ポール・ケロッグ

ポール・アンダーウッド・ケロッグ（Paul Underwood Kellogg、1879年ねん - 1958年ねん）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのジャーナリスト。

生涯しょうがい

ミシガン州しゅうの生うまれ。ジャーナリストとしての活動かつどうの後のち、コロンビア大学ころんびあだいがくで学まなぶためニューヨークに移うつった。

大学だいがくを出でてからCharities Magazineで働はたらいた後のち、ピッツバーグで生活せいかつに関かんするより深ふかい研究けんきゅうに従事じゅうじ。『ピッツバーグ・サーヴェイ（1910年ねん-1914年ねん）』として出版しゅっぱんされたそれは、社会しゃかい改革かいかくを助たすける調査ちょうさ活動かつどうに従事じゅうじしたいと望のぞむ社会しゃかい学者がくしゃにとってのひとつの模範もはんとなった。

ケロッグはCharities Magazineに復帰ふっきし、そのタイトルをSurvey Magazineと改称かいしょうした。彼かれは1912年ねん編集へんしゅう者しゃとなり、数すう年ねんのうちにそれはアメリカの代表だいひょう的てきな社会しゃかい調査ちょうさ雑誌ざっしになった。

アメリカが第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんに参戦さんせんに反対はんたいする一人ひとりとして、ケロッグは、ジェーン・アダムズやオズワルド・ギャリソン・ウィラードと共ともに大だい富豪ふごうヘンリー・フォードを説得せっとくし、ストックフォルムで世界せかい平和へいわ会議かいぎを開催かいさいするよう試こころみた。フォードも最後さいごにはヨーロッパに平和へいわ活動かつどう家かを送おくりこみ、戦争せんそう終結しゅうけつの交渉こうしょうが出来できるのではないかと考かんがえるに至いたった。彼かれは、オスカー二に世せい号ごうという船ふねをチャーターし、1915年ねんニュージャージーのホボーケン埠頭ふとうから船出ふなでした。フォードの平和へいわの船ふねは、1916年ねんストックホルムに到着とうちゃくし、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、そしてアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくからの代表だいひょうと共ともに平和へいわ会議かいぎが開ひらかれた。

1920年代ねんだい、ケロッグは、人々ひとびとが政治せいじ的てきな信念しんねんから迫害はくがいを受うけているありさまを、ウィルソンによって司法しほう長官ちょうかんに任命にんめいされたＡ・ミッチェル・パーマーから知しらされ愕然がくぜんとさせられた。彼かれはこうした迫害はくがいに反対はんたいする運動うんどうとして1920年ねんにはロジャー・ボールドウィン、ノーマン・トーマス、クリスタル・イーストマン、ジェーン・アダムズ、クラレンス・ダロウ、ジョン・デューイ、アブラハム・マスト、エリザベス・ガーレイ、そしてアプトン・シンクレアとともに、アメリカ市民しみんの自由じゆう連合れんごう（the American Civil Liberties Union）を結成けっせいする。

1927年ねん、ケロッグは、ジョン・ドス・パソス、アリス・ハミルトン、ジェーン・アダムズ、アプトン・シンクレア、ドロシー・パーカー、ベン・シャーン、エドナ・セント・ヴィンセント・ミレイ、フロイド・デル、ジョージ・バーナード・ショー、そしてハーバート・ジョージ・ウェルズと共ともにニコラ・サッコとバルトロメオ・バンゼッティの死刑しけい阻止そしの運動うんどうを展開てんかいした。 この事件じけんの判事はんじウェブスター・タイアーの原審げんしんにおける訴訟そしょう指揮しきが批判ひはんされたにも拘かかわらず、死刑しけいは1927年ねん8月がつ23日にちに執行しっこうされた。

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• サッコ・ヴァンゼッティ事件じけん