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ハイチの首相(ハイチのしゅしょう、フランス語: Primer Ministre d'Haiti、ハイチ語: Premye Minis Ayiti)は、ハイチ共和国の政府の長である。平時は大統領と閣僚評議会が共同で行政権を保持する。
2024年現在、ギャングによる治安悪化で首相率いる閣僚評議会の機能も麻痺している[1]。
ジェラール・ラトルチュは同国首相として合計1,550日の最長在職日数を誇っている。ジャック=エドゥアール・アレクシス(フランス語版)はラトルチュに次ぐ、1,526日在職した。
選出・権限[編集]
首相は議会の推薦に基づき、大統領が任命することによって、選出される。権限は大臣ら閣僚の任免権、法律の施行権、地方行政の監督権などを保持する。又、大統領と共に国防の責任を負う。
歴代首相一覧[編集]
- ^ アンリはケニアへの外遊後、ギャングによる治安悪化でハイチに入国できないため、プエルトリコへ移動している。2024年2月25日以降、職務遂行はポワヴェール暫定首相に委ねていた。4月25日にボワヴェールに首相権限を譲渡した。
- ^ アンリが国外で職務遂行不能に陥っているため、首相職を代行していた。4月25日にアンリから首相権限を譲渡され、6月3日まで務めた。
- ^ 大統領代行機関である暫定大統領評議会から任命を受けた。
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