ファン・デル・ヘイデン

ファン・デル・ヘイデン（蘭らん:Van der Heyden, Wilhelmus Hubertus 1844年ねん - 1894年ねん）は、1873年ねんにお雇やとい外国がいこく人じんとして来日らいにちし、横浜よこはま、新潟にいがた、神戸こうべで医師いし活動かつどう、医学いがく教師きょうしをしていたオランダ人じん医師いしである。日本にっぽん薬局方やっきょくほうの制定せいていにユリウス・スクリバとともに委員いいんとして参加さんかした。新潟にいがた病院びょういんに勤務きんむしていた当時とうじ、ヘイデンの生理学せいりがくの授業じゅぎょうを弟子でしの小石こいし第だい二郎じろうが翻訳ほんやくし、「新潟にいがた病院びょういん講筵こうえん日記にっき(生理せいり篇へん)」として出版しゅっぱんされた。また、ドイツの神父しんぷヨハン・マルティン・シュライヤーによって発明はつめいされた人工じんこう言語げんごヴォラピュクを日本にっぽんで唯一ゆいいつ初はじめて紹介しょうかいした文法ぶんぽう書しょ「世界せかい語ご文典ぶんてん和訳わやく」と辞典じてん「[和訳わやく世界せかい語ご辞じ林りん]」を翻訳ほんやく出版しゅっぱんした。1894年ねん、病気びょうき療養りょうようのためフランスにわたり、その後ご故郷こきょうで亡なくなった。