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パソコンウォーズISAMI

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

パソコンウォーズISAMI』(-いさみ)は、1982ねん公開こうかいされたサルボウ・カンパニー製作せいさくによる日本にっぽん映画えいがである[1]16じゅうろくミリ[1]

概要がいよう[編集へんしゅう]

大手おおて映画えいが会社かいしゃ不振ふしん企画きかく貧困ひんこんなどにより、当時とうじおおきく台頭たいとうしてきた独立どくりつプロダクション制作せいさく一本いっぽん[1]自主じしゅ映画えいがなどで一部いちぶられた、橋本はしもと以蔵だいいちかい監督かんとく作品さくひんである[1]。タウン・シネマを自称じしょうした世田谷せたがやのサルボウ・カンパニー製作せいさく[1]16じゅうろくミリながら1982ねん8がつ12にちから東京とうきょう東池袋ひがしいけぶくろ文芸ぶんげい「ル・ピリエ」で『ISAMI』としてたんかん上映じょうえいされ[1]同年どうねん9がつ25にちから世田谷せたがや下北沢しもきたざわのアートスポット「ふう」での上映じょうえい[1]全国ぜんこく一般いっぱん公開こうかいされた。一般いっぱん公開こうかいさいし、タイトルを『パソコンウォーズ ISAMI』とあらためた[よう出典しゅってん]出演しゅつえんしゃ全員ぜんいん10代なか若者わかものでかため[1]当時とうじはじめだった8ビットパソコン[1]流行りゅうこうしつつあったローラースケート[1]物語ものがたりなか[1]無人むじん都会とかい風景ふうけいなどをたくみに使つかい、てい予算よさんながら、きん未来みらいてき世界せかいかもしている。アクションはJAC全面ぜんめん協力きょうりょく

物語ものがたり[編集へんしゅう]

過剰かじょう管理かんり社会しゃかいとなったきん未来みらいにて、ローティーン・ギャングたちは活気かっきにあふれていた。Bエリアの圧倒的あっとうてき組織そしきである「ソルティジェッツ」ひきいる「ジェッツ連合れんごう」に対抗たいこうするAエリアの組織そしき「フライングポップコーン」のリーダー・キクオと仲間なかまは、ジェッツのサブリーダーかくであるショウコにたたかいのすえチームバッジをうばわれ、引退いんたい余儀よぎなくされる。そのうえアジトから組織そしき象徴しょうちょうであるチームプレートをもうばわれ、完全かんぜん意気いき消沈しょうちんするなか、ポップコーンのサブリーダーであるイサミが敢然かんぜんがり、単身たんしんてきであるBエリアのジェッツ本拠地ほんきょち侵入しんにゅうする。みずからのチームプレートが破壊はかいされたことをったイサミは逆上ぎゃくじょう、ジェッツのチームプレートをうばい、同時どうじかくされていたカセットテープをも入手にゅうしゅ逃走とうそうするが、ショウコにチームプレートはうばかえされてしまう。Aエリアへいそ最中さいちゅうにイサミの仲間なかまとなった3にん少年しょうねん少女しょうじょのうち、チヨとデクがジェッツの人質ひとじちとなる。なんとかかえったカセットテープを、イサミの相棒あいぼうでメカニックのシロウが解析かいせきするが、表向おもてむきはゲームデータであったそのテープのうらには、ジェッツのリーダー・タツオとブレーンのヒロシらがショウコたちには無断むだんで、ギャングたち世界せかいでは裏切うらぎ行為こういとされている『犯罪はんざい組織そしき「マラケシュアロー」へジェッツ連合れんごうわたす』という密約みつやく内容ないよう録音ろくおんされていた。タツオからチヨたちとテープとの交換こうかん要求ようきゅうされたイサミは、ふたたびジェッツ連合れんごう仕切しきるBエリアへかう。

スタッフ[編集へんしゅう]

キャスト[編集へんしゅう]

  • イサミ坂井さかいとおる
    主人公しゅじんこうで、父親ちちおやにんらし。Aエリアの組織そしき「フライングポップコーン」のサブリーダー。ショウコから「はねっかえり」とわれるほどおおく、非常ひじょう短気たんき無鉄砲むてっぽうだがじょうあつ
    運動うんどう神経しんけい抜群ばつぐん。キクオたちけても組織そしき存続そんぞくさせることを宣言せんげんし、シロウが製作せいさくしたロッドじょう武器ぶきたたかう。
  • ショウコ矢島やじま由紀ゆき
    Bエリアを仕切しきる「ソルティジェッツ」のサブリーダーかく。チームの紅一点こういってんながらおおくの手下てしたしたがつね最前線さいぜんせん指揮しきるなど、カリスマせいたか男勝おとこまさり。格闘技かくとうぎボーラじょう武器ぶきたたかう。
    密約みつやく内容ないようらされておらず、内容ないよう録音ろくおんされたテープをうばわれたタツオの態度たいど不信ふしんかんいだくようになる。チヨの女性じょせいらしさを内心ないしんうらやましくおもっている。
  • チヨ生田いくた智子さとこ
    中学生ちゅうがくせい。わけあってデクとチビの血縁けつえんではないが、母親ははおやわりをつとめている。2人ふたり母親ははおやいにくためBエリアにいたところ、イサミと出会であいギャングたちあらそいにまれる。やさしく正義せいぎかんつよい。
    誘拐ゆうかいされてもどうじないなど、気丈きじょういちめんも。イサミと意見いけん対立たいりつさせつつもあわおもいをいだくようになる。
  • デク岡部おかべじゅん
    チビのあに小学生しょうがくせい。ちょっとふと気味ぎみよわい。母親ははおやからもらったクマのぬいぐるみをいつもかかえている。
  • チビ佐藤さとうかんあきら
    デクのおとうとおなじく小学生しょうがくせい小柄こがらくちつ。チヨのことをしたっている。
  • シロウ金子かねこ英明ひであき
    イサミの相棒あいぼうで「フライングポップコーン」のメカニック。イサミとは対照たいしょうてきつね冷静れいせい頭脳ずのう明晰めいせき直接ちょくせつ戦闘せんとう参加さんかすることはないが、パソコンを駆使くししてテープ解析かいせきやイサミの武器ぶき製作せいさくおこなっている。
  • キクオ豊原とよはら功補こうすけ
    「フライングポップコーン」のリーダー。冒頭ぼうとうショウコとの激闘げきとうすえみずからのチームバッジをうばわれる。バッジをうばわれたものは、強制きょうせいてきにギャングの世界せかいから退しりぞくことがおきてとなっており
    イサミにショウコを警戒けいかいするよう助言じょげんしたのち姿すがたした。
  • タツオ神谷かみや政浩まさひろ
    「ソルティジェッツ」のリーダーだが、リーダーシップも戦闘せんとう能力のうりょくけっしてたかくない。ショウコにはやたらリーダーぶる反面はんめん代議士だいぎし息子むすこであるブレーンのヒロシにはあたまがらない。
    犯罪はんざい組織そしきマラケシュアローと接触せっしょくみずからの組織そしきわたすといった密約みつやくをヒロシとともむすんでいる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 「ニュース・スクランブル CINEMA 映画えいが若者わかものに!『ISAMI』が公開こうかい」『週刊しゅうかん明星みょうじょう』1982ねん8がつ19にちごう集英社しゅうえいしゃ、144ぺーじ 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]