フォース17

フォース17 Force 17
創設そうせつ	1970年代ねんだい
国籍こくせき	パレスチナ自治じち区く
任務にんむ	大統領だいとうりょう（議長ぎちょう）の警護けいご、 重要じゅうよう施設しせつの警備けいび
兵力へいりょく	3,300
基地きち	ラマッラー（ガザ）
渾名あだな	アル＝アムン・アル＝リアサ

フォース17（英語えいご: Force 17）は、パレスチナ自治じち政府せいふの親衛隊しんえいたい（警護けいご部隊ぶたい）。

概要がいよう

パレスチナ自治じち政府せいふの指導しどう者しゃの警護けいご及および重要じゅうよう施設しせつの警備けいびを任務にんむとする。その外そと、フォース17は、国家こっか保安ほあん軍ぐんと共ともに警戒けいかい作戦さくせんに従事じゅうじし、野党やとうの鎮圧ちんあつに関かんする特殊とくしゅ作戦さくせんも遂行すいこうした。

歴史れきし

フォース17は、アル＝アムン・アル＝リアサ（指導しどう部ぶの安全あんぜん）と呼よばれ、1970年代ねんだい初はじめ、PLO主流しゅりゅう派はファタハ指導しどう者しゃの警護けいごのために、ミュンヘンオリンピック事件じけん（1972年ねん）の組織そしき者しゃの1人ひとり、アリー・ハサン・サラーマにより創設そうせつされた。2019年ねん現在げんざいは、他たの治安ちあん部隊ぶたいと統合とうごうされて現存げんそんしない。

組織そしき

フォース17の総数そうすうは3,300人にんであり、その内うち、2,000人にんは3個こ大隊だいたいに分わかれて、ガザ地区ちくに駐屯ちゅうとんしている。ガザには、フォース17の本部ほんぶ庁舎ちょうしゃがあり、フェイサル・アブ＝シャラフが指揮しきしている。イウデヤ及およびサマリヤでは、フォース17の部隊ぶたいはマフムド・ダムラが指揮しきした。フォース17は、軽けい火器かき（自動じどう小銃しょうじゅう及および機関きかん銃じゅう）の外そと、ソ連それん製せい装甲車そうこうしゃBRDM-2×15両りょうが装備そうびされていた。

この部隊ぶたいの軍人ぐんじんは、茶ちゃ・緑色みどりいろの迷彩めいさい服ふく又または灰色はいいろの制服せいふくを着用ちゃくようし、袖そでには「17」の袖章そでしょう（数字すうじは、パレスチナの地図ちずの形かたちで描えがかれている）が付ついている。偵察ていさつグループに属ぞくする者ものは、赤あかベレーを着用ちゃくようする。白色はくしょくのスポーツシャツと制服せいふくのズボン及および短靴たんぐつの組くみ合あわせがしばしばある。

フォース17には、数すう十じゅう人にんから成なるヤーセル・アラファートの個人こじん警護けいご（指揮しき官かん：ユスフ・アブダッラ）が所属しょぞくしていた。アラファートの警護けいご官かんは、黒色こくしょくの制服せいふくと黒くろベレーを着用ちゃくようし、左腕さわんには赤あかい腕章わんしょうを付つけていた。外国がいこく製せいの拳銃けんじゅうと短たん機関きかん銃じゅうを装備そうびする。

関連かんれん項目こうもく

• ファタハ