プリ・ジュネス

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プリ・ジュネス（Prix Jeunesse）は、世界せかいの優すぐれた子供こども・青少年せいしょうねん向むけテレビ番組ばんぐみに与あたえられる賞しょう。また、その選考せんこうを行おこなうためにドイツのミュンヘンで2年ねんに1度ど開催かいさいされる、国際こくさい的てきな映像えいぞう祭さい（コンクール）の通称つうしょうである[1][2]。

主催しゅさいのプリ・ジュネス財団ざいだん (Stiftung Prix Jeunesse / The PRIX JEUNESSE Foundation) は、バイエルン放送ほうそう、ミュンヘン市し、第だい2ドイツテレビ (ZDF) などが出資しゅっしする財団ざいだんで[1]、欧州おうしゅう放送ほうそう連合れんごう (EBU) や国際こくさい連合れんごう教育きょういく科学かがく文化ぶんか機関きかん (UNESCO) などの支援しえんを受うけ、1964年ねんから開催かいさいされている[1]。映像えいぞう祭さいの正式せいしき名称めいしょうは"PRIX JEUNESSE INTERNATIONAL XXXX"（XXXに開催かいさい年ねんが入はいる）。訳わけには「ミュンヘン国際こくさい青少年せいしょうねん番組ばんぐみ賞しょう」もある[3]。

歴史れきし[編集へんしゅう]

1962年ねん〜1963年ねん頃ごろ、バイエルン放送ほうそうのテレビ制作せいさく部門ぶもんの責任せきにん者しゃであった Helmut Oeller は、子供こども・青少年せいしょうねん向むけテレビ番組ばんぐみの国際こくさいコンペティションを発展はってんさせることを考かんがえた。欧州おうしゅう放送ほうそう連合れんごう (EBU)、国際こくさい連合れんごう教育きょういく科学かがく文化ぶんか機関きかん (UNESCO)、国際こくさい連合れんごう児童じどう基金ききん (UNICEF)、ミュンヘン市し、バイエルン自由じゆう州しゅうと交渉こうしょうし、これらの組織そしきがプロジェクトを支援しえんすることが確実かくじつとなった。1963年ねん10月8日にちから11日にちまで、準備じゅんびセミナーがミュンヘンで開催かいさいされ、16か国こくから80人にんが参加さんかした。次つぎの月つきに理事りじ会かい（Präsidium. メンバーには、テオドール・マウンツ（ドイツ語ご版ばん）、ハンス＝ヨッヘン・フォーゲル、Christian Wallenreiter、Dieter Sattler、ヘルムート・ベッカー（ドイツ語ご版ばん）を含ふくむ）が、第だい1回かいプリ・ジュネスの準備じゅんび委員いいん会かいを設立せつりつし、映像えいぞう祭さいやコンペティションの目的もくてきや構成こうせいを具体ぐたい化かしていった。1964年ねん6月がつ5日にちから12日にちまで、最初さいしょのプリ・ジュネスが開催かいさいされ、24か国こくの32の放送ほうそう機関きかんから64作品さくひんが応募おうぼされた。

映像えいぞう祭さいで授与じゅよされる賞しょう[編集へんしゅう]

コンクールでは、番組ばんぐみ制作せいさく者しゃ（プロデューサー）たちが集あつまり、互たがいの作品さくひんを試写ししゃ・討論とうろんし、投票とうひょうによって部門ぶもん別べつに受賞じゅしょう作品さくひんを選出せんしゅつする方式ほうしきをとっており[2]、これが大おおきな特徴とくちょうとされる[1]。

プリ・ジュネス2018では、次つぎの各かく賞しょう・各かく部門ぶもんが置おかれている[4]。

プリ・ジュネス（本ほん賞しょう）[編集へんしゅう]

以下いか8部門ぶもんがあり、各かく部門ぶもん最優秀さいゆうしゅう賞しょうが「プリ・ジュネス」と呼よばれる[5]。プリ・ジュネスは「子供こども番組ばんぐみのオスカー」[2][6]と称しょうされるという。

  • 6歳さい以下いかフィクション部門ぶもん (Up to 6 Fiction)
  • 6歳さい以下いかノンフィクション部門ぶもん (Up to 6 Non-Fiction)
  • 7～10歳さいフィクション部門ぶもん (7-10 Fiction)
  • 7～10歳さいノンフィクション部門ぶもん (7-10 Non-Fiction)
  • 11～15歳さいフィクション部門ぶもん (11-15 Fiction)
  • 11～15歳さいノンフィクション部門ぶもん (11-15 Non-Fiction)

特別とくべつ賞しょう[編集へんしゅう]

以下いかの特別とくべつ賞しょう (Special Prizes) が設もうけられている。

  • ユネスコ特別とくべつ賞しょう (In the name of UNESCO)
  • ユニセフ特別とくべつ賞しょう (In the name of UNICEF)
  • ジェンダー公正こうせい賞しょう (Gender Equity Prize)

子こども審査しんさ員いん賞しょう[編集へんしゅう]

また、以下いか各かく部門ぶもんの「子こども審査しんさ員いん賞しょう」 (Prize of the Children's Jury)、

  • 7～10歳さいフィクション部門ぶもん (7-10 Fiction)
  • 7～10歳さいノンフィクション部門ぶもん (7-10 Non-Fiction)

以下いか各かく部門ぶもんの「国際こくさい子こども審査しんさ員いん賞しょう」 (Prize of the International Youth Jury) がある。

  • 11～15歳さいフィクション部門ぶもん (11-15 Fiction)
  • 11～15歳さいノンフィクション部門ぶもん (11-15 Non-Fiction)

その他たの賞しょう[編集へんしゅう]

  • 短編たんぺん賞しょう (Shorts Prize)
  • テーマ賞しょう (Shorts Prize)
  • Interactivity Prize
  • SPECIAL ACHIEVEMENT PRIZE
  • PRIX JEUNESSE INTERNATIONAL Heart Prize

が設もうけられている。

主要しゅような受賞じゅしょう番組ばんぐみ[編集へんしゅう]

1964年ねん
  • 「仲間なかまが欲ほしい」（NHK） - 青少年せいしょうねん番組ばんぐみ部門ぶもん 最優秀さいゆうしゅう賞しょう[1]
1970年ねん
1990年ねん
  • ピングー「ピンガの迷子まいご」 - アニメーション部門ぶもん
2004年ねん
番組ばんぐみ部門ぶもん（7部門ぶもん）.ウェブ部門ぶもん（2部門ぶもん）の計けい9部門ぶもん。番組ばんぐみ部門ぶもんには、65の国くに・地域ちいきの118放送ほうそう局きょくから280作品さくひんが応募おうぼした[1]
  • ピタゴラスイッチ 25話わ「みかたをかえてみる」（NHK） - 6歳さい以下いかノンフィクション部門ぶもん 最優秀さいゆうしゅう賞しょう[3][1]
2018年ねん
  • ピタゴラスイッチ「ビーだま・ビーすけの大だい冒険ぼうけんスペシャル！ ～黒くろ玉だま軍ぐんに気きをつけろ～」NHK - 6歳さい以下いかフィクション部門ぶもん 最優秀さいゆうしゅう賞しょう[4][7]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g “ドイツ「プリ・ジュネス２００４」 ＮＨＫ「ピタゴラスイッチ」が部門ぶもん最優秀さいゆうしゅう賞しょうを受賞じゅしょう” (pdf). NHK (2004年ねん6月がつ20日はつか). 2020年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c “「プリ・ジュネス2018」での受賞じゅしょうについて”. NHKエデュケーショナル (2018年ねん6月がつ13日にち). 2020年ねん5月がつ29日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b “2004年ねん”. NHK コンクール受賞じゅしょう番組ばんぐみ. NHK. 2020年ねん5月がつ29日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b “PRIX JEUNESSE INTERNATIONAL 2018”. The PRIX JEUNESSE Foundation. 2020年ねん5月がつ29日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “2018年ねん”. NHK コンクール受賞じゅしょう番組ばんぐみ. NHK. 2020年ねん5月がつ29日にち閲覧えつらん。
  6. ^ Karin Janker (2014年ねん5月がつ). “50 Years Prix Jeunesse: THE “OSCAR” OF CHILDREN’S TELEVISION”. Goethe-Institut. 2020年ねん5月がつ29日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “プリ・ジュネスで受賞じゅしょうしました。”. NHK コンクール受賞じゅしょう番組ばんぐみ. NHK (2018年ねん5月がつ30日にち). 2020年ねん5月がつ29日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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