国際こくさい人道じんどう法ほう -武器ぶきの中なかで法ほうは沈黙ちんもくするか」『国際こくさい法ほうキーワード 第だい2版はん』、有斐閣ゆうひかく、2006年ねん、210-213頁ぺーじ、ISBN 4-641-05884-9。 
• 杉原すぎはら高嶺たかね（著ちょ）、杉原すぎはら高嶺たかね、水上すいじょう千せん之これ、臼杵うすき知とも史し、吉井よしい淳あつし、加藤かとう信行のぶゆき、高田たかだ映うつ（編へん）「5 武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう」『現代げんだい国際こくさい法ほう講義こうぎ』、有斐閣ゆうひかく、2008年ねん、466-485頁ぺーじ、ISBN 978-4-641-04640-5。 

また、上記じょうき『現代げんだい国際こくさい法ほう講義こうぎ』のpp436-437に国連こくれん憲章けんしょう2条じょう4項こうが『「戦争せんそう」という言葉ことばを用もちいることを避さけ』とは書かかれていますが、この点てんは「戦争せんそうにいたらない武力ぶりょく行使こうしも禁止きんししようとする趣旨しゅし」と書かかれており、「法的ほうてきには「戦争せんそう」が存在そんざいしない」というのも明あきらかに誤あやまりです。したがって導入どうにゅう部ぶにおける上記じょうき引用いんよう部分ぶぶんは除去じょきょし[1]、武力ぶりょく紛争ふんそう法ほうのリダイレクト先さきは戦時せんじ国際こくさい法ほうから国際こくさい法ほう#武力ぶりょく紛争ふんそう法ほうに変更へんこうさせていただきます[2]。

それで、上記じょうきのことだけであれば単たんなる無む出典しゅってん記述きじゅつですのでいつもなら私わたしはこのようにわざわざ発議はつぎをしないで編集へんしゅうするのですが。今回こんかい私わたしが申もうしあげたい本題ほんだいはこの記事きじを編集へんしゅうしてこられたすべての方々かたがたに対たいする注意ちゅうい喚起かんきです。例たとえば「武力ぶりょく紛争ふんそう法ほう」または「国際こくさい人道じんどう法ほう」について述のべている出典しゅってんの情報じょうほうを「戦時せんじ国際こくさい法ほう」の情報じょうほうとしてこの項目こうもくに加筆かひつした方ほう、いらっしゃいませんでしょうか。今いまのところ私わたしは怪あやしいとは思おもいながらも本文ほんぶんに明記めいき済ずみの出典しゅってんを確認かくにんしたわけではありませんが、現げんにこのように一番いちばん目立めだつ導入どうにゅう部ぶから混同こんどうが起おきているのを見みるとその点てんも不安ふあんを感かんじます。もしもそのようなことがなされていたとするならばそのようなものは単たんなる誤あやま情報じょうほうです。武力ぶりょくだとか戦時せんじだとかついていると似にたような意味合いみあいなのかなと感覚かんかく的てきに思おもってしまわれる方ほうも多おおいかもしれませんが、くれぐれも正確せいかくな意味いみを出典しゅってんで確認かくにんしてから活動かつどうしていただきたいと、この場ばで注意ちゅうい喚起かんきさせていただきます。そのような趣旨しゅしから{{混同こんどう}}を導入どうにゅう部ぶに加くわえておきます。--Henares（会話かいわ） 2022年ねん3月がつ26日にち (土)ど 01:07 (UTC)