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ブリュースターかく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブルースターかく(ブルースターかく、Brewster's angle)、またはへんこうかく(へんこうかく、polarization angle)は屈折くっせつりつことなる物質ぶっしつ界面かいめんにおいてpへんこう反射はんしゃりつが0となる入射にゅうしゃかくである。へんこうがブルースターかく入射にゅうしゃしたとき、反射はんしゃこう完全かんぜんへんこうとなる。発見はっけんしゃディヴィッド・ブルースター名前なまえからブルースターかくばれる。

屈折くっせつりつことなる2つの物質ぶっしつ界面かいめんにある角度かくどをもってひかり入射にゅうしゃするとき、電場でんじょう振動しんどう方向ほうこう入射にゅうしゃめん平行へいこうへんこう成分せいぶんpへんこうと、垂直すいちょくへんこう成分せいぶんsへんこうとでは、反射はんしゃりつことなる。入射にゅうしゃかくを0から徐々じょじょ増加ぞうかしていくと、pへんこう反射はんしゃりつ最初さいしょ減少げんしょうし、ある角度かくど(ブルースターかく)で0となり、その増加ぞうかする。sへんこう反射はんしゃりつ単調たんちょう増加ぞうかする。このような反射はんしゃりつへんこう入射にゅうしゃかく依存いぞんせいは、フレネルのしきあらわされる。

ブルースターかくは2つの物質ぶっしつ屈折くっせつりつからもとめられつぎしきのようになる。

n1は入射にゅうしゃがわ屈折くっせつりつ、n2は透過とうかがわ屈折くっせつりつである。たとえば、屈折くっせつりつ1の空気くうきちゅうから屈折くっせつりつが1.5のガラスに入射にゅうしゃするひかりのブルースターかくやく56である。

入射にゅうしゃかくがブルースターかくのとき、透過とうかこう屈折くっせつこう)と反射はんしゃこうとのなすかくは90となる。

応用おうよう[編集へんしゅう]

たとえばガスレーザーにおいてレーザー媒質ばいしつとなるガスを封入ふうにゅうするかんまどなど、反射はんしゃ損失そんしつきわめてちいさくしたい場所ばしょに、入射にゅうしゃかくがブルースターとなるまどもちいられることがある。このようなまどをブルースターまどという。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]