ハインリヒ (アンハルト＝ケーテン公こう)

ハインリヒ Heinrich
アンハルト＝ケーテン公こう
在位ざいい	1830年ねん - 1847年ねん
出生しゅっしょう	(1778-07-30) 1778年ねん7月がつ30日にち 神かみ聖きよしロろーマ帝国まていこく アンハルト＝ケーテン＝プレス侯こう領りょう、プレス
死去しきょ	(1847-11-23) 1847年ねん11月23日にち（69歳さい没ぼつ） アンハルト＝ケーテン公国こうこく、ケーテン
配偶はいぐう者しゃ	アウグステ・フォン・ロイス＝ケストリッツ
家名かめい	アスカーニエン家か
父親ちちおや	アンハルト＝ケーテン＝プレス侯こうフリードリヒ・エルトマン
母親ははおや	ルイーゼ・フェルディナンデ・フォン・シュトルベルク＝ヴェルニゲローデ

ハインリヒ（Herzog Heinrich von Anhalt-Köthen, 1778年ねん7月がつ30日にち - 1847年ねん11月23日にち）は、アンハルト＝ケーテン＝プレス侯ほう（在位ざいい：1818年ねん - 1830年ねん、1841年ねん - 1847年ねん）、アンハルト＝ケーテン公おおやけ（在位ざいい：1830年ねん - 1847年ねん）。

生涯しょうがい

アンハルト＝ケーテン＝プレス侯こうフリードリヒ・エルトマンと、その妻つまのシュトルベルク＝ヴェルニゲローデ伯爵はくしゃく夫人ふじんルイーゼ・フェルディナンデの間あいだの4男おとことして、シュレージエンのプレス（現在げんざいのポーランド領りょうプシュチナ）で生うまれた。

1796年ねんにプロイセン王国おうこく軍ぐんに入隊にゅうたいし、1806年ねんの遠征えんせいの最中さいちゅうに少佐しょうさに昇進しょうしんし、実戦じっせんから退しりぞいた後のちは少将しょうしょうの地位ちいを与あたえられた。1818年ねんに兄あにのフェルディナント・フリードリヒがアンハルト＝ケーテン公爵こうしゃく位いを継承けいしょうすると、ハインリヒがその代かわりにプレス侯こう領りょうの統治とうち者しゃとなった。1830年ねん、フェルディナント・フリードリヒの死しに伴ともなってハインリヒがケーテン公爵こうしゃく位いを継つぐと、プレス侯こう領りょうはハインリヒの末弟ばっていルートヴィヒ（1783年ねん - 1841年ねん）に譲ゆずられた。しかしルートヴィヒも1841年ねんに子供こどものないまま死しんだため、ハインリヒが再ふたたびプレス侯こう爵位しゃくいを引ひき継ついだ。

ハインリヒは若わかい頃ころからホメオパシー療法りょうほうの熱心ねっしんな信奉しんぽう者しゃだった。公爵こうしゃくは1821年ねんに同どう療法りょうほうの考案こうあん者しゃであるザムエル・ハーネマンを呼よび寄よせてハーネマンとその大勢おおぜいの家族かぞくを庇護ひごし、ハーネマンは1835年ねんまでハインリヒの宮廷きゅうてい侍医じいを務つとめた。ハインリヒは1830年ねんに黒くろ鷲わし勲章くんしょうを授与じゅよされた。彼かれは1841年ねんより再ふたたびプロイセン軍ぐんに出仕しゅっしし、死しぬまで歩兵ほへい隊たいの将軍しょうぐんを務つとめた。

ハインリヒは1819年ねん5月18日にちにロイス＝ケストリッツ侯ほうハインリヒ44世せいの娘むすめアウグステ（1794年ねん - 1855年ねん）と結婚けっこんしたが、間あいだに子供こどもは無なかった。彼かれの死しと同時どうじに、アンハルト＝ケーテン公爵こうしゃく家かは断絶だんぜつした。ケーテン公国こうこくは同族どうぞくのアンハルト＝デッサウ公おおやけレオポルト4世せいとアンハルト＝ベルンブルク公おおやけアレクサンダー・カールが相続そうぞくすることになったが、アレクサンダー・カールは継承けいしょう権けんを放棄ほうきした。アンハルト＝ベルンブルク公爵こうしゃく家かも既すでに断絶だんぜつが決きまっており、アンハルト諸しょ公国こうこくはレオポルト4世せいの統治とうちする統一とういつアンハルト公国こうこくとなることが確実かくじつになっていたのである。

プレス侯こう領りょうに関かんしては、ハインリヒの甥おいで姉あねアンナ・エミーリエの息子むすこであるホッホベルク伯はくハンス・ハインリヒ10世せいが相続そうぞくした。

先代せんだい フェルディナント・フリードリヒ	アンハルト＝ケーテン＝プレス侯こう 1818年ねん - 1830年ねん	次代じだい ルートヴィヒ
先代せんだい ルートヴィヒ	アンハルト＝ケーテン＝プレス侯こう 1841年ねん - 1847年ねん	次代じだい ハンス・ハインリヒ10世せい
先代せんだい フェルディナント・フリードリヒ	アンハルト＝ケーテン公こう 1830年ねん - 1847年ねん	次代じだい レオポルト4世せい