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ピーボディ考古学こうこがく民族学博物館みんぞくがくはくぶつかん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標ざひょう: 北緯ほくい4222ふん41.5びょう 西経せいけい7106ふん53.3びょう / 北緯ほくい42.378194 西経せいけい71.114806 / 42.378194; -71.114806

博物館はくぶつかん正面しょうめん

ピーボディ考古学こうこがく民族学博物館みんぞくがくはくぶつかん(ピーボディこうこがく・みんぞくがくはくぶつかん、Peabody Museum of Archaeology and Ethnology)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくマサチューセッツしゅうケンブリッジにある、ハーバード大学だいがく附属ふぞく大学だいがく博物館はくぶつかん

概要がいよう[編集へんしゅう]

ピーボディ考古学こうこがく民族学博物館みんぞくがくはくぶつかん西半球にしはんきゅう最古さいこ最大さいだい規模きぼのコレクションをゆうする。120まんてんえる資料しりょう、50まんてん写真しゃしん所蔵しょぞうする[1]アメリカ大陸あめりかたいりくかんする資料しりょうがもっとも充実じゅうじつしているが、コレクションは世界せかい各地かくちおよぶ。

博物館はくぶつかんルイス・クラーク探検たんけんたい収集しゅうしゅうぶつ所有しょゆうしている[2]

ピーボディ博物館はくぶつかん出版しゅっぱんきょくからは多様たよう書物しょもつ刊行かんこうぶつ出版しゅっぱんしている。

1888ねんから1984ねんまで『Papers of the Peabody Museum of American Archaeology and Ethnology』を、1896ねんから1980ねんまで『Memoirs of the Peabody Museum』を、1917ねんから1932ねんまで『Harvard African Studies』を発行はっこうしていた。

1981ねんからは『RES: Anthropology and Aesthetics』を発行はっこうしている[3]

歴史れきし[編集へんしゅう]

ピーボディ考古学こうこがく民族学博物館みんぞくがくはくぶつかんは1866ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく最古さいこ人類じんるいがく博物館はくぶつかんとして、ジョージ・ピーボディ出資しゅっしによって設立せつりつされた[4][5]。はじめはさきコロンブス南北なんぼくアメリカ大陸あめりかたいりく生活せいかつるための探検たんけんおこなって資料しりょう収集しゅうしゅうし、また文明ぶんめい資料しりょう比較ひかくのために購入こうにゅうした[6]きた文化ぶんか民族みんぞくがくてき研究けんきゅうはやくからはじまった[4]

博物館はくぶつかん建物たてものは1877ねん完成かんせいし、1888ねんと1913ねん増築ぞうちくされた[7]。1900年代ねんだい初頭しょとうまでに研究けんきゅう対象たいしょうアメリカ大陸あめりかたいりくから世界せかいひろがった[4]

1906ねんからウィリアム・カーティス・ファラビーひきいる南米なんべい探検たんけんおこなった[8]

20世紀せいきはじめにはテオベルト・マーラーによるマヤ遺跡いせき写真しゃしんがピーボディから出版しゅっぱんされた[9]カーネギー研究所けんきゅうじょは1910年代ねんだいから長期ちょうきにわたってメソアメリカ遺跡いせき調査ちょうさ発掘はっくつおこなってきたが、1958ねんどう研究所けんきゅうじょ歴史れきし研究けんきゅう部門ぶもん解体かいたいされ、その資料しりょうはピーボディがきついだ[10]。1968ねんからはイアン・グレアム主任しゅにんとする『マヤ神聖しんせい文字もじ碑文ひぶん集成しゅうせい』の作業さぎょうがピーボディで開始かいしされた。この作業さぎょう現在げんざい続行ぞっこうちゅうである[4]

1957ねんにはロバート・ガードナーによって映画えいが研究けんきゅうセンターが設立せつりつされた。現在げんざいはピーボディから独立どくりつしている[11]

展示てんじひん画像がぞう[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Collection, Peabody Museum of Archaeology & Ethnology at Harvard University, https://www.peabody.harvard.edu/collections 
  2. ^ The Lewis and Clark Collection, Peabody Museum of Archaeology & Ethnology at Harvard University, https://www.peabody.harvard.edu/node/2470 
  3. ^ RES: Anthropology and Aesthetics, Peabody Museum of Archaeology & Ethnology at Harvard University, https://www.peabody.harvard.edu/res-journal 
  4. ^ a b c d Museum History, Peabody Museum of Archaeology & Ethnology at Harvard University, https://www.peabody.harvard.edu/about/history 
  5. ^ Watson (2001) p.4
  6. ^ Watson (2001) pp.4-5
  7. ^ Watson (2001) pp.7-8
  8. ^ Peabody Museum South American Expedition, 1906–1909, Expeditions & Discoveries: Harvard University Library Open Collections Program, http://ocp.hul.harvard.edu/expeditions/peabody.html 
  9. ^ Stuart (1992) p.29
  10. ^ Stuart (1992) p.37
  11. ^ About the FSC, The Film Study Center, http://www.filmstudycenter.org/about.html 

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • Stuart, George E. (1992). “Quest for Decipherment: A Historical and Biographical Survey of Maya Hieroglyphic Investigation”. In Danien, E.C. and Robert J. Sharer. New Theories on the Ancient Maya. University of Pennsylvania Museum Publication. pp. 1-63. ISBN 0924171138 
  • Watson, Ruby (2001). Opening the Museum: The Peabody Museum of Archaeology and Ethnology. Peabody Museum of Archaeology and Ethnology, Harvard University. ISBN 0873658396. https://www.peabody.harvard.edu/files/Opening_the_Museum_150dpi.pdf 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]