ブルーボネット (植物しょくぶつ)

テキサス・ブルーボネット

ルピナス属ぞくテキサス・ブルーボネット

ブルーボネット（英えい: Bluebonnet）は、ルピナス属ぞくの紫むらさきや青あおの花はなをつける数すう多おおくの種たねのうちのいくつかに与あたえられる名前なまえ。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく南西なんせい部ぶに非常ひじょうに多おおく見みられ、テキサス州しゅうの州しゅう花はなとして知しられる。花はなびらの形かたちがアメリカへの入植にゅうしょく者しゃの女性じょせいの日ひよけの帽子ぼうしであるボネットに似にていることから名付なづけられた。

ブルーボネットと呼よばれる種たねには以下いかのものも含ふくまれる:

• Lupinus argenteus, silvery lupine
• Lupinus concinnus, Bajada lupine
• Lupinus havardii, Big Bend bluebonnet or Chisos bluebonnet
• Lupinus perennis, wild lupine or blue lupine
• Lupinus plattensis, Nebraska lupine
• Lupinus subcarnosus, sandyland bluebonnet or buffalo clover
• Lupinus texensis, Texas bluebonnet or Texas lupine

1901年ねん3月がつ7日にち、Lupinus subcarnosusのみがテキサス州しゅう花はなとして認みとめられた。しかしテキサス州民しゅうみんの多おおくがLupinus texensisを好このんでいたとされ、1971年ねんにテキサス州しゅう議会ぎかいは州しゅう内ないで見みることができるルピナス属ぞくの類似るいじのいずれの種たねも州しゅう花はなと呼よぶことにした。テキサス州民しゅうみんの間あいだでブルーボネットを摘つまむことは違法いほうであると信しんじられているが、都市とし伝説でんせつであってブルーボネットを摘つまむことを禁きんずる法律ほうりつは存在そんざいしない。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく第だい36代だい大統領だいとうりょうリンドン・ジョンソンの妻つまであるレディ・バード・ジョンソンのハイウェイ美化びか法ほうの尽力じんりょくにより、夫おっとの大統領だいとうりょう退任たいにん後ごにテキサス州しゅう内ないのハイウェイ沿ぞいに在来ざいらい種しゅの植物しょくぶつを植うえることを推奨すいしょうした。以来いらい、春はるになるとブルーボネットの花はながこれらのハイウェイ沿ぞいに満開まんかいになる。家族かぞく写真しゃしんの背景はいけいとして人気にんきで、公安こうあん局きょくはハイウェイでの停車ていしゃに安全あんぜんを呼よびかけている。

メディア

書籍しょせき

• 1983年ねん: 『The Legend of the Bluebonnet』トミー・デパオラ

カレッジ・フットボール

1959年ねんから1987年ねんの12月下旬げじゅん、テキサス州しゅうヒューストンにて「ブルーボネット・ボウル」という名なのボウル・ゲームが行おこなわれていた。